カウントダウン (新潮文庫)

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著者 : 佐々木譲
  • 新潮社 (2013年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101223254

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カウントダウン (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 選挙小説というジャンルがあるなら、この作品もその一冊といえようか。
    選挙は、当選か落選かで、天国と地獄ほどの差があり、その当落そして開票へ向けての行動はドラマになり、小説の好材料。
    実在の夕張市を登場させ、架空の財政破綻市=幌岡市で、多選市長の阻止に向けて立ち上がる若手市議の選挙戦は、読み手を熱くする。
    希望を言えば、小説としては尻切れトンボみたいで、もっと選挙戦についてページを膨らませてほしかった。

  • 稚内・旭川間の列車移動の時間を挟むなどして、半ば一気に読了してしまった…痛快な作品である…

    作中に、劇中人物の一人が「日本中が夕張のようになるのかもしれない」等と言う場面が在る。“夕張”は多少特殊であるのかもしれないが、「“夕張”という現象を産んだシステム」というようなものと、それを維持している“無自覚”な「その中の人々」というものは、何処にでも在るのかもしれない…

    「“夕張”という現象を産んだシステム」というようなものと、それを維持している“無自覚”な「その中の人々」というものは、何処にでも在るのかもしれないという意味で、広く読まれて然るべく作品だと思うが、殊更に“北海道”では必読かもしれない…そんなことを思った。

  • 夕張市をモデルにした、死にかけた市の再生を目指す物語。
    面白くて一気に読んだけど、きっと実在の市だけでなく、県も国も似たようなことは裏できっといろいろあるんだろうな。
    大体、自分の1票で世の中が変わる気がしないんだよね。
    できれば反対派勢力が大半の市議に囲まれて、新市長がどう再生を果たしていくのか、果たすまでは無理でも兆しが見えるところまででも、続きが読んでみたい。

  • 北海道夕張市に隣接し、双子市と揶揄される破綻寸前の幌岡市、
    5期20年牛耳ってきた市長が市議会議委員はほぼ子飼い、
    箱物を造りまくり、第三セクターの社長も兼ね、実弟を経営者に据え迂回融資を。。
    6期目の選挙前に在任1期の市長に反する最年少市議の元へ
    市長選に出ろと得体の知れぬ選挙コンサルタントと名乗る男から告げられる。
    経営破綻の寂れた田舎町を救えるのか?選挙をどう乗り切るのか?その前に立候補できるのか?と。。
    今時、こんな大昔の市長やその取り巻き市議がいるのかと思うが、軽く読めるし、
    今後、人口減少・財政確保が難しくなり、どこの市町村でも無視できない問題である。

  • 佐々木さん名前は昔から聞いていたけど、初めて読んだ。おもしろかった~!
    THE エンタメ!て印象だったけど、いわゆるエンタメで感じるあますぎて苦手・・・てとこがなくて、不快感なく読めた。
    作者さん夕張出身なのね・・・。ほんと政治に興味ない~、とかのんきなこと言ってらんないよなあ。

  • 夕張の破たんは衝撃的だった。デトロイトの破たんも悲惨。日本国の破たんは? 我が家の破たんが目下の最優先課題だ。救済を乞う!

  • 社会派小説家を目指したのでしょうが 勉強不足
    「へ~っ」と感心するものは無く「まさかぁ」と思うものばかり

  • 佐々木譲といえば、警察小説が印象深い。
    でも、今回は若き市議が市長選へと出馬することを後押しする作品である。
    ただ、普通の市長選ではない。
    財政破綻した夕張市と同様に赤字を出した市の市長選に出ようというのだ。
    なかなか面白かった。

    2016.2.17

  •  陸前高田への行きの飛行機内で読了。
     夕張市の財政破綻を引き合いに、6期目を迎えようとする市長に、市議一期生が挑むというお話。
     実態が赤字の3セクを黒字に見せかけるテクニックなど、事実を調べて書いたのだろうが、物語にリアリティや熱を感じない。
     選挙争いか地域振興策に失敗する過程のどちらかに絞って書いたほうが良かった。
     二つの主題があるため、物語の掘り下げが十分にできていないようだ。
     

  • 夕張市のとなりの幌岡市(架空)が財政破綻をする。6選目を目論む現職市長に1期目の議員が戦いを挑むのであった。
    市政の再生小説ではなくて選挙小説です。なるほど財政破綻のメカニズムはよくわかったけれど、読み物としては少しパワー不足か。佐々木譲さんにしつては小粒な印象です。

  • 2014.11.2(日)¥250+税。(-2割引き)
    2015.5.10(日)。

  • 今回はミステリではなく地方選挙の話でした。財政破綻寸前の北海道の小都市。ここの市長選挙で5期連続勤めている現職と、市議会を1期勤めた若手市議との市長選挙の話。しかし地方議会の有様は小説とはいえ、この本と似たり寄ったりではないだろうか。北海道に詳しい著者の本であるから信憑性は高い。私も横浜市の議会だよりは毎回目を通しているが、ある程度質疑は活発であるものの、答弁には物足りなさを感じる。まして地方議会で大半が保守系議員、残り数名が市民派や共産党系で構成されている所などは全く議論などされずに、いい加減極まりないであろうことは想像に難くない。その意味でも二大政党制は意義が有ると思う。

  • 何だか拍子抜けする終わり方。
    市長選だか何だかの話。

  • 夕張市と経済環境、置かれた状況が非常に似ている都市幌岡市で現職と新人がぶつかる。当選後、市を担保に腐敗の限りを尽くした現職に、どう立ち向かうのか!

