絶叫城殺人事件 (新潮文庫)

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著者 : 有栖川有栖
  • 新潮社 (2004年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101204338

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有栖川 有栖
有栖川 有栖
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絶叫城殺人事件 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • お気に入りは黒鳥亭殺人事件と月宮殿殺人事件。黒鳥亭は女の子との会話のやりとりが、月宮殿は建物の描写がとても綺麗で印象的。

  • 【気分転換シリーズ】

    火村英生の短編シリーズ。
    ①黒鳥亭殺人事件
    小さい子供が出てくる殺人事件はちょっと悲しい。ミステリとしてはいい出来。

    ②壺中案殺人事件
    トリックがそんなに面白くなかった。

    ③月宮殿殺人事件
    この話は好き。ホームレスのおっちゃんが建てた建物の描写がきれい。

    ④雪華楼殺人事件
    この話はいまいち。あんな謎解きはないだろう。偶然じゃん。

    ⑤紅雨荘殺人事件
    物語に入れず、建物のきれいなイメージも持てず。

    ⑥絶叫城殺人事件
    この短編集の中で一番派手な事件。警察の大規模な捜査や事件の魅力、「安易なゲーム批判」への批判、見ていて面白かった。ただ、本当の連続殺人犯への細かい描写がもっとほしかった。

  • まえから気になってた有栖川有栖。6つの建物で起きた殺人事件を火村と有栖が解決するミステリ。

    ホラー要素もあってこわいとこもあったけど短編なので読みやすかった。個人的に紅雨荘の話が好き。

  • 「絶叫城殺人事件」
    静かな作品が多かった中でこの作品が一番読みやすかった。 犯人も意外だったし。
    最後の被害者の気持ちを考えるとなんとも言えなくて深く考えさせられた。

  • 『黒鳥亭殺人事件』と『絶叫城殺人事件』のために星五つ。
    有栖川作品の特徴である寂寥感が色濃い短編集だと思う。

    『黒鳥亭殺人事件』では、終盤、真樹ちゃんの天使のように無垢な振る舞いと笑顔が胸を打つ。
    なんの自覚もないままに行ってしまったことだけど、将来成長して過去の自分の行いに気づいたとき、彼女はどうなるんだろう。子どもの無垢さというのは、雪のように綺麗で儚いものだなと思った。

    『絶叫城殺人事件』は有栖川作品の中でも一、二を争うほど好きな作品。
    まずは作中のゲーム『絶叫城』がすごく面白そう。久しぶりにゲームがしたいなと思ってしまった。
    この作品で印象的なのは、後半のアリスの激昂。火村のためにフィールドワークに同行し、静かな語り部に徹するアリスが、ここまで感情を荒ぶらせるのは珍しいことで、すごく印象的。

    『雪華楼殺人事件』は「こりゃないだろー」っていう仕掛けだけど、涼とみずえの若くも悲しい生活を描写する筆力に呑まれて、まんまと切ない気持ちになってしまった。

  • 有栖川有栖に初めて出会った本。久しぶりに本を読んだ感じ、良かった。

  • 何となく物足りない感じ。面白かったし、決して中途半端な感じはしないんだけど、「面白くなってきたぞー」と感じ始めたところで結末が降ってきて、スパンっと打ち切られちゃう感じがして乗り切れなかったのが残念でした。
    「月宮殿殺人事件」が好みだったかな。
    浜さんの高さんへの思いや、サボテンを命の次に大切だと思うような高さんの亡くなった奥様への純粋な愛情とか、そーいうベタなものに感動してしまいました。
    そして、やっぱり「絶叫城殺人事件」...ドラマの時も思ったけど、やっぱり、この結末はやりきれないなー。

