深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

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著者 : 沢木耕太郎
  • 新潮社 (1994年5月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101235103

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深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「だが、時間が立つにつれて、かって私はここにこうして立っていたことがある、という思いはますます強く、確固としたものに、なっていく。なぜだか理由はわからない。わかっていることは、それが私の内部の深いところから湧いてくる感情だということだ。
    まるで、私も体内に古い祖先の記憶が埋め込まれているかのように、
    記憶が甦ってくる。この海、この空、この音。
    間違いなく、いつの日か、私はこの崖に立ち、このように海を眺めていたことがある。」
    私もこのような経験がある。

  • ラストが清々しい。

  • (1)を読み始めたときは28歳のとき。当時の沢木さんと同じぐらいの歳だったのに、気づけば30代になってしまった。
    初めて(1)を読んだときとは自分の立場や考え方が変わっているので、後半は今までのような旅をしたい!と突き動かされる衝動はないものの、物語を聞いているような、不思議な心地よさがあった。

    (3)ぐらいを読んだ29歳ぐらいのとき、「最初に読んだときより旅をしたい気持ちが薄れている!若いうちに早く読み終わらなくては!」と焦ったものだが、今となっては別の視点で読んでもその面白さは普遍だと思っとります。


    また面白いのは中東までかな〜と勝手に思ってたのですが、ヨーロッパに入っても相変わらずおもしろい。
    その理由は国柄や沢木さんの体験自体よりも、この本がエッセイとしての面白さを持っているからだろうと思う。

    永遠の青春小説。From youth to Death.
    10年前に出会っていたら、僕もフラフラインドとか行ってただろうなあ。

    しかしおっさんに近い歳になった自分としては、旅から帰ってきてどうやって現実(=日本)と向き合っていったのかがラストで読みたかった。

  • 前半のアジア辺りがとても面白かった。
    文章が読みやすいので他の作品も読んでみようと思う。

  • 旅をしたくなる本

  • 1994年(底本1986)年刊行。全6巻の最終巻。

     イタリアからスペイン、ポルトガル。そしてエピローグたるパリからロンドン行。
     寂寥感漂う描写は旅の終わりを強く感じさせる。一方、やはりインド周辺での熱さが極端であったこと、そこが旅の最高潮であったことを想起させる最終巻である。

  • 旅行者のバイブル。何度読んでも飽きない。

  • 読んだー!
    ほんとにあのまま帰らなかったのかな?
    私は今道を外れるのがすごく怖い
    なんとかなるって思える沢木さんはすごい
    全巻の中で一番好きなのはブッダガヤのところ!

  • 意表を突いた晴れやかな終わり方。そして旅は新たに続くんだという持っていき方は、紀行文からは外れるかもしれないけど、希望を感じる。
    特に伏線を張るような物語ではなかったけど、Cの茶の国とTの茶の国の話が伏線みたいに使われていて、物珍しかった。

  • イタリアからスペインへ回った〈私〉は、ポルトガルの果ての岬・サグレスで、ようやく「旅の終り」の汐どきを掴まえた。そしてパリで数週間を過ごしたあと、ロンドンに向かい、日本への電報を打ちに中央郵便局へと出かけたが―。Being on the road―ひとつの旅の終りは、新しい旅の始まりなのかもしれない。旅を愛するすべての人々に贈る、旅のバイブル全6巻、ここに完結。

  • 旅に行きたくなる本。でも、旅以上のことご書いてある本でした。

  • 若い時に読むべし!

  • バックパッカー紀行のバイブル、と言って良い名作。香港を皮切りにロンドンまで、長い長い冒険紀です。

    旅って何なんでしょうね。この本、体裁は旅行記だけど観光の役には立たないし、貧乏自慢でもハウツー本でも無い。むしろ著者本人の"人生"を感じさせる一作です。何もかもが珍しく、熱病に浮かされたような香港から、その残り香を捜し歩いた中盤、落としどころを探り続けた欧州…。旅の行程自体にも、そして帰国して長い時を経て完結したその筆の運びにも、大河のようなとうとうとした流れが感じられます。

    こんな旅は恐らく誰にも、沢木氏本人さえもう出来はしないでしょう。でも人にはそれぞれの人生があるのと同様、それぞれの、その時々の旅がある。郷愁や憧憬を覚えると同時に、自分もどこかに出かけたくなる、何かを成し遂げたくなる、そんな作品です。

  • インドからロンドンまでに長い旅の終り

    特に感動や大きな達成感を味わうことが出来たわけでは
    無いけれど旅は、確かに終わった。

    混沌とした、香港、インドが一番良かった。

  • 2016.8 9年ぶり再読。

    旅の終わり、ヨーロッパ

  • 深夜特急最終巻読了。自分が27歳に戻り一緒になって旅をしている気持ちにさせてくれた素晴らしい作品だった。

  • ついに読み終わってしまった。
    どうやって旅を終わらせるのかなあと思っていたら予想外!でもこういう終わり方も好きかも。
    サグレスでのペンションでは心温まった。
    当時ならではなのかなあ。
    色んなエピソードを読んでは、今はやっぱり危険なのでは?思ってしまう。
    わくわくしたい時に読み返すのはやっぱり1巻かな?!

