図書室の海 (新潮文庫)

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著者 : 恩田陸
  • 新潮社 (2005年6月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234168

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図書室の海 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 他の作品のダイジェスト版?みたいのらしく、あんまり面白くなかった。他の読んだらまた読みたいと思う。

  • ノンシリーズ短編集。表題の作品は「六番目の小夜子」のスピンオフ。

  • 恩田さんのいろんなシリーズの登場人物が顔を出す話を含む、短編集。本編を読んでなくてもまぁ大丈夫かと。
    印象に残ったのは以下の通り。

    『茶色の小壜』
    大人しく、仕事も普通にこなすOL・典子。彼女の意外な一面を見た主人公の「私」は典子の正体をそれとなく調べ始め、やがて彼女が謎の小壜を持っているところを見てしまう。
    典子は何者なのか。なんだろ…吸血鬼…みたいなものなのかな。小壜の中味も謎。
    オーソドックスなホラーという感じ。

    『睡蓮』
    『麦の海~』に出てくる理瀬の、幼い頃の話。
    学園長(理瀬の父)と出会ったときのことが描かれている。

    『ピクニックの準備』
    『夜のピクニック』の前日譚。

    『国境の南』
    昔通っていた喫茶店で起きたヒ素中毒事件。
    難を逃れた主人公は、その事件の謎を考える。
    それは一人の女の謎の悪意から来ていた。そう結論付けたが、最後の最後、逆転する(マスターの仕業)。

    『図書室の海』
    『六番目の小夜子』のスピンオフ。
    『六番目~』の話、うろ覚えになってるわ。
    図書室が船のように見えるという描写が印象的。

  • 春よ、こいはどこに行き着くか分からなくて、どんどんその世界にはまっていく。こんなパラレルワールドが現実にあるかもしれない、と道理にかなっていないのになぜか理解してしまう。ちょっぴり切なくて、刹那的で透明な世界。
    茶色の小壜は少し寒気がする話だった。ロッカールームで俊子は一体何をされたのか、モヤモヤとしたものが残る。
    イサオ・オサリヴァンを捜しては、最後までつかみどころがなくて意外な終わり方だった。無理矢理納得させられた感はあるけど、常識に縛られていない自由な発想の物語。
    睡蓮は、長野まゆみのような不思議なテイストで、最後は理瀬が睡蓮になるのかと思ったが、色々はっきりしないで突然終わる。登場人物の描写が少なく謎すぎて、それがやけに不思議。
    ある映画の記憶は、読み終わってから時間をおいてやっと理解できた。(1つだけ分からないことがあるが。)想像や現実の時間を行ったり来たりして少しずつ繋がっていく。
    ピクニックの準備は、どんな話になるのかを読み手に想像させて終わる。
    国境の南は、最後のどんでん返しがゾクゾクした。必ず読者はしてやられた思いをする。
    オデュッセイアの童話のような世界観が好きだ。こんな短い物語に、世界と人間の歴史の全部を詰めたストーリー。
    図書館の海、高校生の図書館での優しい時間。
    ノスタルジアはよく分からなかったけど、色々な思いの物語は結局1つに繋がっているように感じた。誰でも思い起こせば、ノスタルジアに浸れる物語を持っているのかも。

    後書きを読んで合点がいった。この短編集の中には長編(他の小説)からのエピソードもあったわけで、それで状況が把握できなかったのだ。是非今度はそっちも読んでみたい。

  • 短編集
    「夜のピクニック」の前日譚と「六番目の小夜子」の番外編も収録

    久しぶりに恩田陸を読んだけど、短編でもやはりよくわからない部分が多い
    恩田陸は当たりハズレが大きい

    「夜のピクニック」の前日譚と「六番目の小夜子」も前に読んだけど、内容をほとんど忘れてる
    あ~、そんな人いたなぁとか 誰?とか思いながら読んだ
    特に大事なサイドストーリーとも思えなかったけど、本編をもう一回読み直さないとよくわからないね、これは

    その他、日常に潜むちょっとした悪意のホラーとかSFとか幻想小説とかジャンルもバラバラ

    もう一回書くけど、やはり恩田陸は当たりはずれが大きいなぁ

  • 恩田陸らしい短編ばかり。意味ありげたっぷりの。この雰囲気と文章やっぱり好きなんです。

  • つまらなかったので3編ほど読んで終了。もう一冊持ってるけど、これが恩田ワールドなら読む必要ないかな。

  • 10作の短編。

    『六番目の小夜子』を読んだので
    『図書館の海』目当てだったが
    他作品も気になる。。

    『イサオ・オサリヴァンを探して』
    導入部分、といった感じだが本作はあるのか??

