- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101238111
感想・レビュー・書評
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著者の初作品とのこと。動物学教室の大学院生だった時に日高先生から依頼があったらしい。日高先生の眼力もたいしたものだ。さて、動物の生態の比較から人間の行動の不思議を仮定する。真実でないかもしれないが、男女関係の話なので一般受けする。2018.3.13
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4-10-123811-1 191p 1998・5・15 11刷
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竹内氏の文春連載は楽しく読んでいた。
竹内氏の師匠の本はあまり読んだことがなかった。やっぱり師匠と弟子,同じような内容と文章だなと思ったら,対談以外の文は竹内氏が書いたようだ。大学院生の時に研究意欲を失った竹内氏に日高氏が翻訳や本の執筆を依頼した流れから生まれた作品らしい。人の縁,時の不思議を思わせる。 -
何故、そう行動するのか、それにはすべて理由があった!
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「理屈で話し合えばわかる、というのは幻想に近い。人間は要するにワニなのである。」
タイトルが素敵 -
(1994.05.28読了)(拝借)
(「BOOK」データベースより)amazon
オスガエルは必死に鳴いて思いの丈を伝えます。何千羽も同時に出産するコウモリには、親子の合言葉があります。ご馳走を見つけたチンパンジーは、叫び声で仲間に知らせます。動物たちは結構うまく意思を伝えているようなのに、すごく頭がいいはずの人間はなぜ、自分の気持が分ってもらえないと悩むのでしょう。それば昔ワニだったことを、私たち人間が忘れてしまったからなのです。 -
「ワニはいかにして愛を語り合うか」5
著者 竹内久美子、日高敏隆
出版 新潮社
p16より引用
“脳の新皮質がどのように理路整然とした言語で説明しようとし
ても、ワニの脳が嫌いといえば、どうしようもないのだ。それを
ことばで説明することはできない。”
動物行動学者である著者二人による、動物のコミュニケーショ
ン等について書かれた一冊。
カエルの集団見合いについてからサルのおしりについてまで、
合間に二人の対談を挟みながら書かれています。
上記の引用は、日高氏によるプロローグの中の一文。
好き嫌いは理屈ではないというのは、こういう事なのだろうなと
思いました。
あとがきを読むと、どうやらこの著作が竹内氏のデビュー作で
あるようです。氏の他の著作に比べると、少々文章が堅苦しい印
象であるのはこの為かも知れません。
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マジで良書