凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)

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著者 : 北森鴻
  • 新潮社 (2003年1月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101207216

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凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 久しぶりに再読。
    やはり読み応えあって楽しい。
    北森鴻はもっと評価されてもいいと思うんだけどな。

  • スタッフS 

    異端で美貌の民俗学者、蓮丈那智と助手の内藤三國が、フィールドワーク先で事件に巻き込まれる、民俗学ミステリーシリーズ。
    しっかり盛り込まれた専門的な事柄も、さりげなく解説されるので、気軽に楽しめます。(私はこの影響で、考古学にちょっとはまりました)
    なお、最後の巻は、作者が途中で急逝したので、別の作家が完成させています。


    資料ID:C0024704
    配架場所:本館2F文庫書架

  • 再読。最初に読んだのは単行本で10年以上前だったはず。
    改めて読んでも民俗学ネタの充実ぶりと民俗学的謎と現実の事件の絡め方が絶妙で、全く色褪せない作品です。
    似たような趣向の作品に化野燐氏の考古学探偵シリーズがありますが、深さ、上手さでは当シリーズの方が一歩も二歩も上かな。

  • んー。
    冬狐堂シリーズが好きなので、似た雰囲気の作品なのかなと思ってたけど、違う。

    本作は蓮丈那智シリーズの予告編って感じですかね。話が淡々としてる。少し期待ハズレ…。でも、これから凄いことが起こるみたいな事をチラつかせられたら、このシリーズ読みたくなるのは自然の摂理(?)!ズルいッ!が、憎めない…。

    民俗学がテーマ。日本史も絡んでくるので、歴史に興味があれば嬉しい内容。
    私はもっと内容を濃く、長くしてもらえたら文句ナシです!長編が読みたいー。
    キャラがあまり好きじゃないのも、この作品に馴染めない理由の一つ。那智の冷たい視線がこちらにも伝わってきてるのか⁉恐ろしい人です。

    民俗学には人間の傲慢が絡む事件が似合いますね。不謹慎なことを言うようですが。

  • あまり文句をつけることのできない面白さ。筆者の民俗学の知識がいかんなく発揮され読者を魅了していく。単純にページを重ねていくだけならば、もっと資料からの引用を増やせばいいのだろうが、その按配を適度にしてスープとしてのダシの濃さより料理としての完成度を高められている。ラストの解説にかかれてあるとおり、基本的な構成を踏襲しているせいか、非常に話がわかりやすく、単純に民俗学やミステリーを愉しむことが可能なつくりとなっている。
    ただただ、知的要求をどんどん満たされてしまう一冊。
    本書の参考文献を紐解きたくなるそんな風に感じてしまった。

  • ◆ お風呂でミステリ ◆ 第十八回

    ・・・ 第十八回 「蓮丈那智シリーズ」 ・・・

    北森鴻はいうまでもなく短編の名手だったが、私がいないと一番好きなのは「凶笑面」からはじまる孤高の民族学者、蓮丈那智シリーズである。
    30代にして大学教授……、素晴らしい美貌と冷徹な思考……、その美貌に目がくらんで酔いつぶそうとかかるじじいどもをことごとくなぎ倒す圧倒的な酒量をほこり、わけわからない謎を明解に解き明かしていく、という、変わり者の名探偵のなかでもこれは……と思うようなご人である。
    学生の試験に出す問題が、たとえば、ある半島の祭りがそこだけ独特な理由を考察せよ、みたいな、アンチョコ効かねー!
    だったりね。
    こういう話題が嫌いじゃないなら、たぶん面白いよ。
    頭に血が通う気がするよ。

    2017年10月10日

  • 民俗学?縁もゆかりも興味もないなあ。何やらアプローチの仕方も難しいし。分析力と想像力が物を言う?でも、美貌でクールな切れる助教授・那智の女王様キャラが素敵。そして下僕のような内藤君に和む。フィールドワークの行く先々で、まるでコナン君のように必ず死人が出るって(笑)

  • 北森鴻、2000年発表の短編小説集。民俗学に題材をとったミステリー作品集。

    大学の民俗学助教授(30代?独身、中性的美人とのことで男を寄せ付けないクールな女性)が主人公。男性助手の視点で描かれ、民俗学のフィールドワーク中に殺人事件に巻き込まれ・・・というお話し。短編であるしミステリーとしてはあっさりとしたものですが、民俗学の虚実取り混ぜた蘊蓄が実に興味深いです。

  • 民俗学ミステリー。
    無知なばかりに、分かりづらい箇所もありましたが
    こんな解釈の仕方もあるのか、と面白く読ませてもらえました。

    蓮丈と内藤コンビの立ち位置が、在り来たりと言えば在り来たりなのだけれども、それがまた安心して読めるキャラ設定だなと。

    何より表紙のイラストのインパクトがかなりデカい。
    一回見たら忘れられない。素敵。

  • 現代日本で最も凛々しく美しく、頭のきれる女性研究者だろう。三國の苦労する姿も狐目の教務課も女旗師も、それぞれのキャラクターが立体的で好ましく思う。

  • あるいは短編ミステリーの限界というものも作用しているのかもしれないが、例えれば道尾秀介氏の「背の眼」、「骸の爪」のような民俗学的なスリル、もしくは山口雅也氏の「日本殺人事件」シリーズ、鯨統一郎氏の「邪馬台国はどこですか?」のような歴史学的な刺激を求めていた身としては、やや期待外れに終わった感がある。
    失礼ながらどことなく素人っぽいキャラクター設定や台詞回し等、全体的な筆運びも気になった。

