サマータイム (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2905
感想 : 334
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101237329

感想・レビュー・書評

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  • この本が好きな人と結婚したい

  • 柔らかくて、つかみどころのない文体が良かった。

    子供の頃の夏の思い出ってなんで大人になってからあんなに輝かしく最高の時間だったと感じるのだろうか?

    夏が、待ち遠しい。

  • 二番目のお話が一番好きでした。
    佳奈ちゃんがかわいいなぁ。
    読み終わった後、頭の中に濃い桃色のドレスを着て、つつじの花冠を被った佳奈ちゃんが「五月のつつじ姫のカーナよ」と胸を張っている姿が浮かびました。
    この季節に読むことが出来てよかった。

  • 海のゼリー
    つつじの花みち
    かんな色のワンピース

    こういう風に見えてたんだよなぁ
    私の物語じゃないのに
    忘れちゃいけない忘れたくない私の幼いころの思い出が
    つまっているような作品

  • 簡易な語り口で、読みやすい。わかると言えばわかるのですが、主人公の少女(佳奈)にシンクロできなかった。情景はイメージしやすく、エピソードもビジュアル的で美しくはあるのだけれど。弟の進と広一が良かっただけに、残念。

  • 夏の葉の濃いみどりが頭に浮かぶ。
    3人で海を食べるシーンが好きだった。
    登場する女性(広一の母親と佳奈)の強烈な個性が良かった。「あんたなんか、でっかいバツ」と柳くんに言い放つ場面は、気持ちがスッとする。

  • 夏休みに読みたい作品。

    高校生の甘く切ないラブストーリーとはちょっと違うけど、夏休み独特の新たな出会いと楽しかったり悔しかったりする体験、そして、それが終わってしまう寂しい気分が折り重なる感じがよいなと。

    ただ、この作品に限らずだか、小学生が主人公となるときの、主人公が心情を語る際の饒舌な感じがどうも大人じみすぎていて、毎度、違和感を感じるのだ。大人が思う子どもの表現、みたいな…なんだろう、みんな子どもを経験したのに。あと16歳の広一の一人称が、俺、なのにもちょい違和感。

    全体的にはキレイにまとまってて、それぞれの短編で読んでも、まとめて読んでも、面白い。

  • 夏だねー
    さらっと読めたし、文章が素敵だった。佳奈、進、広一のことが何故か昔の友人だったように思えた

  • 久々に再読。
    すごく大人でオシャレな印象があって、でも、一度読み終わった後に読み返したら、団地、市民プール、きょうだいゲンカ、自転車の練習……すごく普通の小学生の夏休みなので、逆に驚いてしまった。でもやはり再読しても「大人でオシャレ」な印象は変わらなかった。私の頭の中にもずっと「サマータイム」が流れていたからだろうか。
    3人でゼリーを食べるシーンがとてもいい!

  • 小説、という感じ。しょっからいゼリーを食べ終わったときの、夏を食べてしまったと言い表す場面が好き。ほかにも素敵な場面がたくさんあった。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。1989年、「サマータイムで」月刊MOE童話大賞を受賞しデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で98年、産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、99年に路傍の石文学賞を受賞。ほかの著書に『しゃべれども しゃべれども』『神様がくれた指』『黄色い目の魚』日本代表リレーチームを描くノンフィクション『夏から夏へ』などがある。http://www009.upp.sonet.ne.jp/umigarasuto/

「2009年 『一瞬の風になれ 第三部 -ドン-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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