大阪ラビリンス (新潮文庫)

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制作 : 有栖川 有栖 
  • 新潮社 (2014年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101204376

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大阪ラビリンス (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 大阪をキィワードにいた物語のオムニバス
    織田作之助の大阪の女三部集が気になりました
    巻末に解説付

  • 泥臭い、でも愛すべき大阪(市内)を舞台にしたアンソロジー。

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:913.68||A
    資料ID:95141048

  • 『銀二貫』(高田郁著、2009)でなにわの商人魂に感涙して以来、大阪を舞台にした小説・時代小説を探してきた。
    『プリンセス・トヨトミ』もページをめくる手が止まらなかったけど、もっと小説に、大阪に、夢中になりたい。

    そんな中、本書の背表紙が目に留まる。
    相変わらず資料を見つけるのだけは得意である…
    見つけたは良いけど、またいつものパターンで飽きてこないか聊か不安に。

    要らぬ心配。

    ページをめくる手が止まらん。
    短編集だから飛び石をジャンプして渡ってくように次々と大阪にまつわるストーリーに出会うことができる。
    有栖川有栖氏(編者)のストーリーのチョイスがまた良いセンスしてる!!

    私のお気に入りは、
    ・面影双紙(横溝正史)
    ・川に消えた賊(有明夏夫)
    ・天幕と銀幕の見える場所(芦辺拓)

    さすがは横溝氏!
    どうにかなっちゃいそうな位、ゾクゾクの連続。ラストにとどめを刺された。
    有明氏の捕物帳はシリーズを通して読みたいと思った。新旧が混在した維新後が舞台になっている時点で面白いやろし面白いに決まっている。笑
    恐らく大阪が東京をしのぐマンモス都市だった頃が背景であろう芦辺氏によるミステリー。
    奇想天外でまさにラビリンスに相応しい世界観。「何でもあり」の大阪だから尚更奇々怪々に映って見える。

    なかなか良い出発点を見つけましたえー。

  • 宇野浩二『橋の上』
    横溝正史『面影双紙』
    織田作之助『大阪の女』 
    小松左京『大阪の穴』
    堀晃『梅田地下オデッセイ』
    田辺聖子『コンニャク八兵衛』 
    有明夏夫『川に消えた賊』 
    岩阪恵子『おたふく』 
    芦辺拓『天幕と銀幕の見える場所』 
    柴崎友香『火花1/火花2』

  • 大阪――ここは数多の物語を生み出してきた迷宮都市である。

    宇野浩二 横溝正史 織田作之助 小松左京 堀晃
    田辺聖子 有明夏夫 岩阪恵子 芦辺拓 柴崎友香

    ミステリ、SF、純文学。
    ジャンルを越えた傑作小説11編を人気作家がセレクト。

  • これはいい。大阪に住んでる自分にとっては、土地勘があるだけにさらなる深みに触れられる。いろんな時代のこの街の面白味がいっぺんに味わえる。

  • 〈大阪〉をテーマにした小説全11編。

    有栖川有栖「ラビリンスへようこそ」

    宇野浩二「橋の上」
    横溝正史「面影双紙」
    織田作之助「大阪の女」
    小松左京「大阪の穴」
    堀晃「梅田地下オデッセイ」
    田辺聖子「コンニャク八兵衛」
    有明夏夫「川に消えた賊」
    岩阪恵子「おたふく」
    芦辺拓「天幕と銀幕の見える場所」
    柴崎友香「火花1/火花2」

    有栖川有栖「あとがきに代えて」

  • 大阪人の、大阪人による、大阪人のためのアンソロジー!?
    いつも大阪を舞台にした物語で楽しませてくれる有栖川有栖さんが編者という事で思わず手に取りました。
    普段はまず読まないような作家さんやジャンルの作品にも触れられて、自分の読書の幅が広がりそうな気がします。