    あとがきにあるが
    小説、映画の『青幻記』
    『ノスタルジア』の皆川博子氏の『結ぶ』
    発想の素となる
    『きみの血を』など 読みたくなる作品の紐付けが半端ない。。

    他の方のブログでタイトルの由来の解説があったり
    (ある曲のタイトルがモチーフとか)
    見聞を広めたら恩田作品はもっと楽しめるのだろうなぁ。。

  • どれも物語の真相が気になる短編集だった。個人的には図書室の海のラストが良かった。

  • 全10話の短編集。それぞれ完結した物語だけれど、他の恩田作品と繋がりを楽しめるものも。すぐそばにありそうな世界が、足下の砂を波に持っていかれるように崩れていく不安感を楽しめる。

  • 【春よ、こい】、【ある映画の記憶】、【ノスタルジア】のみ再読。
    いつか見た映画、これから歩く坂道、どこかで聞いた音楽、だれかが読んだ物語。それらをいま自分が見た・歩いた・聞いた・読んだように感じる。時間のコラージュ。
    『ぐるりと回ったり、逆行したり、あちこちで切れたり重なったりしてると思う』
    その中では過去も現在も未来も、自分と他人もごたまぜになっている。だから、今日見た夢は他人の記憶かもしれない。ぶつりと時間が切れた音で目が覚める。そうして置き去りにされた時間の断片は誰かの海馬に忍び込んでいくのだと思う。
    《2014.03.15》

  • 2007.3読了。
    手放し本。

  • ちょっと不思議な雰囲気の短編集

    長編の外伝的な話もあり2度美味しい

  • 恩田陸の短編集。気持ちよくはないのだけれど、あるていどの重さがあって良かった。もう少し、別の本も読んでみようかな。

  • イサオの話で読むのやめた。
    どれもこれも名前がわざとらしく感じてしまって読めなかった。ちょっと私の求めてる本ではないかなと。

  • 作者がアンソロジーや文芸誌で発表した短編を中心に集めた作品集です。

    学園ものからホラー、SF、ミステリと作者が守備範囲とする様々なジャンルが網羅されています。

    長編の外伝や前日譚もいくつか収録されており、作者のファンには堪らない一冊となっています。

    特に気に入ったのは冒頭の作品で、ジャンルも設定も軽々と飛び越えてしまう内容に小説の面白さを再認識させてもらいました。

    作り込まれた長編もいいですが、作者の発想が直接反映されるのが、短編の面白いところだと思います。

    長編や連作だけでなく、作者の想像力が遺憾なく発揮される短編についても、もっともっと読ませて欲しいと思わせる作品集でした。

  • やっぱ私は短編集は
    あんまり好きじゃないなと
    感じた気がする

  • ファンタジーというかマジックリアリズムというか、純文学っぽくもあるのに不思議な読後感に覆われる短編集。パーツを繋げ直して想像を膨らませれば面白いんだろうなぁ。ワシは結構物語の結末がはっきりしている方が好みなので、その点で少し好みに外れている感。

  • ミステリーと言うよりは、ファンタジーなお話が多いナリ。チョットホラーテイストな話もありますが、怖さよりも不思議が強めなので、それ系が苦手な人も問題無いナリ。
    恩田陸初心者の人は、コレでこの方の書く作品の雰囲気がわかると思うナリ。

  • 結末がはっきり書かれていない作品は嫌いではないけど、この本の作品は「もう少し書いて欲しかった」と思うものが多かった。文章は魅力があり、先を読ませる力があるだけに結局何だったかよく分からなくて消化不良になる。作者が定めた結論が見えにくく「あとは想像に任せるね」という風にとれる作品もあった。動く城みたいな話の哀愁漂う雰囲気がいい。喫茶店の話は見えない孤独をうまく表していて良かった。睡蓮はどういうことなの?ゲンジモノガタリ?官能的な雰囲気だけど話がよく分からない私はオコサマ?

  • 10年前に購入し積読していた。
    内容の検討もつけずに何となく読み始めた「春よ、こい」。
    不思議な世界に突然引きづりこまれて驚いた。
    ドキドキしながら読み進め、爽快な読後感を味わった。

  • 恩田陸ファンにはたまらない作品集。

  • 著者の有名な作品は読んだことはないけど、短編集として楽しめました。
    印象に残ったのは『 茶色の小壜 』典子さんの倒れた理由は他にあるのかも…とか、ロッカー泥棒の真犯人は…とか。物語の裏の裏を想像してゾクゾクしました。

  • 「夜のピクニック」の貴子と融、「麦の海に沈む果実」の理瀬に再会でき、「六番目の小夜子」の関根秋の姉、夏も登場するので恩田陸ファンには嬉しい短編集。
    「茶色の小瓶」は怖いけど面白かった。最も気に入ったのが「イサオ・オサリヴァンを探して」、これは「グリーンスリーブス」という長編に発展する予定らしいが、まだ発表されていない。早く読みたい。

  • 再読。他の作品の予告編や番外編となる短編集。これだけを読むとどうなんだろう。でも恩田さんの作品を読んでいる人には嬉しい短編満載。『六番目の小夜子』の関根秋の姉の『象と耳鳴り』にも出てくる夏。『麦の海に沈む果実』の理瀬。『夜のピクニック』の甲田貴子。懐かしい人に再会できる。中身はどれも好きなんだけど、この「図書室の海」というタイトルそのものが、本好きにはたまらない。「図書室」で「海」って好きの2乗だよ。

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