ゴールドラッシュ (新潮文庫)

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著者 : 柳美里
  • 新潮社 (2001年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101229225

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ゴールドラッシュ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • いちいち文章が長くてくどくて一体どこで息継ぎをしていいのかわからず困惑しながら読み始めて、ものすごく苦しみながら読み終えたけど結局この話は何なの?でもつまらない小説だったなあというわけでもない。そこがとても不思議。
    主人公はお金持ちの息子で家族はめちゃくちゃで友達もいなくて誰もあんまり親身じゃなくて本来ならば読んでいてこの主人公に対してもう少しカワイソウだとかムカツクだとかの感情がこちらも生まれてきそうなもんだけど、あんまりにもこの少年が純一無雑というか本人は何が良くて何が悪くてなんてこと全然わかってもないし考えようともしないもんだから読んでいて彼の敵にも味方にもなってあげられないまま読み終えてしまった。
    ラストは本当に意味が分からなかった。小説ってこんなことしていいんだ、いいのか?どういう意図でこんな結末にしたのか全く理解ができない。うーんでもやっぱり全体を通して、つまらなくはなかったんだよなあ・・・。

  • イタリアを車で旅行しながら読んだ
    それは正解じゃなかった

    私たちが生きなくてはならない世界の、嫌で嫌でたまらない部分を、ためらいもなく描いているから、読まずにはいられない

  • 話が重くて、読むのに疲れた。登場人物で金本だけが人間らしさを感じた。

  • 伊勢佐木町、日ノ出町、黄金町という、私にも馴染みのある場所で主人公の少年は生きている。
    もがき、苦しみ、葛藤し、大人とは何かを自問する。
    苦しい中に、光は見つけられるのだろうか。
    だからこそ、読んでしまう。
    苦しいからこそ先が知りたい。
    自分の感情を彼に被せ、疑似体験をする気持ちの悪さと快感。


    P.92
    なぜひとびとは生と死の谷間で焦燥するのだろう、恐怖は生と死そのもののなかに在り、空漠たるその間隙にはない。

    P.200
    生活のにおいと音、生活する人間の体温は家のなかの空気をあたたかく発酵させる。

    #柳美里
    #ゴールドラッシュ

  • 俗にいう裏社会について、すごくリアルに描かれていたことにまずびっくりした。
    その俗にいう裏社会を全く知らない身としては「ほんまにこんな感じなんかな…」と想像するしかできひんねんけど。

    でも、柳美里さんの生い立ちを調べて納得した。
    主人公くらいの年齢の子の心理から、ドラッグ、買春に関する描写すべてがとても現実味を帯びて書かれていた理由が。

    こういう世界は裏とよく言われとるけど、普通にごく普通に世の中でおこっとって、みんなが目を背けとるだけで決して裏ではないんやと思う。多分。
    目を背けている人間の一人が言うのもなんやけど。

  • あまりにも話がぶっとびすぎていて・・・「共感」が全くなかったからなのか、面白くなかった。

  • 世界観がグロすぎて冒頭で中断した。

  • 柳美里が苦手です。
    彼女の作品が、というより、彼女の生き方が。
    どうして人を傷つけるような形でしか生きられないんだろう。自己表現できないんだろう。

    そんなわけで、この本を読むのに実は結構時間がかかっていて、雑誌やら何やらを読みつつ、自分を鼓舞して読みました。

    前半はとにかく主人公の少年の心の空虚さがつらかった。
    14歳。まだたったの14歳なのに、彼の心には何もない。
    欲しいものも、やりたいことも。
    金と薬と暴力と…。
    でも、彼の心には何もないし、何も届かない。

    ところが何とか中盤まで読んでみると、実は少年は物凄く欲していることがわかる。
    家族を。家庭を。
    金で買うことのできないそれを、少年は何とか自分の力で作り出そうともがく。
    兄を守り、姉をかばうことで。
    そして金の力を借りて、好きな人間だけを身の回りに置こうとする。

    そんなことできるわけがない。
    彼だけが気づかない。彼はまだ子供なのだ。

    家族を守るということは、責任を持つということなのだ。
    金で誰かに何とかしてもらうのが、家族を守ることではない。
    その金すら、彼は自分で作り出したものではないのに。
    自分で作り出していないからこそ、惜し気もなくばら撒けるのだ。

