屍鬼〈1〉 (新潮文庫)

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著者 : 小野不由美
  • 新潮社 (2002年1月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (583ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240237

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屍鬼〈1〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ふと読みたくなって、久しぶりに再読。
    やっぱり素晴らしいですよ~大好きです!!!

    死人を土葬にする、深い森に囲まれた村。
    ある日を境に、次々と人が死んでいく。自覚症状なし。
    夜中に引っ越してきた住人。隠れるように転居する村人達。
    この小さな村では一体何が起こっているのか?

    この後の展開が分かっているにも関わらず、ドキドキしてしまう。
    閉鎖的な村の感じが何とも言えず好きだ。

  • 夏ということでホラーを。
    長らく積んでいた本。
    レビューを見ると、一巻目は登場人物が多く読みにくいと書かれているものが多く、少し気合を入れて読まないとなぁ、と思っていたのだけれど
    読みにくさは全く感じず。
    むしろ、何かが起こりそうで、だけど先が読めないこの焦ったさがかなり好み。
    まだ決定的な事件などは起きてはいないものの、
    確実にジワジワと『負』なものが近付いてきていますね。
    二巻へ続きます。

  • 中学生の頃に冒頭で挫折していたが、ようやくリベンジできた。村の人間関係や雰囲気がおおよそわかり、とりあえず不穏な空気が漂いまくってきたところで終わった。静信の小説と現実の関係、突然死が続く理由、兼正に越してきた怪しい家族、野犬の群れと死亡の関係など、謎の要素が沢山ありどうなっていくのか楽しみ。
    田舎の元風景が描かれているにも関わらず、粘度があり重たい。

  • とても面白い!!徹夜本決定!

    「死鬼」第1巻なのに、ものすごく分厚い本なので
    本当に読み進めていけるんだろうか、、と心配だったけれど、読み進めているうちに 
    他の用事をほっぽり出してでも読みいってしまう求心力があって、とりつかれてしまった。

    ミステリーでちょっと恐ろしい描写が古風に描かれていたり、興味ふかいなぁと思う表現が楽しみだった
    あとは登場人物の心情に臨場感を感じてゾクゾクとした。
    小さな集落のいろんな人たちの思考や感情が網目のように絡み合いつつ、集落独特の一体感・疎外感・噂話や人間関係があぶり出されていく

    登場人物がとても多いから、誰が誰だかわからなくなってくるけれど、カメラがなんども切り替わり、違うカットを見せてくれて飽きさせるコトのない物語
    二巻目もとても楽しみにしていて、すでにもう他の本を読む手が止まってしまっている

  • SIRENというゲームが大好きで
    この屍鬼という小説を参考にしたという噂や
    世界観が似ているという話を聞いて読んでみました。
    SIRENを先にしてしまったため(そのほうがぼくは楽しめたのですが)キャラがSIRENで再生されましたw
    そのためSIRENを先にしなかったら楽しめたかわからないですw

  • 全5巻。アニメ化、漫画化しててそれぞれで終わり方が違う。かなりボリュームがあるけれどのめりこんでしまえば案外すぐ(個人差あり) 他の者を害さないと生きていけない者たちの苦痛がわかるし、ただ静かに生きていきたいだけなのにそれすらもかなわない悲しさがなんとも。個々を観れば共存しうると思っても、それを許さない者たちがどちらの陣営にもいて争いの果てには・・・書いたら駄目だろうなあ・・・ここまでで結構書いてるけれど。ホラーミステリとしてかなり楽しめる。先が先がと止まらない作品。 漫画は知らないけれど、アニメはお勧め。良作。

  • 大部分が人物紹介・描写。まずは静かな?導入部。先は長い。

  • 何の予備知識もなく読み始めて、最初は人々が生活する様子が淡々と描かれているだけなのかなと油断していたら、途中からぐっと引き込まれた。
    人の生死に関わる緊迫感と普通の日常とのギャップや緩急が絶妙。続きが気になって仕方がない。

  • 小野主上が書くものは繊細かつ迫力があり美しいです。
    屍鬼の主人公は夏野という人が多いですが一人一人が主人公だと思います。
    一人一人の屍鬼の存在の感じ方全てがそう感じられます。
    決して同じ生き物ではないというのが読んでいて分かってきます。
    屍鬼の中でも違う考えの人もあり、人間側でも違う考えをもつ生き物がいます。
    そのとらえかたがとても面白いです。

    そして個人的に好きなのが静信の書いている小説です。
    カインの話は知っていたので分かりました。
    けど分からない人には辛いかもしれませんね^^;
    しかしなぜあんなにも綺麗な表現が出来るのでしょうか?
    そして弟と兄の心情が分かるところを読むにつれ「あれ?」「あ~」と疑問や納得で埋められていきます。

