ストックホルムの密使〈上〉 (新潮文庫)

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著者 : 佐々木譲
  • 新潮社 (1997年11月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101223155

ストックホルムの密使〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 第2次世界大戦末期の日本の状況を世界の大使の視点から書いた本。自分の国なのに歴史を本当に知らないので知ろうと思うきっかけにはいい本だったと思う。東條英機についてまともの調べてみようと思ったのもこの本の影響。

  • 「第二次大戦三部作」
    淡々と背景説明があり、下巻に続く(^^;
    アメリカの原発使用との極秘情報の伝達役を渋々引き受けることに。。
    今後、レギュラー!?山脇、安藤はどう絡んでるくるのだろうか?

  • これはかなり面白い。
    太平洋戦争三部作の登場人物もでてくる。ファンはよろこぶ(私は覚えてないが、でもうれしい)


    戦時下の日本や他の国の複雑な状況下でどう終戦に持ち込むのか、みたいなことを工作する。
    各国の思惑が絡まる。

  • 2012.03.29.
     現在、上巻の4分の3。

     面白い。日本史知識は中学教科書レベル(高校では不選択)なため時代背景の認識が薄く、かなり難解な局面描写であり、見知らね人名(恐らく実在した人々)や組織名が連発するが……。ページをめくる手を休められず、とりつかれたように読み進めている最中。

    (読了を待てずに途中感想)

     日本人は、阿呆ばかりだ!

     目先の功名心にとらわれ、国民同士で足の引っ張り合い……(怒)。

     国を揺るがすような重要な情報や判断・打診が、トップにまで行き渡らず中堅役人レベルで握り潰される……、311震災時の、東電幹部や政府中枢の不透明な対応を想起させられる…………。民族の品位って、あんな悲劇(太平洋戦争)を経験してなお、大きく変わるものではないのだな((怒))。

     もちろん小説であるので、物語の中核(主要登場人物たちの動向)はフィクションであるに決まっている。
     がしかし、戦前戦中から終戦にかけての、政府や軍部の流れは(脚色の多少はあれども)史実に基づいているのだろうと考えると……やるせない。


    ……2012.03.29.午後 読了 ……

    (引用)
     会議では何も決まらない、というのがこの国の常識なのだ。すべては、言葉にされず、言葉になったことには意味を認められない。 空気、だけが価値を持つ。(P336)

    ・・・う~ん。↑現在も同じだな?と思ってしまう・・・

    さて、即下巻購入V。

  • (★★★より上の ★★★+ )

    敗戦間近の緊迫感が伝わってくる。
    実際にこれに極めて近いことが行なわれていたのだろう。

    歴史の結果が分かっていることとはいえ、この一つの情報が届くべきところに届いていたら、沖縄が、広島が、長崎が、 多くの死が回避できたであろうのに、と思うと、読んでいて脈拍が早くなる。
    そして、こんな状況がまだ、下巻にも続くのか。

  • 勉強不足の私では、日本史辞典を片手に読まねば醍醐味を味わえないほどの講和派と本土決戦派とのやり取りの詳細さ、臨場感にホントに頭が下がります。すごい取材を重ねたのだろうなと。(戦史のように読んでいましたが)いよいよ密使も放たれて下巻が楽しみですね。

  • 大戦末期 ヨーロッパで停戦に向けて努力する話。
    相変わらずの日本政府? 今も昔も変わらないわァ。
    実在に近い人物が沢山登場するので面白かった。

  • 面白かった、と余韻に浸れる作品。第2次大戦3部作のトリを飾るに相応しいボリュームに、苦もなくスッキリと読ませる文体は素晴らしい。後半でドタバタ展開する状況に振り回される四郎には、ちょっと同情。

  • 第2次世界大戦の末期、ヨーロッパと日本を舞台に、連合国軍の極秘情報を日本の上層部に伝え、終戦へと導くために奮闘する人物たちの物語。「第二次大戦三部作」の完結編、だそうです。・・・・・面白い!あとは〈下〉の読了後に。

  • 09/03/27上下巻読了
    祖国とは何か。国をなくしたポーランド人コワルスキの言葉が切なかった。

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イタリアは降伏、ベルリンも陥落した第二次大戦末期、孤立無援の日本では、米軍による本土空襲が激化し、戦局は絶望への道を辿る一方だった。日本政府はソ連仲介の終戦工作を模索するが、スウェーデンに駐在する海軍武官・大和田市郎は、瀕死の日本にとどめを刺す連合国側の極秘情報を入手した。日本が滅亡する前に、その情報を軍上層部に伝えるべく、いま二人の密使が放たれた…。

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