    ほんのひと押してばらばらに壊れてしまいそうな疑似家族を、彼は必死に守ろうとするが、守れるほどには彼はおとなではないのだ。
    やっと口にした「助けて」も、時すでに遅く。

    “どんなに自分から逃れようとしても逃れることはできない、狂うことも自殺することもできない者は自分という檻の中で生殺しのような苦悶に堪え、生きつづけなければならない。死を迎える瞬間まで自分という罪に囚われつづけるしかない。”

    まだ14歳。
    その長すぎる晩年を、彼はどうやって生きていくのかと考えると、心が痛くてしょうがない。

  • 今はもう味わえない黄金町文学。

  • 途中で嫌な気分になり断念…

  • 中学生って。自分の狭い世界でしか行動していないため、ダイナミックさが物足りなかった。
    ただ、昔の横浜の街の感じとかは好きだなあと。

  • ただただ読んでいて辛くなる
    少年犯罪を理解するのは難しい。

  • 入りこめない。読んでて苦しかった。

  • とにかく暗くて鬱な話だった。気色悪い表現も折り重なって、この物語の暗さ、登場人物の心の暗さを身に染み込ませる作品。そんな中に柳美里さんの崇高で芸術的な表現がチラチラと見えるような文章で、読むのがとても楽しかった。ファンになってしまいました。

    主人公は孤独で、こころが未発達の可哀相な少年。自分の心の闇に気付かず、足りないゆえに軋みが起こる時は父親たちがお金や物で解決するから、心の隙間を埋められない。間違った詰め物で塞いでいって、ひび割れを安易な物質で埋めて行った欠陥住宅のような成長をしてしまっている。心の軋みは闇葬られる。
    そんな中、彼を思ってくれる人が中盤から登場し、彼らもまた不完全な心の持ち主で闇を背負っている(全ての人間に言えることかも)けれど、少年を思いやって様々なアクションを起こす。少年はまた軋み、支える彼らに重圧をかける。しかし最後には響子が広い心で受け止めて・・・・。

    という感じの話でした。最後の展開が意味不明だったので、☆四つ。
    地震は全人類に平等な揺れをもたらすってことは、自分が特別だと思っている少年がただのちっぽけな存在であることを示しているのかな?
    (そういえば少年の、自分が特別だと思っているが故の偉そうな態度も、父親の死によってくずれて、普通の経営者みたいに経済学や商法を学ぼうと決意しているところで崩されてたなぁ)
    檻はたぶん父親に対する罪。 最後の写真は救いかな?

  • 暗かったけど、少年はただ普通の家族が欲しかったんだろうな、と。

  • 以前「もやし」という作品を読んだ時に、日常の中に潜む狂気みたいなのを垣間見れた気がして個人的に好きな作品だったので他の作品も読んでみたくてブックオフで買ってみました。
    結果は、、あまりよろしくなく。気の振れた中学生のお話でして、期待したものとは違いました。リベンジしたいと思います。

  • 世界が違いすぎて、全く話に入り込めなかった。。
    読んでいて暗~~くなる。

  • 読む前に期待しすぎてしまった。面白かったけどいまひとつひっかかりがない。主人公の少年に対して共感も嫌悪も感じれなかった。

  • 薬と暴力と家族。
    ストーリー的には何一つ共感できなかったけれど、柳美里の文章の美しさは健在でした。

  • 柳 美里作品の中で一番好き。
    10年以上前の義務教育中に読んで、多感な時期なので少年の心境にかなりの影響を受けた。
    センセーショナルな作品で、人間の書き方が本当に素晴らしい。
    今読んだら又別の見方ができそうなので、また買ってみようかな。

  • 主人公の少年は父親のドーベルマンをゴルフクラブで殴り殺し、父親を名刀で切り殺す。この父親が、著者の父親の勤めていた横柄なパチンコ屋の社長とかぶる。柳さんは昔父親がかわいがっていた犬をその社長に取られて餓死させられているらしい。(魚が見た夢) この小説の中で復讐したのかなと思った。

  • 現代版ドストエフスキーといっても過言ではないかもしれない作品。少年の親殺しをメインに、社会・教育の在り方まで揺さぶる必読小説。

  • 正直、いまいちだった。
    よくわからないまま、終わった。
    読み終えるのに精一杯でした。

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