隅の風景 (新潮文庫)

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著者 : 恩田陸
  • 新潮社 (2013年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101234229

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隅の風景 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 日本だけではなく、世界の都市も織り交ぜた紀行文。ところどころに恩田さん自らが撮った写真も載せられており、ペラペラと捲っただけで心躍った。
    普通の旅行記と違い、恩田さんの注目しているところが大変面白く、この人と旅行にいったら普通じゃない面白い場所に連れて行ってくれそうだと思った。飛行機が嫌いで、なるべく陸路で…という所もいい!(私もそうだから。)特にチェコとスペインには旅行欲がそそられた。
    文庫にのみ収録されている「ゲニウス=ロキ覚書」には、恩田さんの作品とモデルになった土地(地霊を感じた土地とそこから貰った話)が書かれていて、また改めてそれらの土地を思い浮かべながら話を読みたいと思った。

  • 読みやすく面白い国内外の紀行文。電車内や、カフェでまったりして読むのに最適だった。最近だと思ったら、東日本震災より前の話。元気な頃の熊本城も出てきて、ちょっと切ない。それにしてもよく食べよく飲む(笑)。読んでて気持ちのいい飲み食いっぷり。文章と写真の位置が合ってないのがやや残念。

  • 世の中の旅行記の大半は、「これがきれいだった」「感動した」というもので埋まっていると思う。
    けれどこの本では、多くのものが「不気味な」とか「怖い」という言葉で語られる。そのことが印象的だった。
    見て、満足するための旅ではなく、何かを感じ取るための旅なんだなあ、と。

  • 旅行記。

    本の知識がすごい。スペインの巡礼に行きたい。奈良もいいよね。

  • 『月の裏側』(福岡県・柳川)
    『六番目の小夜子』(茨城県・水戸)
    「ノスタルジア」(長野県・松本)
    『ユージニア』(石川県・金沢)
    『クレオパトラの夢』(北海道・函館)
    『まひるの月を追いかけて』『夢違』(奈良県・奈良)
    「幻影キネマ」(広島県・尾道)
    「砂丘ピクニック」(鳥取県)
    『球形の季節』(岩手県・一関)
    「魔術師」(宮城県・仙台)

    『愚かな薔薇』『闇の絵本』『太陽の末裔』は刊行されたのかしら……。

  • 個人的にはネクロポリスよりも、気取った感じがなく好き。しかし全編を通してビールを飲んでいたように思える。わたしも九州で馬刺しが食べたい。

  • 旅エッセイの短編集といった趣。

    国内・海外様々な所を訪れた全13編。

    飛行機嫌いな割には結構いろんなとこ行ってるんだなと感心。

    まあ韓国なんかは船で行ったみたいだけど。

    恩田さんのエッセイ、やっぱり面白いんだが、このエッセイも小説も含めて思うのは短編がどうも消化不良であること。

    「それでそれで!」と思ってるうちにフェードアウトで終わっていくのはどうも収まりがつかない。

    できれば中編以上でがっぷり四つに向き合いたい。

    恩田作品は中編以上が性に合っているなぁと改めて実感した作品だった。

  • 2013年11月5日購入。

  • 恩田陸の小説の世界の風景が大好きで、その根元を見たって感じ。

  • 読了。
    隅の風景
    恩田陸

    恩田陸の旅エッセイ集。

  • 旅に出たくなった

  • 「隅の風景」恩田陸
    紀行エッセイ。アンバー。

    『恐怖の報酬』に続いての紀行エッセイ集。2004年頃?からの旅行記が綴られていて、若干若い気がする。
    椎名さんもそうだけど、こんなに酒ばかり飲みながら好きな景色を見て回れるなんてそこだけ見れば羨ましいな、作家。
    チェコのプラハはぜひ行ってみたくなりました。『ビールと古本のプラハ』(千野栄一/白水社 http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4560073406/378-9969832-8740630 )も読んでみたい。
    (3)

  • まずは、読んで良かった
    大好きな恩田さんに共感できるところがたくさんあって、更に好きになったから
    プラス、旅先の情景や異国の人々への感じ方がとても参考になり、旅本としてもよいと思います。

  •  恩田陸の旅行エッセイ、というより、旅を題材にした恩田作品の一環と言っても良い。
     紀行文とはいえ、著者の感性に惹かれる読者なら、読んで損はない一冊だ。
     旅先の情景は、小説家の目が捉えた異世界の一種であり、新たな創作の発芽を含んだ潤沢な思索源でもあるのだろう。
     小説のヒントとなった舞台を列挙した下りも、ちょっとした楽屋を覗くようで興味深い。
     付録でついている旅のブックガイドも豊富。

