- Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101230337
感想・レビュー・書評
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公務員組織の無責任体質、保身第一の無能公務員体質、無駄な会議が描かれる。
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公務員(主人公)に対しての言葉が逐一胸にささる
「お前ら国家権力はいつも場所だけつくって、使い途も使い続ける方法もろくに考えないで、ろくでないものをあちこちにつくって、煙草代ばっか上げやがって」 -
エンタメ的
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萩原浩さんの初期の作品。サラリーマン向けだったと思います。
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メリーゴーランド(新潮社文庫)
著作者:萩原浩
発行者:新潮社
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
累積赤字47億円のテーマパーク再建を任された役人の奔走する。 -
実際はよくわからないが、公務員や公営事業のイメージにあった感じで努力して改善しても首長が変われば公約のためだけにあまり精査せずに切り捨てるというのはありうる話しだったかと思う。
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2020/7/25読了
役所の職員がテーマのお仕事小説ということで、気になって読んでみた。
上司のやる気のない感じとか役所の仕事の描かれ方にちょっとイラッとしたけれど、外から見ると役所ってこんな風に思われてるんだなと思った。
主人公は出向という立場ってこともあり、リアルなお仕事小説感はあまりなかったなぁ。。
自分が公務員だから、こういう感想になってしまうのかな。。やっぱり市民から見た役所ってこういうイメージなのだろうか。他の方の感想も聞いてみたいと思った。 -
【ちゃんと働くっていいことだと思う】
公務員の仕事とは本当にこういうものなんでしょうか。同じ部署のメンバーにお茶を出したり、会議は採決を挙手にするか無記名投票にするかを決めることから始まったり、本来なら一日で出来上がるポスター作りの工程に一週間かかってしまったり……。
市役所勤めの主人公は赤字経営のテーマパークの立て直すため、周りの人たちの協力を得て、市役所に勤めてから初めて多くの残業もして、お役所ルールを時にはごまかし、時には破り奮闘します。
ある程度脚色されていると思うのですが、民間の会社で働いていて良かったなと思いました。忙しくても、「どうせ変えられない」「どうせ上手くいかない」と思いながら仕事するのはつらいです。
でも公務員も一般企業に勤めていても、大なり小なりしがらみや政治的な圧力が出てきます。それでも、せっかく働いてるんだから何か形を残したいし、人に喜んでもらえることをしたいとあらためて思いました。
働くっていいです。 -
コミカルに描かれた辛辣なまでにリアルな日本の歪み。社会経験がある人なら分かるだろう理不尽さや納得できない不条理が描かれ、コミカルな内容のはずなのに苦しくなる。