深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)

  • 4579人登録
  • 3.82評価
    • (549)
    • (545)
    • (838)
    • (24)
    • (2)
  • 270レビュー
著者 : 沢木耕太郎
  • 新潮社 (1994年4月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101235080

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヘルマン ヘッセ
三島 由紀夫
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • この第四巻はもう一度読み返さないと感想文が書けない感じだ。

    カトマンズを出てからは馴染みの無い地名が続き旅の足取りがイメージ出来ないのもあり、ストーリーが線で繋がるイメージではなくて、どわっと固まりのイメージなんです。

    本格的な長距離バス移動になり、バスに関する描写も多くなる。
    ビッピーバスなどのくだりは面白い事は面白いのですが、マレー半島を南下した鉄道の旅のくだりの方が面白い。
    何が違うのか?分からないが行間からあまり何も出てこないんです。

    前述のビッピーバスや友人との再会がこの巻の盛り上がりどころなんだと思いますが、私はそれほど盛り上がらなかった。

    印象に残ったのは街頭テレビでのモハメッド アリ対ジョージ フォアマンのシーン。
    それと年寄りは年寄りらしく、若者の様な貧乏旅行をするな、と。

    三巻の感想文で書きましたが、定年退職後に貧乏旅行をしたい私には耳の痛い教訓でした。

    ここまで書くとこの四巻は駄作なのか!?と思われますが、そんなことはなくて、何度も読み返したい良質な短編集の様です。

    そして、旅はまだ続きます。

  • 読み始め…17.4.2
    読み終わり…17.4.3

    沢木さんの深夜特急の旅 4
    シルクロード。

    インドでの刺激が強すぎて(?)体調を崩し
    発熱と激しい頭痛に見舞われた沢木さん。
    旅の風景を想像するのと同じように
    頭痛の痛みと胃腸の悪さまでがすっかり
    乗り移ったかのように、こちらまで
    痛みでガンガンする気分に陥ってしまって
    このままでは続きが気になりすぎ。
    (というここまでが3。)
    次なるシルクロードへ旅は間を開けずに連れて行って頂きました。^^

    当初
    インドのデリーから旅を開始するはずだった
    沢木さんの手記(1)の冒頭はこの4
    (シルクロード)の始まりと繋がります。
    発熱と激しい頭痛も回復して前へ..。

    シルクロードとはいえ今では危険区域。
    このガンダーラ地方の旅の手記も読むのは二人目になるのですが
    きっと時代がよかったのでしょうね....
    何よりも怖さの方が先に立ってしまいます。

    そうはいってもやっぱりなのか、ここではアクシデントの連続でした。
    旅の勘も冴えず少々スランプぎみのよう...

    それでも懐かしいご友人に会えてよかった♪

    この先の国境越えはうまく行くのでしょうか。
    シルクロードの旅は心配が尽きません。

  • 前半のアジア辺りがとても面白かった。
    文章が読みやすいので他の作品も読んでみようと思う。

  • 今回は中東シルクロード。ヨーロッパへの道が見えてきました。

    本書はやはり青春小説なのである。
    本文中にも何度か出てきた青春の文字がまぶしい。

    From Youth to Death!

  • 1994年(底本1986)年刊行。

     著者のバス紀行も、ついにネパールからインド(デリー)、パキスタン(ラワール・ビンティ→ペシャワール)。
     そしてアフガン(カブール→カンダハル)を経て、イラン(テヘラン→イスファハン)へと進んでいく。

     現代において、事実上戦時下にある地域を広く包含し、この旅程はおよそ実行に相当困難を来しそうであるのは勿論だ。
     ただ、ここでの描写は、それはそれは濃厚な旅であり、かつ出会う人々の個性は一癖二癖ある上に、彼らのバイタリティの高さに唯々圧倒されるのみ。

  • 旅行者のバイブル。何度読んでも飽きない。

  • パキスタンの長距離バスは、凄まじかった。道の真ん中を猛スピードで突っ走り、対向車と肝試しのチキン・レースを展開する。そんなクレイジー・エクスプレスで、〈私〉はシルクロードを一路西へと向かった。カブールではヒッピー宿の客引きをしたり、テヘランではなつかしい人との再会を果たしたり。前へ前へと進むことに、〈私〉は快感のようなものを覚えはじめていた―。

    [目次]

  • 若い時に読むべし!

