七つの死者の囁き (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101204352

感想・レビュー・書評

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  • 流れ星の作り方。
    この人の作品は"向日葵の..."を読んで、もう絶対に読まないと思ってたのに、
    印象が変わった。
    久々に面白い話読んだ気分

  • 2015年、11冊目はアンソロジー。

    名前だけは知ってる系の方々が7名ズラリ(単独作の既読は鈴木光司と恒川光太郎のみ)。

    ミステリーあり、ホラーあり、ファンタジーもダーク・ファンタジーもありで、アンソロジー系では、久々のアタリ。

    お目当ての恒川光太郎は『雷の季節の終わりに』を感じさせる和風、大人のダーク・ファンタジー。この世界観と言葉のチョイス、スッカリ中毒です。

    ソレに並ぶのは道尾秀介。ラスト1p(5行)はミステリーの醍醐味。ヤラレた感でいっぱい。

    アンソロジーでは、イイところがなかった鈴木光司も今回はなかなか良かった。このオチは好き。その直前、少々バタバタしてる気もするけど……。

    小路幸也のホッコリ系ファンタジーも、吉来駿作のホラーサスペンスも、悪くない。

    有栖川有栖と石田衣良はチョット、自分の好みとは違ったかな。

  • 恒川 光太郎 さんの作品が良かった。違う作品を読んでみたいと思った。

  • 2014/9/22(月曜日)

  • 2014年6月27日読了。「死者からのメッセージ」をテーマにした、7人の作家による短編アンソロジー。個人の好みもあると思うが、道尾秀介の「流れ星のつくり方」が抜群すぎて(ラスト2行の「ヒヤリ」感は短編であることもあり、キレ味がすばらしい)他の作家の「ちょっといい話」的な短編の印象が失せてしまった感じ。もっと恐ろしいホラーやどんでん返しミステリ短編も読んでみたかったところ。でも、いろんな作家の個性を味わえるこうしたアンソロジーはたまに読むとなかなか楽しいものだ。

  • 3

  • 2014.3.6処分

    有栖川有栖『幻の娘』
    道尾秀介『流れ星の作り方』
    石田衣良『話し石』
    鈴木光司『熱帯夜』
    吉来駿作『嘘をついた』
    小路幸也『最期から二番目の恋』
    恒川光太郎『夕闇地蔵』

    有栖川さんの作品が読みたくて購入。
    もう少しミステリー要素があれば嬉しかった。
    ミステリーとしては道尾さんの作品が1番面白かったけれど、恒川さんの作品の世界観が印象的だった。

  • 今更説明なぞ不要な豪快執筆陣によるアンソロジー作品。
    タイトルからも分かるように、根底にあるテーマとして「死者」というものが描かれている。
    どの作品も短いながらもそれぞれ味わいのある作品。
    有栖川氏の『幻の女』は著者のあの作品を読んでる方はニヤリと出来るはず。
    道尾さんの作品は以前も何処かで読んだ記憶が(思い出せず)。
    最後を飾るのは恒川氏。
    個人的に特段敬愛している両氏で最初と最後を彩ってくれているだけでも嬉しい作品です。
    小路氏の作品を読んで、暫し自分だったら、、、と物思いにふけってしまいました。

  • 幽霊やらなんやら、死者がそっと関わってくる不思議な話やミステリーの短編集。
    生と死の間に狂気っていうのが顔をのぞかせる雰囲気が堪らなく好き。

    気になった作家の他の作品にも手を出してみたくなった。

  • 仄暗い雰囲気のホラーでした。
    それほど怖くはないけれど、確かにそこに在る死者の囁き。
    鈴木光司さんの描く、狂気を孕んだ人物は怖かった。
    『夕闇地蔵』の色彩に溢れた世界が素敵。やっぱり恒川光太郎さんの世界観が好きです。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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