聖女ジャンヌと娼婦ジャンヌ (新潮文庫 ふ 20-12)

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  • 新潮社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (538ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101236223

感想・レビュー・書評

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  • 娼婦のほうはともかく聖女ジャンヌの描写がつまらない

  • 聖女「ジャンヌ・ダルク」の物語を、娼婦「ジャンヌ」の視点から語った物語。

  • ジャンヌ・ダルクの史実を軸に架空の同姓な娼婦を絡め、信仰の強靭な信念がもたらすものとは、を強靭に描いた。ジャンヌ・ダルクを熱狂的な信者と設定し、現実主義と信仰を対比し人生への目的意識とは何か、痛烈に綴った。平易な文章で一気に読ませる。

  • ジャンヌ・ダルクともう1人のジャンヌの物語。
    娼婦ジャンヌがとっても好き。

  • 「女って…」とひしひしと考えさせられる作品。やはりこの人、歴史物書かせたら凄い。

  • 中世の闇が色濃い15世紀、国土の半分をイングランドに奪われ荒廃を極めるフランスに、二人のジャンヌがいた。一方は神の声を聞き、ひたすら国を救おうとする敬虔な聖処女、他方は自分だけを信じて激動の時代を乗り切ろうとする娼婦……二人の間に生まれた奇妙な信頼関係、気弱な王太子の周囲に渦巻く権謀術数、果たして神の加護はどちらの上に?

    『ジャンヌ・ダルク暗殺』改題。

  • 聖女伝説は娼婦が自らの利益のために作り上げたものだった。
    信仰心が厚いだけの普通の女の子をめぐる策略、陰謀、罠。

    面白いんですが、登場人物の名前が長い。
    覚えられない

  • ジャンヌ・ダルクのファンだから買ってみて読んでみた。何か女って苦しいと思ったけど、それだから美しいもんでもあるのかなと思った。ちょっとエロ。

  • 遠藤周作の「王妃マリー・アントワネット」と物語の構成が似ている気がする。

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著者プロフィール

長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。著作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『シャネル』『アンジェリク緋色の旗』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』『幕末銃姫伝』『i維新銃姫伝』など多数。青い鳥文庫ではKZのほかに「妖精チームG(ジェニ)」シリーズ、『マリー・アントワネット物語』『三銃士』も手がけている。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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