子供たちに残す戦争体験 (新潮文庫)

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制作 : 新潮社 
  • 新潮社 (2009年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101208077

子供たちに残す戦争体験 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 太平洋戦争関連の書籍はいくつか読んできましたが、
    一冊にこれほど幅広い立場の方々の戦争体験をまとめたものはなかったように感じます。
    本自体は薄く、字の大きさもも適度なので、ぜひ子どもたちに読ませたい作品です。

  • お盆に伯母が私にと置いていった本。
    伯母は終戦当時国民学校4年生だったという。神戸で空襲に遭い、命からがら生き延びた。その事実を今までほとんど語りたがらなかった。亡くなった祖母は「火垂るの墓」の文庫本の表紙を見るのも嫌というほど、当時の体験を思い出したくなかったらしいが、ポツポツと少しだけ語ってきかせてくれたことがある。多くの人が拭い去りたい記憶から消し去りたいと思った戦争の記憶。忘れようとしても忘れられず、語るに語れないまま胸の内にしまっていたのではないか。伯母もその1人に違いないと、この本を読んで思った。自分ではうまく伝えられないが、この一冊を読んで胸中を察しておくれという意味だと受け取った。

  • 太平洋戦争の体験記。
    評価の対象にはできない。

    まったく想像できない情景。 

    この時代でも、世界では同じようなことを繰り返しているんだと思うと、何とも言えない。

    子どもたちまでそんな状況に巻き込まれているなんて。

    特に、読んでて苦しくなったのは、召集令状を届ける父親の話だった。

  • 1984年に刊行された同名の書籍の文庫化。
    一般の人たちの戦争体験が綴られています。
    小さな子供を抱えたお母さん、フィリピンで戦った兵士、召集令状の配達人、手榴弾作りに動員された学生など、彼らのリアルな言葉が胸に突き刺さります。
    この体験談を語ってくれた人たちは、もうほとんどご高齢のはず。または亡くなられている可能性が高い。綺麗な言葉や飾られた言葉で戦争反対を訴えるより、このような方たちの等身大の言葉がリアルな情景を語るほうが、より訴える力が強い。

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