  • 短編集。作家アリスシリーズ12作目。
    「絶叫城殺人事件」
    女性ばかりが襲われ殺害される事件が続いた。
    被害者は口の中に何かが記された紙片を押し込まれていた。
    書かれていた文字は「NIGHT PROWLER」…夜、うろつく者。
    ゲーム・ソフト「絶叫城」に登場する怪物の名称である。
    「絶叫城」とは、昼間は絶叫城の秘密を探るために手がかりを求めて城内を調べ回る。
    夜になると、ナイト・プローラーからただひたすら逃げ回るゲーム。
    すべての手がかりを手に入れ絶叫城の謎を解くと、ナイト・プローラーは消滅する。
    次の瞬間、謎を解きナイト・プローラーを倒したプレーヤー自身が妄想と狂気の城を引き継ぎ、自らがナイト・プローラーとなるのだ。
    最後の犠牲者である大和田雪枝の部屋を警察とともに訪れる火村とアリス。
    かすかに残っていた鳥の匂いに気がついたアリスは、雪枝が鳥を飼っていたのでは?と考える。
    それをきっかけに、事件はまったく別の様相をみせ始める。
    なぜ雪枝は死ななくてはならなかったのか。
    そもそも、雪枝は殺されたのか。それとも…。
    犯人の動機が理解できない。
    アリスが言うように、空っぽの心には何でも入ってしまうのだろうか。
    善悪の区別も、命の尊さも、罪の意識も、何もない。
    何もわかっていない。わかろうともしない。
    かつて火村は「人を殺したい」と渇望したことがある。
    すべてをわかったうえで、それでも願望を抱いた火村。
    何もわからずに次々と人を殺していった犯人。
    火村と犯人の違いを考えると、尚いっそう火村の中が抱えている危うさに気持ちが向かってしまう。
    犯人の動機や犯人を取り巻く状況を考えると、けっして良い後味は残さない。
    それでも、読みごたえのある物語だった。

  • 作家アリスシリーズ#11

  • 内容紹介
    「NIGHT PROWLER(夜、うろつく者)」と記された小さな紙片を、口の中に押し込まれ、次々と殺害される若い女。残酷な無差別殺人事件の陰には、カルトなホラー・ゲームに登場するヴァーチャルな怪物が――。暗鬱の「絶叫城」に展開する表題作ほか、「黒鳥亭」「壺中庵」「月宮殿」「雪華楼」「紅雨荘」と、底知れぬ恐怖を孕んで闇に聳える六つの迷宮の謎に、火村とアリスのコンビが挑む。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    えええええ~...
    文庫あったの~...
    見つけられなかったよ...?

    文庫でしか本読まないのに、ハードカバーで読んじゃったよ...
    久しぶりで新鮮だったけど持ち歩けなくて時間かかった(´▽`)

    1..黒烏亭殺人事件
    2.壺中庵殺人事件
    3.月宮殿殺人事件
    4.雪華楼殺人事件
    5.紅雨荘殺人事件
    6.絶叫城殺人事件

    それぞれ特徴的な建物で起こる殺人事件を書いた短編集です。
    実はこの中には...建物名じゃないものもあるんだよ...フフフ...
    謎解きにつながるので秘密だけどね...(←おおげさ)

    考えてみたら建物の名前って、海外のミステリーではよく見る気がしますね。
    タイトルにはならないにしても、クリスティの作品なんかではよく出てくる。
    日本ではあまりないかな?
    建物(個人の家)に愛称つける習慣ないからね~
    マンション名とかじゃ味気ないし。
    (○○ハイム殺人事件とか?)

    ま、それはおいておいて。
    そんな中でも、愛称のつくような特徴的な建物に住んでいるだけあって、
    被害者になってしまった方々もとても個性豊かな人たち。

    「壺中庵」では、壺のような狭い地下室を好んだ男性が。
    「月宮殿」では、ゴミ?廃棄物?で、不思議な大きな建物を違法に建築しちゃう人が。
    「紅雨荘」では、仕事に生き、子供たち仕事以上には愛せなかった?女性が。
    「絶叫城」では...って、これだけが実在する建物じゃないんだった。(どれも実在してないよ)

    最近読んだ火村シリーズ、「え?ミステリー?」みたいないわゆるアンフェアものも多かったですが、
    今回は正統派ミステリーに思えましたね~。

    最後の「絶叫城」は現代的ですよね。
    ゲームに見立てた連続殺人、って言う...
    ほんとこう言うの許せないですよねヾ(*`Д´)ノケシカラン

    しかも最後の被害者があんな死に方したのに
    平然と火村&有栖川と相対する犯人ね!
    ほんとに自業自得だよね!ヾ(*`Д´)ノ

    ぷふぅ~...失礼いたしました。
    思わず><

    これもまた、作家さんの力量のなせる業、と言うことでお許しを...