    コメント:最後の結末がしりすぼみだった。途中までは非常に面白かったので残念。

  • 忙しない感じの物語。
    選挙までの話であるが、本当は、選挙後のほうが大切。
    選挙が目的になっているのがちょっと残念。
    でも、爽快感はありました。
    そして、明日はわが町。財政破綻はどこにでも可能性はある…。

  • 夕張のことは忘れられない事件でした
    夕張出身の佐々木譲さんの静かな怒りを感じます
    リアルで、心も痛み腹もたつ
    そして、気持ちが熱くなる
    面白かったです

  • 財政破綻した夕張をモデルにした物語。おなじ北海道で夕張と同じ事が起きている幌岡市で新人市議員が市長に当選するまでを描いている。作中には夕張市も実際問題として出てきている。
    なかなか面白かったが最後がイマイチ

    あれだけ偏った市議会で新市長になって何が出来るのだろうかと考えてしまう。
    前市長の大田原はいくらでも裏で市議会を操ることが出来るだろうし、必ずするだろう。
    そんな中でどう再建していくのか・・・
    ラストはそういったことは全て端折って将来を夢見て終わっている。
    当選してからが始まりなのではないかと思うのだが・・・

  • 警察小説以外も書いてたんだ、佐々木譲。真保裕一みたいで面白かったです。
    しかし、日本全体が夕張化する前に死ねればいいのだが。

  • お得意の 故郷“北海道” を舞台にした、地方自治問題に切り込んで市長選挙を描くポリティカルな作品。今回は警官が主人公ではなく、1人の若き市会議員、というのが意外な気もしましたが、振り幅のめっちゃ広い佐々木さんなので、安心して読み進められました。

    感想は、ちょっと最後の方があまりにも忙しなく、枚数が足りなくなってきて一気にまとめちゃった感があるのが残念ですが、夕張問題をより詳しく知ることが出来るし、ヒト事ではない地方自治の実態や地方選挙の現実を知るには最高の教材です。お固くなく、軽くサスペンス要素も絡めたエンタメ仕立てで読みやすいのも、作者さんの親切設計?なのかな、と勝手に解釈してますw

    それにしても、「ダイスをころがせ」でも思いましたが、選挙をエンタメにするのって、本当の本当に難しいんだろうな~、と。だから若いヒトは投票に行きたがらないのかもな~、とかww

  • それなりに面白かったが、佐々木譲はやはり警察ものがいいな。
    辛口の星3つ。

    第2、第3の夕張が今後あちこちで発生しないことを望む。

  • 選挙の仕組み、夕張の破綻の仕組みなど、いろいろわかる本です。
    ストーリー展開がうまく、一気に読みました。
    警察小説とは違う面白さがあります。

  • 北海道の破綻寸前の市に立候補する若い市議会議員の話。
    なかなかおもしろかったけど、当選してからどうやって立て直していくかのほうが興味があったのに、当選したとこで終わってしまったのは、話の内容としてはどうか…。
    続きがあるのかなあ。

  • 幌岡は二度死ぬ――――
    北海道 夕張市によく似た幌岡市で六期目の当選を目論む大田原と、それをさせまいとする最年少市議、森下直樹の選挙戦を描くフィクション政治モノ。

    期待はずれだったと言わざるをえない。
    回収してない伏線がいくつかあったり、選挙戦や選挙後の描写があっさりしすぎていたりして残念だった。

  • 途中までいい感じで盛り上がっていたんですが、
    以外にあっさりと結末。
    ネガティブキャンペーンを乗り越えて、
    家族の絆が強まって・・・と言うことではなかったですね。
    ちょいと残念。

    そういうところもあって、何か、淡白に感じます。

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カウントダウン (新潮文庫)の作品紹介

市長選に出ろ。オフィスに現れた選挙コンサルタントは、いきなりそう告げた。夕張と隣接し、その状況から双子市と称される幌岡市。最年少市議である森下直樹に、破綻寸前のこの町を救えというのだ。直樹の心は燃え上がってゆく。だが、二十年にわたり幌岡を支配してきた大田原現市長が強大な敵であることに違いはない。名手が北海道への熱き想いを込めた、痛快エンターテインメント。

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