研ぎ師太吉 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101213446

感想・レビュー・書評

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  • 2013/04/30コルツアーの友に

  • やっぱり山本一力作品は素晴らしい。江戸の人情が溢れていて、真っ直ぐな人間が是とされ、その人情に包まれる様が温かい気持ちにさせてくれる。言葉の選択も好き。今回出て来た同心の長田さんは、これまた私の大好きな長谷川平蔵(鬼平)にキャラが似ていてのめり込みたい放題。現代に戻る為に、東野圭吾作品あたりを読まないと、「がってんでさー!」など口走りそうで怖いわ。

  • 出てくる人出てくる人が揃いも揃って名人、人格者。
    かおりが何故太吉のことをしったのかも謎のまま。
    太吉がおすみを選んだのかもわけがわからない。

  • 太吉の恋はどうなるんでぃ!

  • 山本一力先生のお仕事シリーズです!
    相変わらず実直に仕事する人物を描いていますが、いつもと趣向が異なるのは、推理小説仕立てになっています
    面白いのは、最後の解明する手立てが「拷問」っていうのが意表を突かれてしまいました

  • 粋や人情を書かせると滅法巧いが、肝心のストーリー展開が中途半端なところで飛びまくり、最後は「なんとなく」終わるというパターンで、消化不良。
    最初の頃はこんな感じではなく、ちゃんと大団円まで持って行っていたのに。

    江戸の粋を味わいたくて読んでしまうのだけど、ストーリーテラーとしての力は今ひとつ。
    その粋なところも今作では大盤振る舞いで、食傷気味でした。

  • 後半ちょっとグダグダしていたような気がする。
    拷問シーン長いな〜

    推理モノというは人情モノというほうがしっくりくる。

    太吉は誰を嫁にするのか少し気になります。

  • 江戸深川の十兵衛店に住む研ぎ師太吉を巡る人情話&謎解きミステリー。
    以前は、武家屋敷で刀研ぎまでやっていた腕の良い研ぎ師の太吉だが、今は長屋住まいで料亭や一膳飯屋、魚屋や青菜の問屋の包丁研ぎを生業にしている。仕事への真摯な情熱と確かな腕前で、大川の東西で名の知れた研ぎ師だ。
    そんな太吉が、飯屋の親娘のトラブルに巻き込まれ、結局は殺しの真犯人捜しに奔走することに…。

    相変わらず、山本の話に登場する江戸下町の町人たちは活き活きして人が良くて義理人情に厚くて、みんな素敵だ。それと情景や人物の心情が、まるで自分がその場にいて一緒に行動しているように、スコーンと伝わってくる。
    ただ、今まで読んだ山本の作品と比べると、オヤジの琴線への触れ方がちょっと弱かったかな。なぜだろう。太吉があまりに善人過ぎる??

  • 江戸深川の長屋に住む、研ぎ師の太吉
    突然訪ねてきた若い女が、父親の形見だという包丁を持ち込んできた。
    後日、その娘が殺人の疑いで拘束されたという。
    疑いを晴らすため、太吉が奔走する

    毎度おなじみ江戸人情。
    男気のある主人公、それを支える粋な男たち。
    安定感はあるけれど、もう飽きた感じだなぁ

  • -10/22、まあまあ、涙はなし。

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著者プロフィール

1948年高知市生まれ。都立世田谷工業高校卒。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空関連の商社勤務等を経て、97年「蒼龍」でオール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で直木賞を受賞。江戸の下町人情を得意とし、時代小説界を牽引する人気作家の一人。著書多数。

「2023年 『草笛の音次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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