七つの死者の囁き (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2008年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101204352

七つの死者の囁き (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「死者」がテーマの短編集。意外といい話が多め。技巧で魅せる道尾秀介と筆致で魅せる恒川光太郎らの独擅場といった印象の一冊。(カズハ)

    ・流れ星のつくり方(道尾秀介)
    "「ねえ、僕、何やってたと思う?――お父さんとお母さんが殺された家で、何やってたと思う?自分の部屋で机に向かって、何やってたと思う?」"
    大胆な伏線により容易にオチの予想がついても尚鈍らないラスト一文のキレ。

    ・夕闇地蔵(恒川光太郎)
    主人公が見ている二つの景色の対比が鮮やか。それぞれに色の違う生命力の洪水で、文章で読むだけでもくらくらとする絢爛さ。
    優しく聡明だった友人が無慈悲な狂人に変貌してからの描写が、語り口は淡々としながらも、絢爛な幻視世界を交えて展開されるために、妙な艶を放っていて妖しい気持ちになる。

  • やっぱり鈴木光司さんの「熱帯夜」が怖かったかな。

    道尾秀介さんの「流れ星のつくり方」はそうか~と納得。

    七つの話、どれも面白かった。

  • 有栖川有栖『幻の娘』から始まり、恒川光太郎『夕闇地蔵』に終わる構成がとても良いと思った。どの作品も面白かった。小路幸也氏のバクシリーズ(正式名称を知らない)はずるいなあ。面白くないわけがない。吉来駿作『嘘をついた』は意外性もあり、ほろりとさせられる面もあり、好き。『夕闇地蔵』は圧倒された。

  • 怖いというよりじーんとくる感じ。おもしろかった。

  • ホラー、とまではいかないが幽霊やらファンタジーをテーマに七人の小説家が物語を書いた短編集。
    一番のホラーは「熱帯夜」。1つの何気ない行動がというよりは、挽回のチャンスを自分の利己心から逃してしまい大事になってしまう。やはり、何より一番怖いのは人間だ。
    美しいのは「夕闇地蔵」。ちょっと暗い展開になっても崩れぬ丁寧語で語られ、物語の起伏を隠しているようで逆に際立たせてるようでもある。
    と、挙げてみたがやはりこのようなオムニバス形式の本より、作家一人が最後まで手掛けた一冊の本の方が個人的には好み。ショートがいいのは星新一くらいだと感じる。

  • 流れ星の作り方。
    この人の作品は"向日葵の..."を読んで、もう絶対に読まないと思ってたのに、
    印象が変わった。
    久々に面白い話読んだ気分

  • 豪華メンバー短編集。「リング」の鈴木さんの「熱帯夜」が仄暗くてゾクゾク。恒川さんは短くても圧巻の世界観。1つは好みの作品が見つかるに違いない。

  • 2015年、11冊目はアンソロジー。

    名前だけは知ってる系の方々が7名ズラリ(単独作の既読は鈴木光司と恒川光太郎のみ)。

    ミステリーあり、ホラーあり、ファンタジーもダーク・ファンタジーもありで、アンソロジー系では、久々のアタリ。

    お目当ての恒川光太郎は『雷の季節の終わりに』を感じさせる和風、大人のダーク・ファンタジー。この世界観と言葉のチョイス、スッカリ中毒です。

    ソレに並ぶのは道尾秀介。ラスト1p(5行)はミステリーの醍醐味。ヤラレた感でいっぱい。

    アンソロジーでは、イイところがなかった鈴木光司も今回はなかなか良かった。このオチは好き。その直前、少々バタバタしてる気もするけど……。

    小路幸也のホッコリ系ファンタジーも、吉来駿作のホラーサスペンスも、悪くない。

    有栖川有栖と石田衣良はチョット、自分の好みとは違ったかな。

  • 恒川 光太郎 さんの作品が良かった。違う作品を読んでみたいと思った。

  • 2014/9/22(月曜日)

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