図書室の海 (新潮文庫)

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著者 : 恩田陸
  • 新潮社 (2005年6月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234168

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図書室の海 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 短編が10篇。どれもページ数が短くサクサク読める。
    小夜子の番外編が目当てだったけれど、他の作品も楽しめた。

    恩田作品はわたしには合う合わないの差がすごくあって、学園モノ以外はあまり合わない方だけど、この本の10篇はどれも面白い。

    年代記を凝縮したという「オデュッセイア」。
    SFというよりファンタジー風味で好きです。
    ヴィジュアル的にはどうしても某動く城を思い浮かべてしまうけれど(苦笑)

    あとは、「夜のピクニック」の前日譚。うまく本編へ煽ってくれた感じ。
    もちろん、このあと「夜のピクニック」を読む予定。

  • 私が初めて読んだ恩田作品。短編集で他の作品の番外編みたいな話も入っているので、本編を読んでから改めて再読したい。
    …と思いつつも、多くの恩田作品を読んだ今になってもまだ再読できていなかったりする。

  • 恩田陸さんには珍しい短編集。
    六番目の小夜子の番外編「図書館の海」、夜のピクニックの番外編「ピクニックの準備」、理瀬シリーズの番外編「睡蓮」を収録。
    でも他の話も、解説で「恩田陸の予告編コレクションのような性格を持っている」と言われてるみたいに、何かの本編の番外編みたいに読めて面白かった。

    上記の3つ以外でのお気に入りは「オデュッセイア」。
    旅をする町「ココロコ」のお話。ココロコが人々を見る目が優しく温かい。
    ジブリなんかで映像化しちゃえるんじゃないかと思ったけど、きっとハウルの影響だろうな~(笑)

    あとは「茶色の小瓶」
    まだ書かれていない(と思われる)本編が楽しみになるようなお話。
    事故の応急処置を的確に行った会社の同僚に興味をひかれ、彼女の過去を調べていくうちに、彼女が看護学校を卒業していることを知る。彼女のロッカーには、大切そうにしている茶色の小瓶があって…
    というお話。
    最後はちょっとぞっとする。

    初めて恩田陸さんを読む人は、とりあえず他の作品から入った方がいいけれど、ある程度読んだよ!という人にはお勧めです。

  • 2014年、読みおさめの一冊(笑)

    有名なタイトルなので、手に取らなくてはと思いながらも先延ばしにしてしまった。

    『夜のピクニック』•『六番目の小夜子』(こちらはまだ未読、いつになるやら)を読んだ人はきっと嬉しい短編集。

    個人的には「睡蓮」が好き。
    桜の木の下には死体が埋まっているといったのは梶井基次郎だったか。睡蓮もそうだという。
    女の子の美に対する嗅覚の鋭さにはドキっとするときがある。劣等感と、嫉妬心。
    そういうものの描き方が上手いな、と感じた。

    いろんなテイストの話が織り混ざっていて、楽しく(時にはぞくっと)読み終えられた。

  • 恩田さんのいろんなシリーズの登場人物が顔を出す話を含む、短編集。本編を読んでなくてもまぁ大丈夫かと。
    印象に残ったのは以下の通り。

    『茶色の小壜』
    大人しく、仕事も普通にこなすOL・典子。彼女の意外な一面を見た主人公の「私」は典子の正体をそれとなく調べ始め、やがて彼女が謎の小壜を持っているところを見てしまう。
    典子は何者なのか。なんだろ…吸血鬼…みたいなものなのかな。小壜の中味も謎。
    オーソドックスなホラーという感じ。

    『睡蓮』
    『麦の海~』に出てくる理瀬の、幼い頃の話。
    学園長(理瀬の父)と出会ったときのことが描かれている。

    『ピクニックの準備』
    『夜のピクニック』の前日譚。

    『国境の南』
    昔通っていた喫茶店で起きたヒ素中毒事件。
    難を逃れた主人公は、その事件の謎を考える。
    それは一人の女の謎の悪意から来ていた。そう結論付けたが、最後の最後、逆転する(マスターの仕業)。

    『図書室の海』
    『六番目の小夜子』のスピンオフ。
    『六番目~』の話、うろ覚えになってるわ。
    図書室が船のように見えるという描写が印象的。

  • 恩田陸の小説って、なんだか不思議だなあ。色とりどりで。あとからあとから体に言葉が染み込んでくる。

  • ほとんどの話が掴めませんでした。
    私の読書力が足りないだけですかね。不思議というか結末をあやふやにしてて、消化不良気味でした。
    物語の展開は面白いのでページをめくる手は止まりませんけど。
    何年後かに再読したい作品でした。そうすれば少しは意味がわかりそう。

  • 短編集になっていますが、最初の話でなんだか頭がこんがらがってきます。
    その後もなんだかそれを引きずったまま読んでしまうと内容が頭に入ってきません(笑)

