研ぎ師太吉 (新潮文庫)

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著者 : 山本一力
  • 新潮社 (2010年9月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101213446

研ぎ師太吉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 花のお江戸の殺人事件サスペンスというか
    捕物帳みたいな感じなのだけど
    そこは岡っ引きが主役ではなく
    凄腕職人、研ぎ師の太吉さん。
    最初、んん??ってなったけども
    読み進めていくにつれ
    太吉の人間味というか人の良さと
    みんなから愛されてるのね!という感じ。
    たまたま依頼で研いだ包丁からの謎解きサスペンス。
    まぁとにもかくにも御無事でなにより、かおりさん。
    なんか後半というか最後の犯人自白までの中だるみというか
    太吉の姿がストーリーから消えた感じなのだけど…
    そこは主役出して!と声を大にして言いたい。
    まぁ話としては面白かった。
    他の職人の皆さんも良かった。

  • 殺人事件の犯人を捜し、主人公に包丁の研ぎを依頼した女性の濡れ衣を晴らす話なのですが主人公は走り回ってばかりで推理をしたのは鍛冶職人。犯人を追い詰める役も奉行所絡みの人々や主人公と付き合いのある元締めの配下で主人公の影の薄いこと。
    後半も呆気なく、主人公の気持ちや彼の周りの女性陣の恋心の行方は置いてきぼりで終わってしまいました…。

    しかし人情味に溢れた登場人物と江戸の生活が目に見えるようで、このあたりは面白く読めました。肝心の話の筋立てが物足りなく感じてしまったのは残念です。

  • L

    刃物研ぎを生業とする太吉が昔と現在の人の関わりから、とある殺人の容疑をかけられた娘を救う話。
    太吉の実直な性格からいろんな人が助けてくれる。それぞれの生業の解説にもページを割いて事情が詳しくわかりやすい。が、犯人は安易で裏がなかったし、結局役人による拷問による自白だし、関わった人が多かった割にあっけない幕切れ。太吉自身の活躍はあまりなく、全て太吉を育てた師匠のおかげ?でなるようになった感が。 とはいえ、地味な硬さが非常に心地いい読み応え。

  • 一徹な職人気質の研ぎ師が主人公のサスペンス。人情味溢れた下町の温かさが心地よい。場面説明が冗長。かおりが関わりの浅い太吉をのみ頼る結びつきが釈然としないが、さらっと楽しめる小説。2015.10.31

  • 職人達の生活のくだりが素晴らしい。
    主人公が江戸の街を歩き回るところも、新しい感覚だった。
    物語のラストは2時間サスペンスみたいで、正直、何かが足りなかった。
    年齢層高めの火サス好きの人にはいいかもしれない。

  • 山本一力らしい作品であった。出てくる人が皆人格者過ぎるところが、都合が良すぎるが人情物のご愛嬌か。推理仕立てになっているところがちょっと珍しいが、推理自体はあまり目新しくも無く、そこへいたる道筋で出てくる人物たちがいい感じ。ただし、太吉の後日談をきっちり描くか、続編を出してほしい。

  • 2013/04/30コルツアーの友に

  • やっぱり山本一力作品は素晴らしい。江戸の人情が溢れていて、真っ直ぐな人間が是とされ、その人情に包まれる様が温かい気持ちにさせてくれる。言葉の選択も好き。今回出て来た同心の長田さんは、これまた私の大好きな長谷川平蔵(鬼平)にキャラが似ていてのめり込みたい放題。現代に戻る為に、東野圭吾作品あたりを読まないと、「がってんでさー!」など口走りそうで怖いわ。

  • 出てくる人出てくる人が揃いも揃って名人、人格者。
    かおりが何故太吉のことをしったのかも謎のまま。
    太吉がおすみを選んだのかもわけがわからない。

  • 太吉の恋はどうなるんでぃ!

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研ぎ師太吉 (新潮文庫)の作品紹介

深川黒江町の長屋で、刃物の研ぎを生業とする太吉、ひとり者。ある夏の日、裏店にひとりの若い女が訪ねて来る。料理人だった父親の形見である出刃庖丁を、供養として研いでほしいという。快く引き受けた太吉に、かおりと名乗るその娘は、妙なことを口走る。「おとっつあんは、殺されたんです」-。一本の庖丁が暴いていく、切ない事件の真相とは。切れ味抜群の深川人情推理帖。

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