BRAIN VALLEY〈下〉 (新潮文庫)

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著者 : 瀬名秀明
  • 新潮社 (2005年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101214320

BRAIN VALLEY〈下〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  パラサイトイブを読んだときも凄いなあと思ったんですが、この本も凄いよ。 
     で、何が凄いかって、後半はもう何でもあり(笑)。それが、嘘っぽくないのが凄い。上巻は私には難しく(笑)、休み休み読んでいたんですが、下巻は一気に読んでしまいました。

  • 途中までは孝岡と一緒にどうなるのかドキドキしていたのだが、最後は話に置いていかれた感。結局神?はどうなったのか、ハナやラットは何をしたのか、鏡子はこれからどうなるのか、よくわからないまままとめられてしまった感じ。孝岡が神について考える辺りまではすごかったのになぁ。
    結局神?が顕現した理由がいまいちわからず、形態形成場の話は忘れ去られていた。science fictionであるからには、一応の理論付けをしてほしかった。と思ったけど、これはSFでなくホラー?

  • 難しい。とにかくよくわからない。
    科学用語が多すぎて理解もイメージもできず、どうしても読み飛ばしてしまう。
    また、主題もよくわからない。
    臨死体験やUFO体験は脳が見せている幻覚であること、神が起こす奇跡も幻覚であること、ということを言っていた気がする。なので幻覚を人為的に見せることによって神を創造できるのではないか、ということっぽい。
    が、最後の方はもう疲れてきて、なんで地震が起こったのかとか、実験動物たちが急に意志を持ち始めたりとかよくわからないことが満載だったが、考える気にもならなかったぐらい。

  • 面白かった。
    ちょうど読みたいテーマと合致していた。
    脳科学に関する難解な専門用語が多いが、それもまた興味深く読めた。
    ただストーリー後半はファンタジーよりで、安っぽく感じた。

  • 中学生の時に読んで衝撃を受けた本。「てんかん」と『キリストの変容』のくだりで鳥肌たちました。

  • 神―。その存在をめぐり、古今の賢者が懊悩し夥しい血が流された。科学者・孝岡は、ブレインテックに赴任した日から、大いなる謎の深奥へと引き寄せられてゆく。高度なメッセージを発する類人猿、爆発的に進化する人工生命、死後の光景を語った少年。すべてが、あの男の望みのもとに昇華されるとき、神はその姿を現すのか。小説の新たなる可能性を切り拓いた、記念碑的大作。



    ・レビュー


    SF作品として、ここまで洗練された作品も少ないと思う。
    ノンフィクション学術書を読んでいるようなレベルの豊富な情報量と、それらの密接な関係性をたった一人の作者が書き上げていることに驚く。
    前作『パラサイト・イヴ』と同様、学問に興味のない人にとっては目が眩むような専門用語の量であったが、逆に知的好奇心の強い人には、専門的な説明シーンも楽しんで読むことが出来る。
    その内容は「脳・心・記憶・人工知能・人工生命・動物心理・神・エイリアンアブダクション・臨死体験」と、多岐に渡り、しかもそれらが関係ない事象ではなく科学的に結びついてくる。
    科学を持って宇宙人やUFO、神や奇跡をある種の証明に導いているこの作品は、オカルト嫌いの人や、逆にオカルトを信じやすい人にも読んで欲しいと思えるほどに一つの説として完成している。
    主題となっている「神」についての作者の一つの解答も非常に納得の行く面白い説だと思った。「哲学すること」のなかで自分の中の科学と哲学の知識を総動員して神について考えたことがある人には、より結末は解りやすい。
    個人的には、終盤にかけての「アイデンティティ」というテーマも物語のまとまりを演出していて素晴らしいと感じた。

  •  なんだろうなぁ……。
     クライマックスで「引いて」しまったところがある。なんで自分があそこで乗り切れなかったのか。残念。

     あと、こー……予定調和な幸せ的なものはない気がする。ある意味リアルだが、物語の中で幸せを求める方には向いていない気がする。

  • 図書館で借りたのですが、上巻の最初を読んだところで気づきました。
    あ・・・読んだことあったw
    まぁ、それでも再読。

    うーん、嫌いではないのだけど、ラストがイマイチ。。。
    『デカルトの密室』の方が断然好きです。

  • 再読。はじめ苦労したが、途中からは楽しくよめた。ある種のドラック小説ともとれる。善悪、2種類の神の戦い的な落としどころは、作品の価値を下げてはいないか?

  • てんかん、実際発作に苦しむ人を目の当たりにしたことがあるので、この本の中での扱い方には釈然としないものがある。治療法の模索とは全く無関係なところで、無造作に扱われている様を見ると、実際に苦労して社会生活を送っている本人や周囲の人々がどうとるか・・・。そのへんのアプローチはどうなってるんだ。

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