  • 20131202
    p216
    主人公になれるのは、揺れている者だけだ。さざなみのようにきらきら瞬いて、光る部分と影の部分とを持っている者だけが主人公になれる。

  • 最初の話の意味が本気でわかんない。死んで、生き返るの無限ループ。絶対論理破綻してるし。やっぱり好きじゃない。

  • 2013/07/08
    うんざりぐったり
    文章の書き方が苦手
    場面の変化が分かりにくいし、全体の流れが一本ではない
    もう読みたくもない

  • ある地方に伝わる奇妙なゲーム。秘密裏にゲームを引き継ぐ“サヨコ”のほかに、鍵を渡すだけのサヨコがいた―。もうひとつの小夜子の物語「図書室の海」ほか、あるウエイトレスの殺意と孤独を描くぞくっとする話、記憶を刺激する懐かしくも切ない物語、異色SFと、様々な物語を次々と紡ぎ出す恩田陸の世界を堪能できる1冊。

  • 半分くらいしか、理解できなかった…
    行間を読めなかった自分が悲しい。まだまだだ。
    私にとってほぼ初めての恩田陸作品。
    長編を読みたくなった。
    3年後、改めて読み返し、自分を試してみよう。

  • 「イサオオサリヴァンを探して」が印象強い。本編部分は気ならずこの状態で充分なくらい。恩田節全開な短編集。

  • 恩田陸さんの短編集です。 当時10代前半だったわたしには少し難しい本でしたが、相変わらずの不思議ワールドは大好きです。
    理瀬シリーズに関連した 睡蓮 が収録されていて、理瀬シリーズファンの方は是非!

  • 怖くもあり、どこか懐かしくもある。
    恩田陸のミステリー短編集。
     
    「図書館の海」(六番目の小夜子」の番外編)、
    「ある映画の記憶」(映画のシーンから導き出される過去の真実)、
    「オデュッセイア」(意識があり、動く陸地)など10話 収録。

    恩田さんすきだなあ。
    鳥肌が立ちそうなくらい恐ろしいシーンもあれば、
    ほっこりとした気持ちにさせたり、最後にはしっかりまとめたりと
    読者を楽しませるのが上手。

  • 「夜のピクニック」の前夜の短編小説が含まれてるってことで、期待して読んだけど、その他の短編が個人的にはイマイチだった。

    あとがきには、別途存在するものもある長編小説の予告編的な短編で、長編への期待が膨らむみたいな事も書いてあったが、個人的には逆かなぁと思った。
    どちらかというと、長編を知っていたら、そのストーリーを補完する短編って意味で楽しめるのではないかと。

  • 恩田さんの中でも、もう結構古い作品達を集めた短編集。(古い作品を集めたっていうか、この本自体が古いんだが。。)
    そのせいか、今の恩田さん作品とも違う懐かしい雰囲気がすごくある。そして締めくくりが「ノスタルジア」!くぅっ、素敵過ぎる構成。ほとんどの作品が印象的で好きな作品ですが、特に「イサオ・オサリヴァンを捜して」や「ピクニックの準備」や「オデュッセイア」、「図書室の海」、「ノスタルジア」は好き!「イサオ・オサリヴァンを捜して」は、本当に長編で書いて欲しいんだけどなーー。

  • 恩田陸好きにはたまらない!
    というわけで恩田陸好きなので星5つ。

    「六番目の小夜子」「夜のピクニック」「麦の海に沈む果実」を先に読んでると楽しく読めます。
    もちろん初めて読んでも十分面白いです。
    他作品にリンクしてるの以外では、「春よ、こい」「国境の南」あたりが印象に残ってます。

    まあ、恩田陸さんの作品が好きな人ならどれも面白いはず!

  • 読みやすい短編集。
    「ピクニックの準備」の終わりが意味深で気になっていたが、「夜のピクニック」の予告編だそうで。次に読むものが決まった。

  • 短編集が好きである。が、当たり外れがあるのもまた、短編集である。これはほぼ当たりの1冊。怪談・ホラー寄りなところがまた宜し。

  • 2017.7.1(土)¥150(-2割引き)+税。
    2017.8.12(土)。

  • あたしは主人公にはなれない――。関根夏はそう思っていた。だが半年前の卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、秘密の使命を授かった。高校で代々語り継がれる〈サヨコ〉伝説に関わる使命を……。少女の一瞬のときめきを描く『六番目の小夜子』の番外篇(表題作)、『夜のピクニック』の前日譚「ピクニックの準備」など全10話。恩田ワールドの魅力を凝縮したあまりにも贅沢な短篇玉手箱。

  • 他の作品のダイジェスト版?みたいのらしく、あんまり面白くなかった。他の読んだらまた読みたいと思う。

  • ノンシリーズ短編集。表題の作品は「六番目の小夜子」のスピンオフ。

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