    にしても、アリスの存在っていいなぁ~。
    作家なのに気取ってないし、けっこうボケるし(天然?)、
    ワトソン役だからそうなってるのかも知れないけど、
    おかげで火村先生が相対的に男性として魅力的に見えるわw

    アリスも人柄は最高だしね~。
    やっぱコンビ萌えってあるよね♡(ごめんなさい←謝るの早い)

    あー。
    早く読み終わってドラマ見たいわ~。

  • 「絶叫城殺人事件」

    もうなんていうか中身の薄い薄い推理小説でちっとも面白くなかった!ぶ!。

  • この人のは初。短編であったかな?

    ドラマを見てしまった分、各ストーリーに物足りなさを感じてしまった。でも、文章とかは好きだし、気になる箇所もあったので、他の作品も読んでみよう。

  • 館?にまつわる短編集。

    「黒鳥亭殺人事件」
    「絶叫城殺人事件」
    が良かったかな。

  • 大学助教授の火村と小説家の有栖川が活躍するミステリ短編集。
    毎回、先入観の裏を突く結末が待っています。サッカーでいうところの表からの裏展開でゴールを決められる感じ。(笑)

  • 有栖川さん2作目ですが、平凡に見えてちょっとスパイスがきいている・・・といった感じでしょうか。月宮殿殺人事件が一番良かったです。

  • 【臨床犯罪学者 火村英生の推理】がドラマ化されたそうで
    第一話が、絶叫城殺人事件とのこと。
    キャストがイメージと全く違うので、ドラマは見ないけど
    本は積んであったので、読んでみることにした(^◇^;)
    「黒鳥亭殺人事件」「壷中庵殺人事件」「月宮殿殺人事件」
    「雪華楼殺人事件」「紅雨荘殺人事件」「絶叫城殺人事件」表題作の
    六篇の短編集です。この短編集は結構気に入りました。
    が、一番驚いたのは火村の携帯の着メロだったかもしれない。

  • 【図書館本】表題作「絶叫城」と「紅雨荘」が好み、かな。全体的にヒムアリ率低くて寂しかった。けど、(結末は置いといて)事件内容は引き込まれるものが多く、読んでて楽しかった。ほとんどが大阪の事件で船曳警部やら森下くんがいっぱい拝めたし、片桐さんも出てきたし。お気に入りキャラが多く登場してくれたのは嬉しかった。アリスの黒い一面が見れたのもね! やっぱり作家シリーズ好きだっ!

  • 有栖川さん初の「◯◯殺人事件」タイトル。
    6篇収録の短編集で、◯◯の部分には全て印象的な建造物の名称を冠しています。
    「黒鳥亭殺人事件」
    「壺中庵殺人事件」
    「月宮殿殺人事件」
    「雪華楼殺人事件」
    「紅雨荘殺人事件」
    そして、表題作の「絶叫城殺人事件」

    内容もバラエティ豊かで、
    友人から聞いた話を基に真相を導き出す安楽椅子探偵風(現場に赴いているので正確には違いますが)、密室殺人事件、フーダニット、ハウダニット、etc…

    名前とともに共通しているのが“夜”のイメージ。

    それと真実が明らかになってもスッキリするというより切なく哀しい事実が明るみにでたりやりきれない気持ちになる作品が多いこと。

    表題作の絶叫城殺人事件は、衝撃的且つやりきれない真相が待っていますが、視覚効果が強そうな内容で映像化に選ばれたのも納得な気がします。
    どんな風にドラマで再現されるのか、見るのが楽しみです。

  • ドラマ一話目が表題作らしいので。有栖川さんには珍しく、題名に「殺人事件」が入った作品ばかり。印象深かったのは黒鳥亭、二十の扉の答えが事件の犯人(?)と良く重なっていてうまいなぁと感激。そして表題作。「NIGHT PROWLER」と書かれた紙片を口に押し込まれた遺体が発見、その裏に絶叫城というひらーゲームの陰。そして、なんと皮肉な動機。後味が悪いです、もちろん良い意味で。「らしい」とか「らしくない」とか言う話をしてしまえば「らしくない」という評価が下りそうですが、そんなのは関係なく面白いです。

  • 特徴的な建物が登場する6編の短編集。各編、色彩が鮮やかに思い浮かぶものの事件のせいでどれも薄暗い(紅雨荘は除く)。真樹たそとアリスのやりとりとラストが良い黒鳥亭が一番好み。絶叫城は真相が早々と掴めたけどこれも嫌な気分になるので好き

  • 6つの作品から構成される短編集。表題作の「絶叫城殺人事件」のラストが皮肉めいていてとても面白かった。

  • 短編なので火村の推理すぱっとキマる。

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