無事、これ名馬 (新潮文庫)

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著者 : 宇江佐真理
  • 新潮社 (2008年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101199238

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無事、これ名馬 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 江戸町火消しの親方一家と、ひょんなことからそこに弟子入りした武家の少年。

    ブクログではじめて感想書きました。
    う~む、なんだかよくワカンネ・・・・・・。

  • 意気地なしだけど癒し系の“たろちゃん”こと、太郎左衛門と、江戸っ子気質の町人・吉蔵やお栄たちの交流を描く、連作モノ。
    人はそれぞれ、色々なものを抱えながら生きていく、ということが江戸情緒豊かに描かれています。
    地味かもしれませんが、秀逸な一冊かと。

  • ゆるい小説。
    著者のあとがきを読んで、
    この作品を書いた理由はわかった。
    文庫の解説は、まとまっている。

  • 小説新潮2003年9月号、2004年2月号、6月号、9月号、11月号、2005年02月号に連載された6話の連作短編を2005年9月に刊行。2008年5月文庫化。再読ですが、7才の太郎左衛門こと、たろちゃんが、楽しくて良いです。6話めで、大人になった、たろちゃんのことが語られ、うまいまとめだなあと感心しました。心に残ります。

  • 【本の内容】
    吉蔵は町火消し「は組」の頭。

    火の手が上がれば、組を率いて駆け付け、命懸けで火事を鎮める。

    そんな吉蔵に、武家の息子・村椿太郎左衛門が弟子入りを志願してきた。

    生来の臆病ゆえに、剣術の試合にどうしても勝てない太郎左衛門。

    吉蔵の心意気に感化され、生まれ変わることができるのか…。

    少年の成長と、彼を見守る大人たちの人生模様を、哀歓鮮やかに描き上げる、傑作時代小説。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 最後、婚儀まで寿命をまっとうした辺りも
    余韻があってよかった。
    ★を減らしたのは、キリキリ母上にちょっと幻滅したから。
    続編ではないけれど、こうして他作の登場人物のその後が
    あらまぁという感じに判るのも善し悪しかな(苦笑)

  • とてもよい本だった。
    たろちゃんを可愛がるは組の面々が皆、優しい。
    吉蔵さんも良いけど、お栄の優しさ強さは憧れる。
    たろちゃんもとても賢く優しい子で可愛らしかった。
    前作だと紀乃がとても可愛らしかったのに、ずいぶんと険のあるお母さんになっていてそれはがっかりした。

  • 火消しの頭、吉蔵は武家の少年に「男の道をご教示願いたい」と請われる

    臆病者の少年、太郎左衛門は吉蔵一家や火消しと交流を重ね成長していく

    吉蔵も太郎左衛門との関わりで大切なことを学ぶ

  • ふわっとした安心感

  • L
    春風ぞ吹く、五郎太の嫡男の話。猛烈に太郎左衛門、かわゆい。かわゆい、から頬ずりする吉蔵の家族たちの気持ちがよくわかる。とはいえ、太郎左衛門は添え物。本筋は吉蔵、町火消しの家族の話。
    それにしても五郎太と一緒になった紀乃が酷い母親になっていて、添い遂げるまでの話が台無しになっていた。五郎太の母、里江は変わらずな気性で安堵。あんな母親から太郎左衛門みたいな良い子が育つとは。父親の考えと町人たちのおかげかなぁ。

  • 春風ぞ吹くの五郎太の息子、太郎左衛門が、鳶の頭に弟子入りして「男の道」を指南される?

    弱虫の太郎左衛門が、弱虫を克服したいと鳶の頭に弟子入りするが、泣き虫はなかなか直らず…。

    父の五郎太はある程度大人になった太郎左衛門をこう評する。
    「無事、これ名馬」と。

    武士の子に生まれ、手柄に逸りもせず、学問でしくじって自戒した友達のように生き急ぐこともなく。

    長く生きて、よく働く馬が名馬である。 人も然別。

    何も出世だけが名馬なわけではない。…確かに!

  • 宇江佐真理氏著作 「無地、これ名馬」です。
    ”ああ、あれから茫々と時はすぎた。まるで夢のような日々だったと吉蔵は思う。”
    この段落こそ、氏は書きたかったのではと思ってしまう。
    平家物語に、”清見が関うちすぎて、富士のすそ野になりぬれば、北には青山峨々として、松吹く風索々たり。南には蒼海漫々として、岸うつ浪も茫々たり。”とあるそうですが、劣らず引かれたしまう。「茫々と」はなんと素敵な言葉だ。茫々と時を過ごしてみたい……。

    大辞林(三省堂)では、
    ①果てしなく広々としているさま。
    ②ぼんやりとしてはっきりしないさま。
    ③毛や髪が草が生い乱れているさま。
    ④風や波の音などの激しいさま。
    なるほど、茫々は、”時の過ぎ行くままに”ではありえない。
    「…とあったが、今見渡すと過ぎ越しき日々は広々な草原の只中にあり」

    著者「文庫のためのあとがき」にて
     『どの子も大人になれば社会の一員である。「は組」の吉蔵やお栄のように他人様の子供にも暖かい眼を注げる大人でありたいと、今は心底思っている。』
    ペンネーム宇江佐真理は、”気まぐれ、お天気屋の女性が心理を追求する”だそうで。真理とは覚悟のほどをおもい至ネームです。

  • 難しい人間関係や淡い恋物語を、火消しの一家を主軸に、たろちゃんが一人前の武士に育っていく、涙無くては語れない物語。

  • 宇江佐さん、文句なし!

    わたしはぞっこんになりました。

    皆さんも江戸市井ものを堪能あれ。

  • たろちゃんいいよ、かわいいよ。

  • 宇江佐さんの本で一番好きかも。
    たろちゃんはいい男です。

  • 再読した。
    改めて、たろちゃんは愛しいナイスガイ!
    たろちゃんを囲む周りの人々も人間味があってしみじみと温かく、時には現代にも通じる厳しさも表現されていて、最後まで飽きること無く読ませます。

  • たろちゃんかわいい。思わず含み笑いしてしまうかわいさは癒し。

  • 時代小説面白いよー。宇江佐さんが道民っていうことで、俄然これからも応援していきたいと思った次第。

    たろちゃんが可愛くて可愛くて和んだ。

  • たろちゃんが可愛いんです!

  • ふっと笑えてほろっとする。
    この著者の書く物語はどうしてこう、読み終わった後じわっと物悲しくなるんだろう。

  • 大分前に読了。

    「無事、これ名馬」その通り。

  • 昇華されない恋心って、人も自分も傷つけるんだ。と、再認識しました。

  • 吉蔵は、町火消しの「は組み」の頭。
    その吉蔵の元に、武家の息子である村椿太郎左衛門が、「頭、拙者を男にしてください」と弟子入りを志願する。
    少年の成長や、少年を見守る大人たちのエピソードを描いた作品。

    読後感のよさは、さすが、宇江佐作品だなぁと。
    太郎左衛門がかわいらしいです。


  • 宇江佐真理さんの作品は、いつも本当に美しい。
    作者の心ばえがやさしく品があるのだろう。


    表現がとっぴなのでもなく、唐突な設定もない。
    市井の人々が過ごす日常。
    時に涙し、理不尽に憤り、そうしてほっこりと笑う。


    ただの日常がこんなにも貴重でいとおしい。
    それに気づかされる、珠玉の作品。
    巡りあえてよかった。

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