コールドゲーム (新潮文庫)

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著者 : 荻原浩
  • 新潮社 (2005年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101230313

コールドゲーム (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 被害者の心の傷は生涯残る。加害者はそれを自覚してほしいな。自身の行動がどれほど残酷なものなのか。最後まで緊張感が続く、面白い一冊でした。
    あらすじ(背表紙より)
    高3の夏、復讐は突然はじまった。中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。犯行予告からトロ吉が浮び上がる。4年前クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと廣吉。だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった。光也たち有志は、「北中防衛隊」をつくり、トロ吉を捜しはじめるのだが―。やるせない真実、驚愕の結末。高3の終らない夏休みを描く青春ミステリ。

  • イジメは当然悪なわけで、そのイジメも相当残酷なら報復も尚更である。トロ吉側を退治してハッピーエンドみたいな終わり方だったけど、それがやたらと複雑な感情をそそる。

  • ビブリオバトルで高校生の子が紹介していて興味を持ったのだけど、面白かった。高校生視点でのリズムの良い(でも軽すぎない)文体で、話のスピード感も相まってあっという間に読み終わった。広い意味でのイジメというものを感情的になりすぎず掘り下げている。良かった。

  • いじめと復讐を取り扱った作品。だからいじめはやめましょうという作者の主義主張は出てこず、恐怖と狂気、やるせない読後感を演出することで読者にこの問題について考えることを問いかけています。
    一方、犯人を当てる小説として見た場合、元気な18歳を格闘戦の相手とするには犯人の人物設定はちょっと無理があるのではないか?物語の中盤で接触があった際の描写があまりにもミスリードでフェアでないと感じた。

  • いじめの復讐です

    どんなに月日が立っても、やぱりそれは「いじめ」から始まったこと。
    救われる人はいないよね。

  • いじめの復習って、それだけでは語れない物語。

  • 2016.8.1(月)¥150(-2割引き)+税。
    2016.8.12(金)。

  • いじめと呼ばれている学校での集団リンチ行為の話題は、結末がどうあれいつもどうしようもなくやりきれない思いが残る。暴力を振るっていた子どもたちは全員、何年先になろうとも死ぬまでの間に絶対に報復されるべきだと思うが、暴力を受けていた子どもはもはや救いようがない。せめて彼自身の手で、動物以下の教師や同級生たちに復讐させてやりたいと思うだけ。以上は小説の世界ではなく、現実社会の問題としての意見。この小説としては、硬派の荻原さんの持ち味が十分発揮されたとても読ませる話でした。

  • ミステリー。
    世界はこんなに絶望で溢れてるなものかと悲観してしまう。過ちを繰り返さないようにと思ったのは、自分のやってたことを後悔したから?それとも二度とこんな怖い思いをしたくないから?

  • 確かに面白かった。解説にもあるように何かに偏らない大人の作家さんなんだな。社会的なテーマが見え隠れするけどそれが主軸になってないし、意見のステマ的刷り込みもなかったし、純粋にスリリングに読めた。

  • 今まで読んだ萩原浩さんの作品、「メリーゴーランド」と「オロロ畑でつかまえて」が余りにもダメで、全く期待しないで読み始めたが、圧倒的に良かった。途中から止まらなくなり一気に読む。
    いじめという重く難しい永遠のテーマを扱っているが、小難しい議論より、高校生の語り口のストーリー展開のテンポが良く、読者を飽きさせずに最後見事に完結させていると思った。たまにある軽いジョークもいい。

    いじめたほうもいじめられたほうも、過去のことはハッピーエンドにはできない。いじめられたほうの傷はあまりにも大きく深く、いじめた側の後悔や懺悔は何の救いももたらさない。
    トロ吉の親の気持ちは痛いほど分かるし、いじめた側の過去の自分がほんのお遊びでやってしまった間違いを、修正できないもどかしさも分かる。これはそういう微妙な感じを残して終わる物語だ。

    トロ吉の復讐劇が始まると、そのクラスメイトは各自、自分のしたことを思い出す。やられた本人が思うほど、周りは覚えていないものなのだ。一人の人生を狂わすという大罪を、分別のない子供は残酷にやってのけ、それを成長とともに忘れていく。まるでメダカやオタマジャクシの共喰いのように。倫理も道徳も無く、知恵があるだけ残虐な本能をむき出しにして遊び育つ。

    子供とは分別も常識も無い生き物で、何が正しいのか分からない。だから親や大人がついていて教えなければいけないと思う、何が良くて何が悪いのかということを。

  • いじめというのはやはり時間で解決できるものではない。いや、いい方向転換になることもあるが、傷は癒されることはない。
    後味の悪さは私的に良かった。
    子を亡くした親の気持ちは狂気に変わるほど。

  • 高校3年の夏。中学時代の暗い記憶から始まる事件は、やがて殺人、放火にまで発展する。壮絶ないじめの復讐と、過去を辿って楔をうつ夏の話。

  • 中学生のイジメ問題がサイコ・サスペンスへと昇華していく。引き込まれてどんどん読み進められる、テンポの良い快作。サイコ部分だけじゃなくて、イジメを見て見ぬふりした主人公の心情変化も見事。

  • 2011/03/07 読了
    高校時代のブックリストから記録

  • 終わりまでいかないうちに犯人がわかってしまったので,ミステリーとしての面白さより,何というかいじめの理不尽さややり切れなさがどんどん迫ってきて,救いのない読後感.最後これで良かったの!って思った.

  • この作者の文体が少々苦手。

    ようやく途中から慣れてきて、オッ!っと思わせる展開に引っ張っていかれたのに、やっぱりどうも現実離れし過ぎてて、夢中になれない。

    いじめというのが今回の大きなテーマ。意外な結末や軽めのタッチに霞んでしまったけど、本来なら考えさせられる見所のあるテーマ。

  • 高3の夏、復讐は突然はじまった。中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。犯行予告からトロ吉が浮び上がる。4年前クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと廣吉。だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった。光也たち有志は、「北中防衛隊」をつくり、トロ吉を捜しはじめるのだが―。やるせない真実、驚愕の結末。高3の終らない夏休みを描く青春ミステリ。

  • この人の文章好きだ

  • 読後感が悪いといえば、悪いのだけれども、
    そんなに気にするほどのことではないかもしれない。

    ガラケーを用いるのがスタンダードだったり、
    いろいろといまの世相とは異なるところはあるものの、
    いじめの問題などは相通じるものがあると思う。

    それにしても、最後の真相は、意外とあっけないものだった。

  • 大丈夫だから。学校は変わっちゃうとか行かないとか選択可能だからね。そこは大事。
    それと、人はそうそう変わらないから。

  • 高校卒業を目前にした球児の光也に、中学同級生だった不良の亮太から不可解な事件が起きていることを聞かされる。いじめの標的だった廣吉がいじめに加わった同級生に復習をしているという。半信半疑だった光也だったが、次々と仲間か襲われていく。

  • 図書館で借りた。

    途中パッとページをめくった時に
    犯人らしき人を書いたのが見えてしまい
    「あぁ、そうか」と思いながら読んだ。

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