  • 【収録作品】宇野浩二「橋の上」/横溝正史「面影双紙」/織田作之助「大阪の女」/小松左京「大阪の穴」/堀晃「梅田地下オデッセイ」/田辺聖子「コンニャク八兵衛」/有明夏夫「川に消えた賊」/岩阪恵子「おたふく」/芦辺拓「天幕と銀幕の見える場所」/柴崎友香「火花1/火花2」

  • 大阪にゆかりのある作家による、大阪をテーマにしたアンソロジー。
    条件は上記2点なので、純文学と娯楽小説という区別もない。その結果、他に類を見ないユニークなアンソロジーになったように思う。まさか、横溝正史と織田作之助、小松左京が1冊の本の中で並んでいる目次を目にすることがあろうとはw

  • 大阪をテーマにしたアンソロジー。編者の有栖川有栖は以前より「戯画化された大阪」でない「大阪」をテーマに据えたものを発表していたが、このアンソロジーでもそういった大阪の魅力や味わいを持たせた作品が集められています。「ボケとツッコミ」も「粉もん」も「でんがなまんがな」もない大阪を堪能できます。

    収録作家は宇野浩二、横溝正史、織田作之助、小松左京、堀晃、田辺聖子、有明夏夫、岩阪恵子、芦辺拓、柴崎友香。なるほどという顔ぶれで純文学からSF、ミステリとジャンルも多岐に富んでいます。
    お気に入りは「梅田地下オデッセイ」(堀晃)。梅田地下街に閉じ込められた人々の話。ただでさえ迷宮と呼ばれる地下街を舞台にし、パニックものにするのかと思いきや、思いも寄らぬ方向へと導かれます。

  • 「大阪」がテーマのアンソロジー。
    選者である有栖川有栖の『幻坂』という、四天王寺の坂を舞台にした短編集もまだ記憶に新しい。

    宇野浩二、オダサクから小松左京、聖子ちゃんに、柴崎友香なんかも挙がって、ジャンルもかなり豊富。

    東京のような街になりきれず、京都のような都にもなれない、町の延長線上にあるような大阪が愛おしい。

    堀晃氏の「梅田地下オデッセイ」は初めて読んだがかなり秀逸だった。
    まったく、梅田の地下って本当にラビリンスだと思うくらい広がりを見せてるよなー。元の作品に当たってみようと決めた。
    こういう出会いがあるから、アンソロジーもなかなか面白い。

    大阪に張り巡らされた、橋と筋とが彩る3Dラビリンスを是非堪能していただきたい。

  • 大阪の作家による大阪を舞台にした短編アンソロジー。
    それぞれ全く関係がない話でありながら、不思議と微妙にリンク(戎橋や道修町、太閤さんの抜け穴から梅田地下街迷路)したりして、個々の話の面白さとともに、作者の言う“ラビリンス”的要素も含めなかなか楽しめた。
    特に、最初のほうの今まで触れたことが無かった昭和の香りが溢れる話になかなか味わいがあり、流石に織田作之助、横溝正史など只者ではないと改めて思わす。
    一方、岩坂恵子とか芦辺拓などよく知らない人(失礼)だったけど、千林が舞台!だったり、あの人が曽根崎の新聞社に勤めていたりで、これらもなかなか良かった。
    しかし、私のように九州から出てきて大阪に住み着いた者には、知った地名を舞台にしながら興味深い話が展開されるのが結構楽しめるものの、他にどういう人がこの本を手に取るのだろうねぇ。
    地名に馴染みがないとイマイチ興が乗らない気もするし、梅田地下街が迷路と言っても新宿辺りと比べれば大したことないような気がするし、東京の人はこれは手に取らないだろうなぁと思うと、他人事ながら売れ方が気になる。

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大阪ラビリンス (新潮文庫)の作品紹介

大阪――ここは数多の物語を生み出してきた迷宮都市である。ミステリ、SF、純文学。ジャンルを越えた傑作小説11編を人気作家がセレクト。

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