  • 旅のエッセイ。最初のロンドン編で、「チャーリングクロス街84番地」が出てきて嬉しかった。

    他人の旅の話というものは大体、ふうん…と流してしまうもので、がぜん興味を抱くとしたらそれは、行ったことがある場所か、あるいは行きたいと思っている場所の話となるでしょうか。思い出を共有できれば嬉しいし、新たに発見があればまた行きたくなろうし、漠然と夢見ているレベルではなくかなり具体的に行く可能性がある場合は、情報はいくらでも欲しいもの。

    もちろん旅をした本人にも興味があるなら、興味の度合いは大いに増すわけで。

    そういう意味では、興味津々とまではいかずとも、それなりに楽しめた一冊。伊勢には、いずれ行きたい。


    作家の性分でしょうか、行く先々で小説のネタを組み立てているところが面白い。誰某に書いてほしい、とのたまうが、言い出しっぺの法則というものもございましてね? 是非とも、書いていただきたい。

  • 初読。飛行機嫌いの恩田さんがいつの間にかいっぱい旅行しているエッセイ。(飛行機嫌いは変わらないようだが。)読んでいるうちに自分も旅へ出たくてムズムズしてくる。そしてビールが飲みたくなる。恩田さんの作品中での飲み率はホント高い。このエッセイではさらに隙あらば飲みまくってる。付録の旅のブックガイドはどれも読んでみたくなる。

  •  旅のエッセイ集。
     
     で、むしろ某ピアニストが探偵のミステリーがおいおいな理由がよくわかった。
     よーするに、エッセイと旅行本の違いなのだ。
     某ミステリーは、るるぶ、かよって感じに音楽を書いてる。
     ちがうだろう。まず震えるのは、心だ。感じるのは、空気なはずだ。

     そのへんのストレスを一気に霧散していただきましたm(__)m
     うんうん。
     こうあるべきだよな。
     どこか別の地にいって、そこになにがあってどうのっていう説明なんてどうでもいい。そこで、筆者は何を感じたかが大事なのだ。でもって、その感じたことを通して、筆者自身を感じる。
     なんで、恩田陸はまるでビー玉のようだと思った。
     彼女を通してみる世界は、いつも透明だ。だが、ふいに歪が見える。別の色がすけて見える。
     世界は、美しく好奇に満ちていると信じられる。

     とはいえ、ちょっと呑みすぎなんじゃないかと、心配ですよww

  •  前々から、恩田陸さんの紀行エッセイなんて面白いに違いないと思っていた。とにかく酒の話は出るし、色んな本の話は出るし、妄想は膨らむしで楽しく読めた。旅の楽しみ方はもちろん、そこで何を感じ、どう解釈したのかなど、恩田さんの嗜好/思考を垣間見ることができた。自分も訪れてみたい地域も幾つか見つけることができた。

  • 著者の調子のせいもあるのか、『恐怖の報酬日記』ほどの伸びやかさが全体的にないかな?
    どことなく真面目な態度で旅を見つめており、羽目を外す感が不足している。
    ただそんな中、熊本編は期待どおりの楽しさ。とにかく楽しく飲み食いしましょうや、ってな感じの気楽さの楽しさが伝わってくる。
    エッセイにはこういう愉しみを求めちょります、当方は。

  • 恩田さん、ビール飲み過ぎ(^^)
    旅の醍醐味は、やはり美味しいものとの出会い。
    もちろん、史跡の探訪も楽しみの一つですけどね。

  • 恩田陸のエッセイ。
    割と静かな文章なんだよな。

    私は時々、恩田陸と梨木香歩が混ざってしまうんだけど、このエッセイもまた梨木さん風味を感じました。

    最初は淡々と読んでいて、このまま終わっちゃうのかな~と思っていたけれど、後半の日本編は結構面白かった。

    私も旅に出たくなり、三度目の『まひるの月を追いかけて』を読みたくなりました。

  • 恩田陸らしい旅のエッセイ。
    巡礼の話なんかは読んでいてとってもわくわくしました。

    熊本の回は、馬刺好きには垂涎。
    夜の奈良を「夜の底にいるという感じ」と表現するのは、関東育ちの奈良人としてはそれこそ、心の底から共感できます。

    巻末のブックリストがまた興味をひく内容で、読んでみたくなる本や写真集が目白押しです。

  • 巻末のブックガイドに読みたい本がたくさんでした。

  • 紀行エッセイ。
    飲んで食べて、食べては飲んで。
    旅行したいなあ。

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隅の風景 (新潮文庫)の作品紹介

ビールを楽しんだプラハ、巡礼者が行き交うスペイン、高所恐怖症と闘った韓国……。それぞれの土地に広がる、見たことのなかった風景たちを写真に収め、心に刻みながら、作家は新しい小説の予感を探す――。稀有な感性で捉えた情景を描き出す旅エッセイは、もう一つの恩田陸ワールド。さらに、過去の小説作品のヒントを得た舞台を明かす「ゲニウス=ロキ覚書」文庫書き下ろし収録。

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