暴雪圏 (新潮文庫)

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著者 : 佐々木譲
  • 新潮社 (2011年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (513ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101223247

暴雪圏 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 制服捜査の川久保さんが出て来るが、単なる続編という感じではない、というのも川久保さんは主役ではないから。
    じゃ誰が主役かというと、人物ではなく、3月ごろこの地方を襲う猛吹雪である。

    交通がほぼ完全に遮断され、停電やボイラー故障が頻発し、暖房の効かない建物内や車の中では凍死すらあり得る、猛吹雪の中で、色んな過ちや過去を抱えた人が何かに導かれるようにとあるところに集約されていく。

    人を主人公としてその描き方を読むとぎこちなさや物足りなさを感じるのだが、大自然の驚異の中であたふた生き延びようとする人間のおろかさを見下ろすような視点で読めば、この作品は面白い。

    以前にも思った佐々木譲お得意の「余韻」がそういう特徴のこの物語でもいかんなく発揮されていて良。書き込み過ぎない不親切さが、苛烈すぎるくらいに人に厳しい自然の描写に
    似合っていると思う。

  • まずは、雪国って大変だ~と。いや、本心で。
    いろんな事件が同時進行で、登場人物が次々出てくるしで、少々混乱しながら読んだ。なるほど最後こんなふうにリンクするのか、お見事です。
    キャストが多すぎて、川久保巡査部長が存在感薄なのがちょっと残念だった。佐々木譲さんはラストをこんな風にするの多いな。

  • 制服警官の続編。猛吹雪の夜に交錯する物語です。

  • このミスベスト10、2010年版8位。北海道を舞台に数十年に1度の豪雪の日に発生する複数の事件が同時に進行していく群像ドラマ。この作者独特の緻密でリアルな表現。面白いんだけどちょっと読みにくいところもあって、ちょっとてこずりました。登場人物多すぎて記憶力が弱ってきてる自分には覚えきれないってとこに起因してるのかも。

  • 良い緊張感が、終わりまで保たれててエエナ
    とおもいました。保てないですからね普通ね
    シリカゲルとかないとね。あのたべれるやつ

  • 次から次へと新しい登場人物が現れて、一体どう収拾つけるんだと、一気に読んでしまった。
    最後は、ここで終わるのかーという終わり方ですが、次から次へと場面が変わり、飽きさせない展開で面白い。
    もう少し評価上げても良かったけど、最後が何となく。

  • 14.11.03読了。最後はあっけなかったが、経過は面白かった。

  • 2014.10.2(木)¥250+税。(-2割引き)
    2014.10.29(水)。

  • 爆弾低気圧による猛吹雪の日に起きる様々な事件。交通の麻痺した町に唯一残された駐在さんが主役…のはずだが、あまり存在感がない。最後ようやく見せ場が来たかと思いきや、なんともあっけない終わり方となっていたのが残念。ただ物語自体はとても面白く満足。

  • 主犯の扱いが少々もったいないのと不倫人妻の行動がやや解せないが、全体としては複数の話がうまく収れんしていくのが気持ちいい。

  •  前回の冬休みに友人と試される大地の北海道(札幌)旅行に行きましたが、おそらくあまりにも激しい温度差とスープカレーの刺激に試され、帰りの空港で朝食の海鮮丼を全部戻してしまった事を思い返しながら読みました。
     
     群像劇モノは、最後に全ての登場人物の物語が収束していくところが非常に快感ですね。

  • 制服捜査の続編で、長編。
    川久保巡査部長、この冬を迎えるのは2年目になってた。
    最近短編づいてたので、そうそうこの感じ・・・ずっしり読み応え有り面白かった。

    分厚いけど、時間にしたらホンの半日の出来事。
    彼岸荒れと呼ばれる三月の大嵐。暴風暴雪のその日に、重なるように起きた別々の事柄。点と点がつながっていく。
    その当事者の目線で語られるのだけど、24のように小刻みに場面がどんどん変わってハラハラしっぱなし。
    久しぶりにドキドキ味わった。

  • 【韓国語多読10弾】警察小説の形式を借りた保安官モノ。主人公は北海道警察内の大人事異動のあおりを受け僻地の駐在所勤務となった元刑事。彼を保安官として機能させるため著者は彼岸荒れという春先の暴風雪による閉鎖空間を設定する。一見、さまざまな事件を並行して描いていくモジュラー形式に見えるが伏線と思われた出来事が何の受け手もないまま終わってしまう。ミステリとみればかなり唐突なエンディングだが西部劇と考えればこれも伝統的手法と言えよう。あの名作『シェーン!』も盛り上げるだけ盛り上げて瞬きする間もなく決闘場面が終る。

  • 佐々木譲の作品は本当におもしろいなぁと思う。
    前回と比較するとやや内容だったり伏線の回収が予想外というわけではなかったので少し残念。

  • 設定が斬新。でも笹原はどうなったんだ??

  • 猛吹雪に見舞われた北海道が舞台の警察小説。
    最初の頃は何の関連もなさそうだった小さな事件が、途中からだんだんつながり始め、最後には1つになる。
    関西で生まれ育った自分には想像もできない暴雪の怖さと、話の展開の上手さの両方に惹き込まれました。

  • 雪が人を鈍らせる。

  • 丁寧な描写で楽しめた。ただ、大きな盛り上がりのある場面がないので好みは分かれると思う

  • 駐在さんシリーズ第二弾

     雪で閉じ込められた空間で保安官ががんばるっていうと身も蓋もないかな。

     どうしても乗り切れずに再読する前提でいったんパス。主人公に愛着できないからなんだろうか? なぜか乗らないんだなぁ、このシリーズ。

  • 制服捜査の続編(シリーズ?)
    面白かった

    たくさんの人物の視点が収束していくお話
    各視点での事件が起こるぞ起こるぞ〜という雰囲気と
    大雪がくるぞ〜くるぞ〜という緊張感があいまって
    ぐいぐい引き込まれていく話

    北国の生活を知らないので大雪がどんなものか想像つかなかった
    文面からは、寒いと人は死んじゃうんだなー、と感じた
    南国生まれで良かった

    若い2人の恋の描写にドキドキ

  • 凄まじい雪の北海道と逃亡する殺人犯。警察小説の鉄板。
    ・・・思いがけず、冒頭に登場する昔がたりがホラーすぎて怖かった。

  • これおもしろい?
    読んだ人おしえてください!

  • 佐々木譲の警察もの小説は、いつも中々奥が深いですね。

    異なる所で発生する、異なる出来事が、
    ある出来事により、一点に集約していくというのは、
    この小説のみならず、数多ありますが、
    これもそう言うものの一つ。

    背景に、爆弾低気圧に想起されるような冬の嵐があり、
    嵐が迫り来るさまは、それだけでも、一つの物語に
    なると思います。

    いやぁ、それにしても、話をうまく集約しますね。
    「なるほど、そうきたか~」と思わされる所多数でした。

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