ピアニストを笑え! (新潮文庫 や 12-1)

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著者 : 山下洋輔
  • 新潮社 (1980年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101233017

ピアニストを笑え! (新潮文庫 や 12-1)の感想・レビュー・書評

  • ドシャメシャ?でグガンバタン?で面白いといえば面白いのだが、たくさん読みたいもっと読みたいいつまでも読みたい、という感じの面白いじゃない。新聞のコラムに掲載されていて、ほかの記事を読むついでに読むのがちょうどいい。らっきょうみたい。らっきょう好きでも一度にどんぶり一杯食えないよね。

    ジャズは好きなんだが、演奏家としての山下洋輔にはほとんど興味がない。これを読んでふとYoutubeを検索してみたけれど、やっぱりいいや。もっと若い時ならわからない! わかりたい! と意地になったかもしれないけれど、別にいいや、と思うようになったのは、単に歳をとって面倒くさくなっただけか。それとも経験上、音楽は意地や勉強で「わかる」ようになったりしない、と理解したせいか。
    どっちでもいいんだけど。

  • 山下洋輔のツアー日記など。ジャズマンにとって旅とは仕事であり、かなり過酷。肝臓痛めてもイボ痔になっても演奏しなければならない。旅先で倒れ、ようやく外国に来た事を実感する。とにかく文章のテンポがよいのでページをめくる手が止まらなくなる。

  • ジャズピアニスト山下洋輔のエッセイ。昔、ラジオの朗読番組でこの本が取り上げられていて、聞いていて面白かったので読みました。

  • 山下洋輔「ピアニストを笑え!」

    山下さんの若い頃のエッセイ。文章にユーモアがあり面白い。途中で退屈になる部分も多々あるが、言葉のセンスが良いので、読む価値は十分にあると思う。

    p4
    ・山下洋輔さんのプロデビューは高三。

    p16
    ・わざわざヨーロッパまでジャズをやりに行って何が面白いと、今更言われても困る。とにかく俺達三人の乗ったアエロフロート・イリューシン64型機は、羽田の空へ飛び上がってしまった。

    p18
    ・プロ野球にマンコビッチという奴が入って来た時は、皆困った。

    p20
    ・頭痛発熱ゲロウンコの四十苦

    p25
    ・「ジャガイモをナイフで切ったな。公共の場でそういう事をやると、教養の無い、ろくな仕事の出来ない人間だと思われる。ジャガイモは左手をフォークで、こうほぐすように切るのだ」「ありがとう。しかし、日本人はそれに比べると寛容だな。外人が子供みたいな箸の使い方をしても、そいつの教養を疑ったりしないからな」

    p44
    ・旅とは帰ってくるものなのだ。だから、人生は旅だ、などという言葉が僕には分からない。どこへ帰っていくというのだろう。むしろ、人生は放浪だ、といってくれた方が良い。帰るあてが無く、行きっぱなしだ。

    ・「猫ふんじゃった」を弾けるのだからジャズがやれないはずがない。

    p50
    ・親とケンカするのは猫とかチータとか他の動物でも普通らしい。

    p60
    ・エルヴィン・ジョーンズの奥さんは日本人。奥さんには頭が上がらないのは有名な話。

    p70
    ・ベートーベンは死ぬ時、雷光を睨んで拳を振り上げて。しかし、ジャズマンが損な事をした話を聞いた事が無い。みんな野たれ死にだ。

    p77
    ・どうせシリメツレツにしか書けない。もともと尻は裂けているのだからかまわないが。

    p88
    ・俺は、こういうことには「ゴルゴ13」のごとく非情だからなんでもない。

    p125
    ・夜空を丸飲みした。

    p131
    ・動物は同じ種同士ではめったな事で殺し合わない。自分が劣勢だと分かったものは負けを認め。勝ったものは命までは奪わない。同じ種で殺し合うのは人間くらい。

    p144
    ・「畜生、心を入れ替えた前科者の気持ちがよく分かる。世間の偏見がまた彼を悪の道へ踏み込ませるのだ」

    p167
    ・異境での病気ほど、外国というものを思い知る事は無いだろう。

    p179
    ・ヨーロッパに下手なベーシストはいない。おそらく伝統だろう。しかし、同じ理由でドラムが悪い。ドラムに関しては日本の方が良い。

    p185
    ・ドイツではビールが水より安い。

    p235
    ・ドイツ人は人に物を聞かれて「知らない」と答える事が出来ない。その「知らない」ということは、自分が馬鹿であるということであって、とても耐えられないのだ。

    p250
    ・「アメリカ文化でオリジナルなものはジャズとブルースだけだ」と言ったのはジェームズ・ボールドウィンだ。深く傷ついた黒人の苦しみの官能化としてジャズやブルースが生まれ育って来たというのだ。

  • 30年ぶりに読んでます。
    ところどころ「?」ってところはありますが、それでも面白い。
    これ読んで「CLAY」聞きたくなりました。

  • 面白い! 洋輔ファンとして夢中になって読んだ

  • 弾かせても書かせても一流。「神の手」かも・・・!?

  • 原点です(何の)。

  • 山下洋輔のエッセイはどれ読んでもいいよお、なのですが、とりあえずこれ。若書きながらも
    スタイルは確立されてる。フリージャズは聴くよりも演る方が楽しそうだよなーとこれ読んで改めて思った。

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