  • 最後はオチをつけるためのフィクションなのかな?

  • 読み終わってしまった、というのが初めの感想。壮大すぎていつまでも続くと思うし続いてほしかった。

    最後のオチは多分そうだろうなと思ってたところに落ち着いたので、ある意味でよかった。

    全体を通して、主人公はヨーロッパの整然としたところよりもアジアの雑多な感じが好きとみる。現地人と街中よりも郊外に魅力を感じてるあたり、わたしと旅のスタイルが似ててよかった。

    沢木さんの文章は、自分の感情を隠さず有りのまま、素朴な感じを素直に文章化していて読みやすく、シリーズ全巻を通してとてもよかった。

    旅のスタイル的に通常の旅行のスタイルでは到底行かないであろう場所も登場して機会があれば行ってみたいと思う。

    読みやすい文章でありながらも、表現や言い回しが難しく調べることも多かった。勉強になる。

    現代のエセバックパッカーとして、"バックパッカー"という単語の先駆けとなったこの本に巡り逢えてよかった。今後も繰り返し読むことになるが、何度も新しい発見を提示してくれると思うし、また壮大なストーリーに感動できることを楽しみに思う。

  • 学生の頃に読んでいたのなら、人生に影響を与えられていただろう6冊。GoogleEarthで旅路を追うと時代を超えて旅を共有している気持ちになった。

  • 地図を見ながら、街から街へ指で追いつつ読み進めた全6巻。臨場感ある文章から風景を思い浮かべながら、まるで自分も旅をしているようだった。

    フランスのカレイからイングランドのドーバーへ、バスごとフェリーに乗って渡ったくだり。私も同じ方法で渡ったことがあるため、すごくリアリティを感じた。

    筆者はその後、アイスランドへ行ったのかどうか。そんなことは、大した問題ではないのかもしれない。とにかく、旅はまだまだ続くのだ。
    (2016/1/23)

  • 16.jan.1

    やっと読み終わった。やっとロンドンに着いた。思ったよりカタルシスの感じられない旅の終わり、というかロンドンにいる途中でぶつ切りになった感が否めない終わり方で、しっくりこなかった。

    筆者は自分の心の動きに鈍感なようで、克明に微妙な移り変わりを記録するのが上手で、旅慣れていくうちに得るものや失うものが手に取るようにわかって、筆者が濁った目で車窓を見つめる姿が目に浮かんで、共に旅しているような気分になるところが面白かったかな。

    物価や街の雰囲気は今と全然違うだろうから、この本の現代版みたいなものがあったら読みたいな。最近出るバックパッカー本は、読みやすいけど無駄にテンション高かったりギャグちっくなものが多いから…。

  • 駆け抜けたね〜最近の遅読気味をぶっ飛ばして深夜超特急一週間で駆け抜けた。
    やはりこれだけ夢中にさせられてしまうのは「旅」そのものの持つ魔力に加えて沢木さんの卓越した感性と表現力あってのことだろう。
    最終巻、期待したパリ、ロンドンの記述は少なめながらクライマックスに相応しく廻り道の発想とピリオドの打ち方といった旅を通して学ぶべき思想はきっちりと押さえられており意外な幕切れと併せて感慨深い読後感を味わうことのできる正真正銘の名作。
    これだけのことが出来る「若さ」はいいなと嫉妬しながらも押入れから英和辞典を引っ張り出している自分がいた

  • 道に迷うことが旅だとしたら、スマホを手に入れてしまった僕らは、旅を失ってしまったのか。
    世界は狭くなったというが、世界を狭めたのはIT技術ではなく、それに齧りつく自分自身が狭くなっただけではないか。

  • 深夜特急も最終巻まで読みました!
    ようやくヨーロッパの観光地に突入して、
    憧れるイタリアやスペイン、フランス、イギリスです。
    作者もローマやパリには滞在時間を割いている様ですが、
    本書で語られるのは、ガイドブックの様な観光ではなく、
    そこに至る経過がほとんど。
    これまでの中では、一番知名度が高く、観光地としての魅力が多い都市なのだけど、
    その分、なんだか味気なさを感じる。
    当時の筆者の旅疲れと終わりへの予感が倦怠感を生み出している。
    それだけに、ラストの裏切り方はよかった。

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深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)の作品紹介

イタリアからスペインへ回ったは、ポルトガルの果ての岬・サグレスで、ようやく「旅の終り」の汐どきを掴まえた。そしてパリで数週間を過ごしたあと、ロンドンに向かい、日本への電報を打ちに中央郵便局へと出かけたが-。Being on the road-ひとつの旅の終りは、新しい旅の始まりなのかもしれない。旅を愛するすべての人々に贈る、旅のバイブル全6巻、ここに完結。

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