たけしの面白科学者図鑑 地球も宇宙も謎だらけ! (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101225364

作品紹介・あらすじ

我々が暮らす地球には、解明されていない不思議がいっぱい。南極の厚い氷の下に生物はいる? 生命の起源の手がかりは深海にあった。宇宙はいくつも存在するってホント? そんな遠大な謎を解くため、極致から海の底まで地球のあらゆる場所を調査し、宇宙の果てを思考する研究者たち10人にたけしが出会った! 命の始まりや遥かな未来に思いを馳せる面白サイエンストーク、地球&宇宙編。

感想・レビュー・書評

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  • 地球のことも宇宙のことも、次々にいろいろなことがわかってきていますが、依然としてわからないことの方が多い、とどの先生もおっしゃっています。だからこそ苦労とわくわくを追いかけていらっしゃるのですね。これからも何がひっくり返されるのか、楽しみにして生きていきます。

  • いろんな研究をしてる人がいるんだなぁ。

  • 田近英一先生との対談によれば「酸素があれば不平衡が生じているから生物がいることになる」らしい。
    僕は「酸素」がなければ生物が生存できないからから、宇宙人を探すときに酸素を探しているのだと思っていた。
    そうではなく生物がいるから「酸素」という物質が発生し、不平衡な状態になるのだという。だから酸素があるところに生物がいるというのが正しい考えらしい。
    以上の表現は僕の浅薄な解釈で間違っているかもしれないが、先端をいく科学者の視点を知ることが出来るのはとても面白い。

    目次
    (1)宇宙理論)宇宙の謎を解く鍵はどこにある(村山斉)
    (2)植物探検)幻の植物を求めてアジア奥地へ(萩巣樹徳)
    (3)地球科学)もしも富士山の大噴火が起きたら(鎌田浩毅)
    (4)宇宙エレベーター)「宇宙エレベーター」はもはや夢じゃない(石川洋二)
    (5)地球微生物学)生命の起源、メタン菌って何だろう(高井研)
    (6)菌類)菌を追いかけ北極から南極まで(星野保)
    (7)辺境生物学)辺境に生きる極限生物を探して(長沼毅)
    (8)アストロバイオロジー)生命誕生の秘密は宇宙にあった(山岸明彦)
    (9)海洋動物)超小型カメラが明らかにする動物の神秘(佐藤克文)
    (10)スノーボールアース)地球は凍った真っ白な星だった(田近英一)

  • どの先生方も共通して難解な内容を平易な言葉で語る姿勢に,優秀さを感じる.研究の始まり・モチベーションなど研究にとって必要不可欠な点を確実に質問し,またやりとりをしている点にも流石と思わせる.惜しむらくは,折角の最新研究内容なのだから,多くの人にホットな状態で届けるべく,さっさと文庫化して貰いたかった.ここら辺は内容云々に無関係に金儲けという行為でしか本の販売を捉えていないことが明らかである.

  • 平田賢道さんという仏師であった住職の方から
    「自分が一流の器であっても、二流の先生につくと、二流にしかなれない」と言われました。逆に、たとえ二流であっても、一流の先生につくと、一流になれる。

    今回は生物の話もあるが、微生物や宇宙の話多め。File1から何を言っているのかわからん…と宇宙のジャブを食らったが、読み進める。
    多くの研究者が生命の起源について分かるかも。と自身の研究に言及しているのは面白い。どれもが違う角度からなのに、ゴールは一緒。
    この人たちが協力したらスゴイものが生まれるんじゃなかろうか。

  • 近々、大地震が起きる可能性は極めて高い。静岡沖の東海、名古屋沖の東南海、四国沖の南海地震。2030年~40年の間に起きるというが、地球科学ではプラスマイナス20年くらいの誤差は当たり前。ということは、いつ起きてもおかしくない。しかもこれらは連続して起こる可能性がある。そしてその最後の極めつけは、富士山の噴火。そんなわけだから、鎌田先生は、常にケータイは充電して持ち、ペンライトと予備の乾電池、非常食とペットボトルの水もカバンに入れているそうです。そんな話が合ったかと思うと、次は宇宙エレベーターで宇宙旅行に行く話。実現するんだかどうだかわからないけれど、おもしろい発想であるのは間違いない。いろいろ考える人はいる。さてさて、これから地球は温暖化が進んでいくのか、それとも寒冷化するのか。はたまた、地球外生命は見つかるのか。生命の起源はどこにあるのか。宇宙はこれからどうなるのか。面白い話題が満載です。

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著者プロフィール

1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「2022年 『浅草キッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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