警官の血〈下〉 (新潮文庫)

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著者 : 佐々木譲
  • 新潮社 (2009年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101223230

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警官の血〈下〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 下巻の3代目和也の話が一番面白かった!特に、最後、早瀬勇三の息子との駆け引きが良かった。こんなしたたかな男だったのか…!そして、ホイッスル!先に「警官の条件」を読んでしまっていたのが悔やまれる!ホイッスルにそんなに深い意味があったとは…。安城和也の今後の活躍が見たいです。

  • ん~ん。
    軸となっていた
    祖父の死の真実が
    あまりにお粗末な理由だったのが
    残念だった。
    物語全体のスケールが大きかった為
    ギャップが・・・。

    しかし、全体を通じて
    3代60年の警官一家
    それぞれの親を理解しながら
    誇りに感じながら
    全うしていく姿がとても良かった。

  • 戦後から三代に渡って警官になった安城家の数奇なお話(ざっくり

    ここから先は激しいネタバレとなりますのでお気をつけください。

    読みたいなと思っていた佐々木譲氏をたぶん始めて読んだ。
    面白かった、面白かった、が、色々ともしゃもしゃもした。

    まず、明らかに早瀬になんかあるだろ!って読んで50ページくらいでわかる。
    わかるのに焦らされる。
    焦らされた結果、凄くあっさり流される。
    あれだけ引っ張っておいてあの扱いは流石に酷い。
    あそこが盛り上がる場所じゃなかったんですか、、、。

    一代目のエピソードも二代目でどっぷりか変わるのかと思いきやチラッととだけ。
    最後に明かされる二代目のエピソードにいたっては後出し。

    文章自体は力強く警察小説にとてもむいていて面白かった。
    が、ミステリ部分はいかんともしがたい。

    このミス授賞的な帯がついていたので嫌な予感はしたのですが、やはりもうこのミスは信じない。
    でも警察小説の書き手さんとしては面白いとおもわれるので佐々木譲氏の本はこれからも買おうと思います。

  • 佐々木譲さんの作品を読んだ。
    3代にわたる警官の生き方を淡々と語っているように思える。
    ストーリーはよくできていると思うが、
    あまり、波がなく、淡々と。
    人生ってこんなもんか。
    もうひとつ熱さがあれば・・・

  • 話の内容はとても面白かったが主人公の恋人が上司に寝とられる部分は要らないと思った

  • 読み終わってみればまさに“血”の話でした。
    血液ではなく、DNA。

    2代目の話が長い分ボリュームもあったが故
    3代目が何となく薄っぺらく感じてしまったのは否めない。
    同じような道を辿っても着地点がこうも違うのか、というのは重かったけど。
    1代目と2代目の死の謎と戦後すぐの2つの事件の謎の暴かれ方は
    伏線として示唆されていない事実がいきなり提示されたり、やや唐突な印象。
    (単に伏線に気付かなかっただけかもしれないけど^_^;)
    謎が解けてみればなんとなくどんよりしてしまいました。知らなきゃよかった的な。

    前編で感じた時系列の判りにくさは相変わらず。
    何年先に飛んだかがすぐに判断つかなかったのはやっぱりしんどかった。
    内容を忘れかけた頃に時間をかけて再読するのがいいと思う。

  • スチュアート・ウッズ「警察署長」の日本版と言うべきか。

    戦後の貧しさや、学生運動。そして家庭内暴力。後味の良くない事件も多くスッキリしない読後感も残るのだが、戦後史のお勉強もでき一気読みではありました。

    和也は警官人生を全うできるのでしょか?

  • 親子三代にわたる警察官の物語です。面白かったです。

  • 三代目の話が、とても興味深いです。
    警察の闇の部分が見え隠れします。

  • テレビでやってたよね。

    まんまや…

    って読みながら、映像が浮かびながら、
    だからなのか、スーって読めた。
    正義で優秀でいられるって難しい、かもって。

    警官やるって、難しそー。

    大学で、わるっぽいのがK4町なんとかの
    お偉いさんとこのって耳にしたけど、
    あれもそのルートなのかなぁ…
    それはそれで世の中不幸だよなぁー。
    それも警官の血、かもなぁ。

  • 上巻に引き続き、ぐいぐい読みこなせました。三代目です。時代は現代に近づいてきましたが、あまり背景の描写はありません。父と祖父の両方の謎にせまります。すっきりとした終わり方ではありませんが、読み切った達成感も得られます。警察小説では、自分史上最高です。