  • 美貌の民俗学者蓮杖那智とその助手内藤三國が、まきこまれる殺人事件に那智の民俗学の知識と怜悧、明晰な頭脳を駆使して解決していく、短編ミステリー。本書はシリーズ第一弾。物語は那智に翻弄される助手、内藤の視点で描かれる。
    短編それぞれが、長編にしてそれだけで一冊にしてもよいくらい十分興味深い内容なのにあえてそれを短編にしているところがすごい。
    私としては蓮杖那智は宝塚の男役トップスターのような要望をイメージした。
    今だったら柚希礼音って感じかな。彼女で映像化されたりして・・・。
    あ、あと、二人の関係性がちょっと森博嗣のS&Mシリーズの犀川と萌絵を彷彿させた。

  • 民俗学者とその助手が民俗調査の為に現地へ行きそこで事件が起こり、そして民俗調査をしながら事件も解決していく話だけど、民俗学についての話が全然ついていけずさっぱり分からない。
    再読間違いなしの本となりました
    2016.4.1

  • 面白い事は面白いが、悲劇的に1話1話が短すぎる。短編が苦手なので余計にそう感じるのかもしれないが、面白いプロットなだけにもったいなすぎる。とはいえ読む価値あり。

  • 短編集
    『鬼封会キフウエ』
    『凶笑面キョウショウメン』
    『不帰屋カエラズノヤ』
    『双死神ソウシシン』
    『邪宗仏ジャシュウブツ』

  • 歴史学とは似ているようで異なる民俗学。初めての人でも、考古学とは違う民俗学の見方や解釈に興奮すること間違いなし。続きが気になって眠れなくなります!

  • 『邪馬台』からの戻り。

    うん、もう一回『邪馬台』読み直したほうがいいかもね。
    民俗学については詳しくはないんだけど、おもしろそうだなー。ただ、初が『邪馬台』だったので、短編だと少し物足りないw

  • 後味悪い。不帰屋を読みたかったけど、こんな話だったっけ。

  • 民俗学が好きなのでよかった。

  • 蓮丈のイメージが浮かびにくいが、民俗学を中心にストーリーが進んでいくのは面白い

  • 20140817 ツンデレにしたらもっと別な人気が出るような気がしたがこれで良いのかも。シリーズ作品なので次を読みたい。いじめららる喜びを感じ始めてるのかも。

  •  異端にして美貌の民俗学者・蓮丈那智と、その助手・内藤三國のコンビが怪事件を解き明かす、民俗学ミステリ第一弾。
     旧家の蔵開き、巫女の神事、古代製鉄、廃仏毀釈と祭祀、隠れ切支丹と仏教。
     民俗学的な謎の解明と、探偵小説的な謎解きの二重構造を基本とする短編集は、提示される仮説の掘り下げよりも、幕切れの鋭さを優先とする。
     伝承の解釈にこだわりたい向きには多少物足りないかもしれないが、情緒や余韻を最小限に抑え、圧縮された推理プロセスは、スタイリッシュで読みやすい。
     封印される忌まわしき記憶と、記録し遺そうとする意志のせめぎ合いの狭間に、人間の業の堆積を垣間見る。

  • 蓮丈那智シリーズの1巻。異端の民俗学者とその助手・内藤がフィールドワーク先で事件に巻き込まれ…。現実の事件と民俗学上の謎も共に楽しめます。

  • 民俗学を取り入れたミステリーということでかなり期待して読んだのですが、がっかりしました。
    美貌と才能を合わせ持つという蓮杖那智ですが、三國が大げさに語るほどの魅力を感じないですね。異端の民俗学者という触れ込みですが、これどこかで読んだぞっていうような浅いものしか持っていないように思いました。
    民俗学とミステリーが融合しているというより、民俗学の話がある程度進んだ時に事件が起こって、そこでうやむやになってしまう。面白くないとは言いませんが、民俗学、ミステリーとも中途半端、互いにごまかし合っているような印象です。
    シリーズものですが、次はためらわれます。

  • 民俗学+ミステリー
    東敬大学助教授の蓮丈那智と助手の内藤三國が民俗がらみの事件にあい、解決していく短編ミステリー。
    その度に出会うキーパーソンが殺されて、那智が解いていく・・・というパターンは決まっているけど、題材がいつも興味深く、大学で民俗学を専攻していたのですごく懐かしい。でも試験の内容を見る限り、絶対受講はしたくない。

    ①鬼封会■岡山の宗教行事 鬼 修ニ会
    ②凶笑面■長野 喜人面 蘇民将来
    ③不帰屋■東北 女殺油地獄 離屋 雪割会
    ④双死神■岡山 だいだらぼっち 製鉄 金山彦神
    ⑤邪宗仏■山口 仏像 キリスト教 聖徳太子

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