  • 前巻ではある場所、定点でのできごとに注目しているように感じられたけど、この巻では移動のなかでのできごとに注目している部分が多い気がする。個々の街に入り浸る魅力よりも、シルクロードを進んでいく魅力の方が強いのかな。
    出会うひととのやりとりもいくぶん穏やかで、特に終盤で出てくる時計屋との交渉は微笑しながら読める。こうした機微は、前巻のあからさまなコミュニケーションとはまた違う色合いをもっている。

  • 喧噪のインドからシルクロード
    旅の中だるみ感が漂う。

    P104
    一気に自由になれたように思えてきた。
    なぜ「恵むまい」などと決めなくてはいけないのだろう。
    やりたい時にやり、恵みたくない時には恵まなければいい。
         「中略」
    自分にあらゆるものがなくなれば、今度は自分が物乞いを
    すればいいのだ。誰も恵んでくれず、飢えて死にそうになるのなら、そのまま死んでいけばいい。
    自由とは、恐らくそういう事なのだ…。

  • 9年ぶり本棚整理のため再読。評価変更☆2→☆3

    旅での疲労の蓄積を感じる4巻目。

  • 著者が楽しんでいたかどうかで面白さも変わるなあ
    この巻はあんまり

  • 西へ西へとバスで疾走する一冊。ペルシャ商人の商魂が印象深かった。

  • 決して軽い内容ではないが、淡々とした(?)文章のおかげでスラスラと読めた。むしろ文章の端々のちょっとした描写に筆者の旅が生々しく浮かび上がっているように感じた。

    相変わらず対談が面白かった

  • シルクロード編。パキスタン、アフガニスタン、イランとくると、私には遠い異国。

    香港での旅での、自分と対話しているような感じより、異国への興味が先に来てしまうかな。
    イランのモスクの蒼は、どんなに美しいのだろうか、祈りの場であるそこに足を踏み入れたら、どんな気持ちがするのだろうか。葡萄ひとつでも、日本で食べるのとも、ヨーロッパで食べるのとも、違うのだろうか。

    だけど、旅した先に広がってた風景は、今はどうなっているのだろうか。あのアフガンの安ホテルのオーナーのその後は、どうだったんだろうか・・・。

  • 物語は進んで、インド、パキスタン、アフガニスタン、イラン。本題にもあるシルクロードのイスラム圏は未知の世界であり、今一番行ってみたいところなのですごい面白かった。ここもまた、今までに訪れた国とは全然違う文化や慣習を持つことに楽しみを感じていたと思う。

    この巻は特に、行きたいところに行ってることへの不安や葛藤がよく描かれている。バックパッカースタイルならではの、行きたいところへ行くという良さもありそれは常に孤独であるという2面性がうまくかつ細かに表現されている。
    また、バックパッカーや旅における大切にしてることが時折でてきて納得させられる。

  • パキスタンのバス移動も凄まじかった!経験はしたくないけど、眩しいほどの無数の星空は見てみたいなあ・・
    イランのバスがサービス抜群なのは意外で興味深かった!
    当初の旅の勢いが薄れ寂しさや旅の終わりについて考えている著者の心理的変化も感じた。
    あとがきの「放っておいても物事が起きる場所と自分からアクションをしかけないと物事がなかなか起きない場所」と言う言葉が心に残った。

  • アジアハイウェイ1号線…シルクロード〜かつては栄華を極めた絹の道も今や外務省の渡航情報を見てもわかるようにそこは真っ赤な血の色に塗られ世界でも最も危険な地域になってしまっている。
    そんな道にザックひとつの若者の夢を乗せた乗り合いバスがまた猛スピードで走る日はやってくるのだろうか…いろんな意味で時代を感じさせる第4巻。
    そんな40年後の読者の感傷同様に沢木さん自身の視点にも変化が現れる。訪れる土地や人から旅をする同胞そして自分の内面へと…それはまさに観光者から旅人へと変わる瞬間かのかも知れない。いよいよ旅も終盤、その瘧の落ちた眼には何が映るのだろうか

  • アフガニスタン、イランの豊かな街並みを想像する。まだこの街並み、雰囲気は残されているだろうか。もう失われただろうか。

  • 他が借りられてたので、シリーズを読むのはこれが初めてだったが読みやすいし面白い。素直な目線なのがいい。食事の描写が多いのも楽しい。

  • 3巻の最後で病気になってしまった作者がどうなったのか気になり、3巻を読み終わった後すぐに読み始めた。
    4巻ではインドを出て、パキスタン、アフガニスタンを経てイランまで行く。
    インドを出るときの様子が、1巻の最初に書かれていたものだったが、1巻を読んだときに私が想像したほどには旅に疲れているというわけではなかった。
    アフガニスタンとイランの国境のカルカレフというところからテヘランまで乗ったヒッピーバスの3日間が圧巻だった。
    その先もまだ旅は続く。

  • 半分を過ぎて、4冊目。
    今の時代でも、こういう旅行をする若者はいるのかな?
    中近東あたりは、今はちょっと無理なのかな。
    でも、目的地もその場で気の向くままに決められるなんて、なんて楽しい旅行なんでしょ。
    羨ましい。

  • インド、パキスタンあたりは読んでいて中だるみしてしまった。

  • 旅に関する哲学の対談が面白い。

全270件中 1 - 25件を表示

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)に関連する談話室の質問

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)に関連するまとめ

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)の作品紹介

パキスタンの長距離バスは、凄まじかった。道の真ん中を猛スピードで突っ走り、対向車と肝試しのチキン・レースを展開する。そんなクレイジー・エクスプレスで、はシルクロードを一路西へと向かった。カブールではヒッピー宿の客引きをしたり、テヘランではなつかしい人との再会を果たしたり。前へ前へと進むことに、は快感のようなものを覚えはじめていた-。

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)のKindle版

ツイートする