アケルダマ (新潮文庫)

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著者 : 田中啓文
  • 新潮社 (2015年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (711ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101201719

アケルダマ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • まさしく「ムー」系のジュブナイル。 
    しかも、昭和のジュブナイル。 
    けっしてラノベではありません(笑) 
    それにしても、展開が唐突。 
    ま、ジュブナイルなんで良しとしましょう。 
    半村良の「産霊山秘録」と同列にしちゃいなんな~と個人的には思います。 
    ☆3つ(2.5)

  • オカルト?伝記ロマン?独特な風習のある土地に転校してきた女子校生が危険に巻き込まれるが、実はその子こそが…という流れ。キリストの復活とか使徒とかはついていけなかった。

  • 閉鎖的な地方に引っ越した女子高生が、奇妙な生徒会に巻き込まれるところから始まる伝奇小説。
    日ユ同祖論から始まり、イエスと吸血鬼の関係、ユダが人類側でイエスと十一使徒が人類の敵など、どこかで見たことがある感じで話が進みイエスを再封印する話。
    ユダ側も怪しげな雰囲気のため最後に一捻りあるかと思ったが、特になく神様は人間の事なんか気にしてないよね、という素直な終わり。

  • アケルダマ。この奇妙なタイトルを見て、咄嗟に新約聖書の福音書を思い浮かべる人は、残念ながら日本ではそう多くないと思う。
    すぐに本書中で触れられるが、これは裏切り者の代名詞ともなっている「ユダ」が、キリストを銀貨30枚でユダヤの大祭司に売り渡し、その後その銀貨をもって購入した地所であり、ユダはその地で首をくくった(または身を投げた)。
    と、されている。
    まあ福音書というものは、イエス・キリストが死んでから何世紀か後に記されたものであるから、真偽のほどは定かではない。
    しかし本書を読むまで、新約聖書にこれほど「血」に関する描写が多い事に、迂闊にも私は気付いていなかった。
    子供の頃から何度となく再読しているにもかかわらず。
    作中、聖書からの引用は最も日本で普及しているであろう口語訳を用いているが、登場人物のうち聖書に関連する人物名は全て英語式となっていて、これも一般にはわかりづらい仕掛けと思う。
    そういや、聖書に登場する何人かのヤコブは、英語だとJamesになっているのとJacobになってるのとあるのか……ううむ、どこに差があるんでしょうねえ。
    本作は伝奇小説家としての田中啓文が独自のアプローチで聖書を読み解いた伝奇小説でありながら、主人公を性格的にはごく普通の女子高生とした事で、よりライトな青春小説風味を与えており、ライトノベル間隔でどんどん読めるにもかかわらず、骨太のしっかりとした伝奇小説でもあるという、一冊で二度美味しい作りになっていた。
    『水霊』にならぶ大ヒットになるのではないかと期待!

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アケルダマ (新潮文庫)の作品紹介

キリスト再臨のときが訪れた! 古より長らえてきた使徒が日本に眠る主のもとに集結。その目的は世界を地獄へ変えること――?! 異能力を持つ女子高生転毘巴は運命に従い、光と闇の決戦に挑む。彼女を助けるのはオカルトマニアの青年、沢田瞬。謎めく生徒会、頻発する吸血事件、イエス渡来伝説、そして“背信者”ユダの真実。伝奇ジュヴナイルの熱気と興奮、今ここに完全復活。

アケルダマ (新潮文庫)はこんな本です

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