【旧版】深夜特急1 ー 香港・マカオ (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101235059

感想・レビュー・書評

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  • ロンドンに4年ちょっと
    住んでいた事がありますが この本その頃に
    読んでたら もっともっと充実してたかもなー。

    地図やガイドブックを持たず、その場所を知れる旅、刺激になる旅。
    真似できないけど、こんな旅ができる人羨ましいな。
    ロンドン編まで全部読みたい!

  • 1巻だからか?旅している感じがなく、中だるみ感があったが、マカオのカジノ編が面白すぎて読み終わってしまった。
    巻末に、友達との旅行だと楽しかったという一言で終わるが、ひとり旅だと6巻まで出るほど書くことがある旨が書かれており、ひとり旅の醍醐味が凝縮されている感じがした

  • 旅をしたい!
    そんな思いと、旅ってそんないいものでもないのかも。と現実を与えてくれる本。

    旅に出るということは、自由になること。
    自由になることは、自分がすべての責任を負うということ。

    自由になりたいという夢を与えてくれた。

  • 数年前に香港マカオへ旅行した自分の記憶と共に熱っぽく読了。80年代と現代、変わったところと変わらぬところが個人的には楽しめた。
    カジノの熱狂が高まっていく危険な感じが、スリリングだった。

  • * 主人公の心理描写すごく共感したなー。すごく小さな人との繋がりの感動とか、前にいたところと比べてどうしても気に入らない街があるところとか。そういうもんだよな一人旅って。
    * バカラをやってる時の緊迫感が伝わってきて凄くよかった。ギャンブルハマる人の心理がなんとなくわかった気がする。前に世界一周するんだって言ってフランスから来た女の子にマレーシアで会って、そこに来る前にフィリピンでダイビングにどハマりして、お金なくなったからもう帰るって言ってたのを思い出したw 世界一周の計画なんてそういうもんだし、それでいんだろうな。
    * 基本的にものすごくダラしなくて、未だスタート地点のインドにすらたどり着いてないんだけど、ムカつかないずぼらだよなこの主人公。ただそれもバックパッカーという日常ではない特別なシチュエーションだからなのかもしれない。時間の無駄遣いという最高の贅沢ができる時間。

  • 「さあ行こう,デリーからロンドンまで。乗合いバスを乗りつぎながら,行けるところまで行ってみよう」

    地球一周が四万キロ,それを軽く半周するほどの長い距離をオンボロのバスで移動する。
    馬鹿げているとしか言いようのないこの挑戦に,ひどく惹かれる自分がいる。

    ストップ・オーバーで訪れた香港。

    密集した雑居ビル内の格安宿,人々の熱気を帯びた露店,道端で胡弓を奏でる老夫婦,マカオで魅せられたサイコロ博奕…。

    「これが香港なのだ,これが香港なのだ…」

    読んでいると,まるで自分も香港を旅をしているように錯覚するほどリアリティのある描写の数々。

    それにしても,スタート地点はデリーじゃなかったっけ?(笑)

  • ずっと前から気にはなっていたが、何でもっと早く読まなかったんだろう。まるで自分が旅しているかのような臨場感。香港やマカオの空気、匂いまで感じる。早く続きが読みたい!

  • インドのデリーからロンドンまでバスで行く旅のはずが、東アジアから出る前に一巻が終わってしまった(笑)

    海外旅行は好きだが、目的地とプランを決めていくので、こういったバックパッカーの旅は自分は難しいなぁと思う。
    だからこそ、こういった旅をする人の話を読むのは好きなんだけど。

  • 香港、マカオ編。もう何度読み返しただろう。心理的に不安な状態だと、ますますふわふわしてあまり良くないが、状態が良いとすぐにでも期限を決めずに、目的地も決めず、なんならホテルも決めずに旅行に行きたくなる。

  • 著者が旅を始めたのと同じ年齢で本を読んでいる。
    台湾の子供との交流、雑多な屋台通り、マカオでの博打…向こう見ずでその場任せ、思いがけない体験、その時々の鮮やかな感動の瞬間を共有できる。面白い。

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

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