神様がくれた指 (新潮文庫)

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著者 : 佐藤多佳子
  • 新潮社 (2004年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (647ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101237336

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神様がくれた指 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 電車内ですりをする辻は出所した日に、少年少女のスリ集団に遭遇し利き手にけがをする。ケガをした辻を助けてくれた昼間という占い師の青年。辻と昼間と、犯人たちとというお話。中盤から話が長すぎて中だるみした後に、一気に結末で畳んだという印象。もう少し短ければ不用意に引き延ばした感じも受けなかったし、結末ご都合主義には感じなかったと思う。

  • 不安定な繋がりを持った人たちが、不安定な生き方を自分なりの意地で生きようとする少し危うい物語。
    こういう危うい人たちの暴力を伴う場面はどうしても好きになれません。

  • 指がする仕事。それも特別な仕事をする二人が出会ったことで始まる新しい流れ。どうしようもない淀みはチラホラ残るけれど、彼らの未来が少し明るくなった気がする。

    外出する時は貴重品に気をつけよう。

  • タイトルは
    「神様がくれた指」。

    キレイに響く言葉だけど、
    その指は
    「スリ」
    に使うための指だった。。。

    なんて、物語の最初っから「スリ」やら、
    ギャンブルにハマって借金をしてしまう占い師やら、
    大丈夫かな、と思える面々が物語を飾る。

    でも、スリとしてのプライドや、
    大事な人への愛情、
    占い師としての人への接し方、、、
    などなど、心が見えれば見えるほど
    「危ない」
    と思っても引き込まれていく。

    結局最後に心に残るのは
    「大事な人を助けたい」
    という想い。

    ハラハラドキドキも多いから、
    暑い夏、怖い話の代わりに
    読むのがオススメです。

  • 天才的な腕を持つ一匹狼のスリ、マッキーこと辻牧夫。

    神秘的な占い師だけど、ギャンブルがやめられない、マルチェラこと昼間薫。


    辻が刑務所から出所した日に、利き腕を負傷させられ、それを昼間が助けた所から物語は始まる。



    佐藤多佳子さんの本の登場人物は、とても魅力的。

    スリという犯罪者なのに、どこか人好きのするマッキーの笑顔。
    文章だけで、見ることも出来ないのに、完全に私も好きになってる。

    途中から、マッキーのスリを応援している自分に気付き、ちょっとした後ろめたさを感じたり…。


    でも、満員電車とかで、お財布の位置とかを気を付けるようになります(笑)





    リズムに乗ったら止まらなくて、一気に読み終わりました。

    面白かった。

  • 人と人の繋がりには場所や相手は選ばない。
    スリと占い師。
    接点がまるで無い異色のコンビの間に、友情のような絆が出来る。共通点がなさそうで、お互いに共感できる何かがあって、きっとそんなところに惹かれあったのだろう。

  • ちょっと分からなかった。何をいいたいのか。

  • スリの男と占い師の男。偶然の出会いからお互いを理解して友情が育まれていく。どちらも魅力的だ。 
    スリは衝撃的な事件からある若者達を探しはじめ、占い師は客として来た女子高生の事が気になってしまう。そして繋がっていく人間模様。
    味わい深い作品。

  • 天才的なスリの腕(指?)を持つ、昔気質な青年、辻。
    怪我を負わされ、倒れていた辻を拾ったのは、占い師マルチェロこと、昼間。
    彼もまた、占いで稼いだ金を、酒とギャンブルにつぎ込んでしまう青年。
    ちょっと世間とは違う生き方をしているふたりの、おかしな同居生活。
    やがて、ふたりがそれとは知らないうちに、それぞれの周囲の人々を巻き込む事件が起こる。

    途中までの、ちょっと裏社会の追跡ものめいた展開までは、スピーディーで面白かった。登場人物同士の、奇妙な信頼関係にも、くすぐられた。
    けど、ラストはちょっと、私には居心地が悪い感じ。
    辻も、昼間も、少しだけ世間並みな方向に進むかも…?ということはそれはそれとして、永井や、ハルの未来には、何が待っているんだろう?
    せめて永井には、他人同士でも、不幸な境遇にあっても、信頼を築くことが出来ると知って、もう少しだけでも、笑顔を取り戻して欲しかった。

  • とてもよかった。別の作品もぜひ読みたい。

  • 昔堅気のスリの話

  • 個性的な登場人物が多くて面白かった。

  • 「一瞬の風になれ」が代表作の、佐藤多佳子氏の本を読むのは、「しゃべれどもしゃべれども」について2冊目。
    会話が多く、登場人物も若いので、軽いタッチの小説になっている。
    主人公は、プロのスリで刑期を終えたばかりの辻と、占い師の男性、昼間(という名前)の2人で、この2人の視点から物語が展開する。
    前半はツウな感じで私好みだったが、後半やけにアクションタッチになり、不必要と思われる暴力・逃走シーンが続いた。話が的を得ない人物もいて、イライラさせられる。終わり方も腑に落ちないというか、すっきりしなかった。

  • スリのおはなし。佐藤多佳子さんにしてはおもしろいとはいえなかった。

  • スリの青年と占い師の出会い。

  • スリ師と占い師の心理描写は斬新。佐藤多佳子の他の作品の先入観を持って読んだので、犯罪を美化、肯定していることに少し抵抗を感じたが、あくまでフィクションである犯罪サスペンスとして受け入れれば面白かった。

  • 主人公二人のキャラクターが面白く、神の目線か(読者)には、人間関係相関が見えるのに、本人たちには全く見えず四苦八苦するあたりが、面白い。ときどき、どちらの場面か悩むのが玉に瑕

  • 【再読】手放す前にもう一読して、そうかこういうラストだったなと、結局もやもやしていますが、内容は黒いですが、日本語のリズムの良さに癒されました。
    2014/9/27読了

  • スリの青年と占い師の青年の生きてきた場の違う二人の交流会話がテンポよく面白かった。登場人物としても垢ぬけないスリ少女と手を離したくないというマルチェラの関係も引きつけられた。それから大人しい幼馴染の取った守る為とはいえ思い切りが良すぎて他が見えてないようなある意味恐ろしい行動にも。
    純粋なミステリーやサスペンスとはまた違う、それを目指していた作品ではないだろうと思うけれど、自分は最後が煮え切らないと言うか何かもやっとしてしまった。

  • 不運な事件をきっかけにモラトリアム期を過ごす占い師が、スリの青年と出会い、もと歩んでいた道に戻る。スリの青年はいわゆるまっとうな道に戻るかは分からないし、占い師の彼は社会に出て、理想通りにいくという訳ではないだろうけれど、「今のままでは友人を助ける力がない」、そういうことなんだろうなと腑に落ちた作品。

  • うーん長い。。でも占いに最近はまってるので、後半は結構面白かった。スリも高尚なテクニックがあるのだねー

  • 一言でいうなら、映画にしやすそう。
    若手の俳優とか使って、爽やかにでも危機的にも描けそう。
    そのくらい読みやすい。
    途中、ぐだぐだ長くなるかなと思ったけど、ほどよかった。

    スリとか占いとか、身近なんだけどピンとこない。そんな距離感がまた良い。

    電車に乗りながら読んでたりしたから、自分の鞄とかホームにいる人の荷物が気になったり。笑

  • 1311 あんまり著者作品っぽくないテイスト。こういう分野も書くんだと驚き。登場人物は魅力的だがもう少し爽やかなテーマが良かったなぁ。

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