  • 感想は上下合わせてのものです。

    3世代にわたる警官の物語。こういう読み応えのある話が結構好きです。それぞれの人物にドラマがありつつも、「初代の死の真相」という共通のテーマもあり縦軸もしっかりしてるし。
    で、最終的にはその真相が明らかになるわけなんですが・・・結構早い段階でその真相ってなんとなく想像がついちゃって・・・その点は残念ながらちょっと興ざめ。そしてそれぞれの話とその真相をめぐる話が割と乖離しているようにも感じました。そりゃちょっとは話の接点はあるにせよ。
    特に和也の話で顕著に感じました。加賀谷の話とか結構展開がありそうなのに。。
    と思ったら続編みたいなのがあるんですね。そっちも読んでみようかな。

  • 前二代の事件の人物、事件の真相は今ひとつで拍子抜けするような結末だけれども、人間の心理描写、どうあるべきかという倫理観に関しては激しく訴えかけるものがあった。読み応え十分。

  • 下巻。上巻に続く民雄編から三代目の和也に続いていく。
    物語へののめり込み方は上巻の方が強かったな。特に和也編は前の二編と比べるとやや勢いが落ちた感じ。それでもまあ楽しめた。

  • なるほど。
    三代の警察官の異なる職務内容、姿勢、過去との関係を通して、警察社会における正義とは何かを問う大作でした。
    三人の祖父の同僚、駐在所の近所に住む人々の変化に富む関わり方が絶妙な小道具となって、物語に厚みを出しています。力作だなあ。

  • 3代続く警察一家の話。組み立てはとても緻密で読んでて飽きない。警察という組織の複雑さや、組織に振り回される正義感。物語に引きつける要素としては、たぶん人が本来持っている道徳観への共感なのか 続編(警官の条件)が必ず読みたくなるはず。

  • ラストだけはいい。

    なが〜い話がやっと終わりました。

    この本って、凄く評判は良いですが、特に非凡な話とは思えません。

    何と言っても、人物が平凡なんですよね。

    親子三代であることに、それほど必然性を感じないし、もう少しテンポよく進めても良かったのではかいかと。

    ただ、最終章の加賀谷のダーティーな格好良さ、ラストの和也の逞しさは良かった。

    この話をメインにして、祖父と父親の話が半分だったなら良作だったでしょうね。

    割と地味目な話が好きな人にオススメです。

  • いまいち納得できない・・・。上巻面白かったのに下巻ガッカリした。

  • 最後の最後の最後になってようやくこの作品の言いたいことが少しわかった気がする。

    もう少し読書経験値を上げてから読むべきだった。

  • 親子三代に渡る、警察官の物語。
    数年前にこのミスに選ばれた作品らしい。
    見せ場はそれぞれの時代にある。
    特に2代目の民雄がPTSDにかかってしまい、立ち直ったが、またまた発症して、自ら事件に巻き込まれて命を落とす。
    そして3代目の和也。現代においての警察官の正義のとらえ方が問われている。
    読後、親子3代に共通する正義とはなにか?正義のありかたについて考えさせらた作品となりました。

  • そういやミステリだったっけ、という。謎の結果が大切なのではなく、謎を巡る3代の警官達の生き様の話だった。読み応えが異常。

  • 親子三代にわたる謎解きというよりも、警察大河小説として読んだほうがよい。その時代時代を背景として、一人の警察官が警察官たろうとするが、その資質により組織に求められる役割に翻弄される姿を繰り返し描いているのが良い。

  • 民雄の、苦しんだ挙句ようやく取り戻した平穏な生活から始まり、やがて和也の章に移る下巻を読み終えて、明かされた事実が重い。
    すべての罪は相対的なものだ。いくつもの事件が秤にかけれて処理されている。
    そうだとしても、当事者にしてみたら、、、無念。

    二人とも、真相に行き着いて父は祖父は立派だったとわかったことは救い。

    やつのことは許せん‼︎一読書として。
    よくも退官までしゃあしゃあと勤めたな‼︎だからって殺していいのか?


    久しぶりの長編、大変読み応えあり引き込まれました。

    で、ここから警官の条件に繋がるのに、先に読んじゃったから。
    これ読んでからだともっともっと入り込めたなあ。
    もう一度読み直そう。

  • 孫が警官になる事は題名通りわかったが、チョット恋愛模様が切ない。人間は基本的にはグレーでありそれに馴染むかどうか---。と思う。

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警官の血〈下〉 (新潮文庫)の作品紹介

安城民雄は、駐在として谷中へと還ってきた。心の傷は未だ癒えてはいない。だが清二が愛した町で力を尽くした。ある日、立てこもり事件が発生し、民雄はたったひとりで現場に乗り込んだのだが-。そして、安城和也もまた、祖父、父と同じ道を選んだ。警視庁捜査四課の一員として組織暴力と対峙する彼は、密命を帯びていた。ミステリ史にその名を刻む警察小説、堂々たる完結篇。

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