たかが江川されど江川 (新潮文庫 え 8-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101212111

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  • 江川は高校時代怪物だった。彼の投球に釘付けになった日々を思い出しながら読んだ。
    「空白の一日」で非難され,重い十字架背負って投げ続けた江川。「空白の一日」のこと。夏の甲子園で満塁で投じた一球のこと。連続9奪三振ができなかったこと。そして広島の小早川に打たれたサヨナラホームランの後の号泣のこと。あの一球はやはり,投手生命をかけて投じた一球だった。あの日,私は予感したものだった。江川はこれで辞めると。
    『たかが江川されど江川』江川と掛布が引退してからプロ野球には夢中になれない。

  • 江川卓本人とスポーツ新聞記者が、江川の野球人生について述懐。
    空白の一日についてが見所ではある。
    しかし、ファンでないと読んでもあまり感慨はないだろう。
    過去の話は、そのだいたいが美化される。
    しかも、とりわけダーティーなイメージをまとった江川氏だから、アンチには余計受け入れ難い内容と思われる。
    小林繁の話もあり。
    黄桜のCMで共演したことを思い起こした。CM内で言っていたエピソードとちょっと違うところがある…。
    ファンなら曖昧な記憶の述懐でもよいだろうか。

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著者プロフィール

1955年5月25日、福島県いわき市に生まれる。高校時代(栃木県作新学院)にノーヒットノーラン12回、145回無失点など数々の記録を達成し注目を集める。法政大学時代は1年生からエースとなり、在学中六大学4連覇を達成。歴代最多記録の17完封、歴代2位の通算47勝をマーク。1979年、巨人入団。在籍9年間で、MVP1回、 最多勝2回、防御率1位1回。1987年の現役引退以降は野球解説者として活動する。2022年に開設したYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」はすでに登録者数が22万人を超えている。

「2023年 『巨人論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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