最後の恋 プレミアム―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2011年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101201245

最後の恋 プレミアム―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 森絵都さんの『気分上々』に載ってた「ヨハネスブルクのマフィア」きっかけで、図書館で借りてきました。
    私は、好きな作家さんが偏っているのでいろんな方の短編が読めてとてもよかったです。

    「それは秘密の」がよかったです・・・!唯一の男性視点のお話で新鮮でした。顔もほとんどわからず、名前も知らない相手と過ごした不思議で特別な一夜。
    随所できゅんとしました。特に、最後の別れと会話、お互いの日常にもどっていくところ・・・

    最後の恋のとらえ方がそれぞれ全然違ってておもしろかったです。
    「TUNAMI」と「ときめき」は変化球な感じでした。村山さんのは相手が驚きで、悲しいんだけどあたたかい気持ちになれました。島本さんのは視点がおどろきでした。
    「森で待つ」はせつなくて、ちょっと怖かったです。なんだか、最後のシーンがロマンティックなようでどこか怖いと感じました。カワウソへの嫉妬が、何歳になっても女は女だなぁって思わされました。
    「ブーツ」は思いのほかせつなかったです。タイトルのとおり、最後のブーツの件が・・・

  • 以前読んだアンソロジー『最後の恋』のプレミアムバージョンということで。
    あらすじの、ままならない心を甘受する方法を、っていうフレーズ、とてもよいです。

    「ブーツ」井上荒野
    バーで演奏するバンドの臨場感があって雰囲気ごと楽しめました。
    レイモンドのこと好きだったのかなぁ。
    好きというより、執着に近いような。
    なんだかその感情ってすこし分かるような気がします。

    「ヨハネスブルグのマフィア」森絵都
    描写や比喩がすごく好みだった。
    まさに最後の恋、というテーマに相応しい話だったと思います。
    何年経っても、他の人と結ばれても、思い出すだけで身体が発熱するような恋。
    まさにままならないって感じだ。

    「それは秘密の」乃南アサ
    むしろ恋の始まりのを描いたかのようなストーリー。
    ミステリ作家というだけあってか、サスペンス調のようにも感じて少しゾクッとするところすらありました。
    でもおもしろかった!

    最後の恋、って人によって本当にいろんな捉え方があるんだなと実感した一冊です。

  • 最後の恋(女性作家編)が良かったと思ったので、期待を込めて、読み進めていった。最後の恋だが、年齢層もバラバラなので、色々な世代間の考えなどが垣間見え、良かった。
    特に良かったのは、森絵都さん、阿川佐和子さん、乃南アサさんの話である。
    阿川佐和子さんのは、イゾにやきもきしてしまったが、妻とカワウソが話し合ううちに、カワウソが人生を棒に振られたと感じ、気の毒で居た堪れない気持ちになってしまう。イゾが旅に出てしまい、夫婦生活が終わってしまうのか思った矢先に、イゾが妻のもとへ帰ってきて、壮大な景色を見せたのは、ほんとうに愛し合っているからこそなんだなと感じた。
    森絵都さんのは、一瞬の恋という、タイトルにあっているなと感じる話だった。出会った彼を追いかけるかのようにアフリカに旅行した女性。そこには一瞬の恋ではあるが未練も感じさせるなと。「人間は恋の始点を選べない。同時に終点も選べない」というのが印象に残った。自分の最後の恋はどうなるのかわからない、最後の恋は結婚ではなく、また違ったものなのかもしれないなと感じる。
    乃南アサさんのは、他の作者が女性視点なのに対し、男性視点で書かれていたのが良かった。「辛くたって、未来に向かえる分、希望の方が大きいでしょう」というのに心が打たれた。歌が出てきたときは、頭の中でメロディーが流れながら読みすすめてしまった次第である。

  • 前作が面白かっただけに期待が大きすぎた

  • 恋愛小説は、あまり読まないのですが、気分転換にセレクトしてみました。
    アンソロジーだから読み易かったです。
    「甘い記憶」と「ヨハネスブルグのマフィア」が良かったかな。
    「TSUNAMI」は切ない。
    「それは秘密の」は、ヒロインが浮世離れした感じに描かれていたので、「実は人ではないのでは!?」と勝手に妄想していましたが、そんな事はなく・・・ちゃんと「人」でした(^-^;
    これ以外の作品にも、多かれ少なかれ不思議なフワフワとした雰囲気を感じつつ、読了となりました☆
    これは、第2弾なんですね。
    第1弾も読んでみよう。

  • 『最後の恋』をテーマにした女性作家によるアンソロジー、第2弾だ。
    名だたる作家が名を連ね、それぞれの「最後の恋」を描いている。
    人間ではないものを主役に据えた物語もあれば、失われたものにしがみつく物語も、ほんの一瞬の逢瀬に胸をあたためる物語もある。
    いろいろな作風が楽しめ、どの短編もさらりと読める手軽さでいい。

  • しばらく前に読んだ。
    心に残っているのは最終章、乃南さんの話しだけ。
    なんでかな、自分にもわからない。

  • 強いて言えば「甘い記憶」かな・・・。

  • 「最後」の恋と銘打ってるだけに、苦さの中のほのかな甘さがどのストーリーも印象的。それぞれに個性的ではあるけど、大人ならではの心の震わせ方。最後の恋だからこそのときめきだなぁ、胸に響くなぁ。
    特に好きなのは森絵都「ヨハネスブルグのマフィア」。この話が詠みたくて購入。「人間は恋の始点を自分では選べない。同時に、終点も選ぶことはできない。」という一文が印象的。
    そして、乃南アサ「それは秘密の。」スリリングなのに甘やかで、ドラマチックで。読後も余韻に浸っていました。
    派手さはないけど味わい深い。読み返すほどにじわじわきそう。

  • 7人の女性作家による「最後の恋」をテーマにした
    短編集
    それぞれ雰囲気がまったく違うので
    いろんな味わい。

    恋にもいろいろある
    人生をささげた恋、次を予感させる恋
    次元を超える恋・・・

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最後の恋 プレミアム―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)の作品紹介

これで、最後。そう切に願っても、恋の行く末は選べない。大人になるほど、いちばん悲しいことがどんどん誰にも話せなくなる。だけど…。今なら前より知っている、ままならない心を甘受する方法を。泣きたい記憶を、自分だけのものとして慈しむやり方を。7人の作家が「最高の恋」の終わりとその先を描き出し、またいつか新たな出会いを受け入れたくなる、極上の恋愛アンソロジー。

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