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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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焦ってもいなかったし、これからどうしようかと、思案に暮れてもいなかった。
― 149ページ -
「飾り立てたり、気取ったりしないことだ。ありふれた言葉にこそ、真実が宿っているんだ」
― 144ページ -
「詩など必要としない人は大勢いるが、思い出を持たない人間はいない」
― 155ページ
みんなの感想・レビュー・書評
カバーに惹かれた。珊瑚がすごくきれい。
中身は、忘れた頃に読み返すとすごく懐かしい感じがしそう。色で言うとベージュ。『缶入りドロップ』いいね。
この本に収められた七編は、爽やかで心地よく、旅先に持って行きたくなる。「物語」という言葉がとっても似合う作品。
ゆるやかに艶かしいだとか、
どことなく残酷だとか、
曖昧らラインを縫って来る本。
静かで、でも起伏があって、
矛盾に満ちた小品。好きなタイプ。
色んなところを旅した気分になれる本。たくさんの種類の人たちが出てくる。解説を書いてる人は、本当に小川洋子が好きなんだなぁと思った。
私たちは何に感動するのだろう。感動しているとき、その心地よい感情の揺れは、何によって生ずるのだろう。人はときに、コップの中でカタンと鳴る氷の音色に美しさを見て、水たまりにポタリと垂れたオイルが作り出す虹色に、光の声を聴く。想像力。人はどこにだって物語を感じてしまうのです。
短編小説の中でも、表題作で出てくる楽器、『鳴鱗琴』は、魚の鱗でできたもので海からの風がないと鳴らないとは、どんな音がするのだろう・・・
想像力をかきたてる名前でありとてもいい。
7編が収録されています。
「海」
「風薫るウィーンの旅六日間」
「バタフライ話分タイプ事務所」
「銀色のかぎ針」
「缶入りドロップ」
「ひよこトラック」
「ガイド」
今回の7編はちゃんと話が終結されている方だと思います。
いつも、疑問が残されたまま終わってしまうので…
中でも「ガイド」はすっきりとまとまっていて、突き放された感がありませんでした。
何か一つのテーマを静かに愛する人々の姿が丁寧に描かれている世界観、という作風が小川作品全体の根幹にはあるのかもしれません。多分← テーマは目に見えないものだったり、嘗ては存在して今は取り戻せないものだったり様々ですが、既読作品に関して抱いた印象は、小川作品には「(後悔とか反省を含めて)振り返る」視点がないな、てなことでした。この世界には静かに現状に佇む人達か、ゆっくりゆっくり未来に進んでいく... 続きを読む »
死とか老いとかくたびれ感とか
40年、50年くらい生きてこないと出てこない空気を持った人々が
どのお話にも登場する。
ただ、どの人物も清潔感を持って老いているのがいい。
感情移入をしすぎない、スケッチみたいな書き方もいい。
短編集。「バタフライ和文タイプ事務所」の滑稽さと官能的な描写にやられる。活字ってなんてエロチック。ショートショートの「缶入りドロップ」はほのぼのと優しい気持ちになれる。どれも面白みのある作品だった。充実。
小川洋子の短編集。
彼女の書く小説は、映画のよう。
文学は芸術作品であるということを思い出させてくれる。
「海」はそれがより強く感じられる作品だ。違う雰囲気を持つ作品それぞれの世界。ここまで緻密に作り上げられる虚構に、思わずため息がもれる。
久しぶりの小川洋子の短編集。読みやすかった。彼女らしい表現が散りばめられ。個人的には「まぶた」の方が好きかな~。でも、浸らせていただきました。
日常の中に非現実的な要素を少しだけ織り交ぜてあって
独特な雰囲気を感じられる作品でした。
ノスタルジックで淡いフィルターをかけたような文章が好きです。

・海
・風薫るウィーンの旅六日間
・バタフライ和文タイプ事務所
・銀色のかぎ針
・缶入りドロップ
・ひよこトラック
・ガイド
「ひよこトラック」と「ガイド」は好みだった。
タイプの...





