昭和ミステリー大全集〈上巻〉 (新潮文庫)

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制作 : 新潮社 
  • 新潮社 (1991年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (595ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101208312

昭和ミステリー大全集〈上巻〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ◆佐藤春夫/指紋
    守備範囲の広い人だ。
    懐中時計の蓋裏についた指紋、なんて小道具が正統派デス。

    ◆谷崎/途上
    プロバビリティもの。
    私立探偵の飛び込み営業みたいなスタイルが斬新です。

    ◆甲賀三郎/琥珀のパイプ
    まあ、本格。半端に人を食った話です。
    実話が下敷きっぽい雰囲気。

    ◆城昌幸/怪奇の創造
    タイトルの割に小ネタ。5ページの日記モノ。
    ミステリ雑誌の埋め草っぽいなあ。

    ◆渡辺温/嘘
    踏切事故で亡くなったとは聞いていましたが、
    「武州公秘話」を催促しに行った帰りのこととは知りませんでした。

    ◆水谷準/お・それ・みお
    軽気球っていつ頃からあるんでしょ?

    ◆久作/死後の恋
    タイトルまんまですねえ。
    一応、最後の一行でリアトニコフの身元が明かされます。

    ◆乱歩/押絵~
    男の兄が恋した相手は八百屋お七だったんですねえ。
    “膝でつっつらついて、眼で知らせ~”
    ・・・八百屋お七にこんなのあったっけ?

    ◆浜尾四郎/殺された天一坊
    天下の大岡評定が冤罪?!

    ◆小栗虫太郎/聖アレキセイ寺院の惨劇
    修道女が、こ~んな本格トリックを仕掛けるかなあ…

    ◆渡辺啓助/聖悪魔
    猟奇主義の月刊誌「耽奇食卓」って、見たいなあ。
    ”寒川聖鴉”という牧師の筆名も◎。

    ◆角田喜久雄/怪奇を抱く壁
    日本のメグレ、加賀美敬介モノです~
    妻を殺された夫が犯人を炙り出す復讐譚。お見事!

    ◆久生十蘭/ハムレット
    身動きできない状態のときに目の前で人が生埋めにされていく・・・
    って・・・・・・・・・・嫌あねえ~

    ◆横溝/探偵小説
    横溝がメタ!?ええ、立派にメタでーす!

    ◆山風/眼中の悪魔
    寡聞にして「石津暗点」は知らないんですが、実に非喜劇だあ・・・
    芥川の「歯車」とはかなりノリが違います。

    ◆大坪砂男/天狗
    ひええ、トイレの戸を開けちゃったくらいでなんでこんな大事に?!
    パラノイアックだって。

    ◆彬光/妖婦の宿
    読者に挑戦!わーい、密室だ~  神津恭介、お話も上手。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5205086.html)
    (収録作品)殺された天一坊(浜尾四郎)/琥珀のパイプ(甲賀三郎)/探偵小説(横溝正史)/ハムレット(久生十蘭)/怪奇を抱く壁(角田喜久雄)/嘘(渡辺温)/聖アレキセイ寺院の惨劇(小栗虫太郎)/死後の恋(夢野久作)/眼中の悪魔(山田風太郎)/怪奇の創造(城昌幸)/天狗(大坪砂男)/途上(谷崎潤一郎)/指紋(佐藤春夫)/妖婦の宿(高木彬光)/聖悪魔(渡辺啓助)/押絵と旅する男(江戸川乱歩)/お・それ・みよ(水谷準)

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昭和ミステリー大全集〈上巻〉 (新潮文庫)の作品紹介

の中、による、が起こる時、「昭和ミステリー」の迷宮の扉が開いた…。佐藤春夫、谷崎潤一郎、甲賀三郎、城昌幸、渡辺温、水谷準、夢野久作、江戸川乱歩、浜尾四郎、小栗虫太郎、渡辺啓助、角田喜久雄、久生十蘭、横溝正史、山田風太郎、大坪砂男、高木彬光ら、昭和ミステリーの全貌を鳥瞰する名篇アンソロジー第1弾。

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