    とにかく小野主上はとても内容の濃い作品が多いので5冊という(文庫本は)長さには感服いたしました・・・
    少し大丈夫か?これ・・・とか思いましたが
    読んだら読み続ける面白さがあります。
    そして読み終わったら「え?あとお終い?」となってしまいました^^

    最近では漫画もですがアニメにもなるそうで・・・
    少し悲しいところがあります。
    原作が大好きなので原作ファンとしてはショックが(涙
    まぁこれでまた屍鬼(原作)が売れると嬉しいです!!
    小野主上ファンクラブできないかな?←
    最後の最後にこんなことですいません・・・

  • 私にとって「屍鬼」を読むという行為は「読書」を超えたところにある。

    (内容については私の下手な文章で一行でも知られるのが勿体ないのでここでは触れない)

    それまで私にとって読書とは気晴らしだった。たとえば通勤途中に本を読むのは暇つぶしの意味が大きかったし、就寝前に読むのは眠気に飲まれるまでのつなぎだった。
    だから目的地の駅についたとき、いざ寝ようというとき、私はすぐに本の世界を手放して現実に戻ることができた。
    だからこの作品を読んで、物語の世界に取り残されたままになっていたとき正直私はどうしたらいいかがわからなかった。

    そのときの読後感をあえて書き記すならば、殴られた感触がまだ残っていて、殴られた記憶がフラッシュバックして、まだ「殴られる行為」が存続している感じがした。

    結局、作品レビューをしているサイトを見たり、担当編集のインタビューを読んだりして火照りを鎮めたのだけれど。
    ページを繰る手が止まらないという現象に初めて出会った時もびっくりしたがそれ以上の衝撃がある作品だった。
    特に4・5巻の疾走感、すべてが終わった後の読後感は忘れられない。
    とにかく私にとって特別な作品であり、二度と出会えないだろうと思える作品である。

  • こういう田舎に住んだことがないからこれが田舎の怖さ・・・とは思うことはできない。
    でも人間の怖さが凄く出ていると思う

    他人の死に対する考えを改めて考えさせられた気がする

    得体の知れない死が伝染してきて盛り上がってました

  • 都市から隔絶された村で、立て続けに村人が亡くなった。
    死亡したのは若者から高齢者まで様々で、死因はいずれも内因的なものであった。
    偶然にしては出来すぎている連続的な死に、村人の幾人かは疑問を感じ始める。
    樅に囲われた村で、死が感染して行く。
    第1巻。

  •  ホラーは苦手なので敬して遠ざけていたのだが、やはり怖かった。死人が起き上がって深夜に血を吸いにやってくる、ってそりゃ怖いよ。しかし単なる怪談ではないところが本作の値なのだろう。なんせこれだけの大長編だ。怖がらせるだけでは間が持つわけもない。よみがえった屍者である屍鬼という生き物(生きてるのか?)が生きるため(?)の必然として生きている人間を獲物として血を吸い、吸血を繰り返された獲物の人間は失血死する。舞台になる外場村は閉鎖的な山村とはいえ、人口1000人を超えるという設定なので、屍鬼が蔓延するまでにはそれなりの時間と犠牲者が必要だ。村人たちの家族それぞれに物語があり、その家族が謎の死によって崩壊してゆく。じわじわと広がってゆく恐怖を演出するためか、どこの集落の誰それがどうしたという話が連続する物語の前半部が冗長煩瑣と思えるほど長いのは賛否の分かれるところだろうが、突然の辞職、深夜の引っ越しなど一見関係ない謎をからめて正体不明の不気味さを助長しているところはうまい。屍鬼は屍鬼たちのコミュニティをつくってゆくのだが、再生した屍鬼も本質的に人間時代の性格をそのまま引き継いでいるところがおかしい。こうして村は一種のパラレルワールド化してゆく。人間にとって屍鬼は必要ではないが屍鬼にとって人間は生きるために必須の存在であり、必然的に両者は敵対関係となる。生きるために他の生物を犠牲にするのは自然の摂理であり、当の人間もやっていることであって、人間だけが特別に君臨する必然性はない、というのが屍鬼の論理だ。まあそれは一理あるかもしれないが、それにしちゃ自己本位な兼正を頂点とする屍鬼コミュニティの陰湿なヒエラルキーは容認できるしろものではない。そして真相究明に奔走する村の知識人格の医師敏夫と僧侶静信。その協力関係が屍鬼に対する微妙な温度差によってしだいに隔絶してゆく。作家でもある静信の心情は作中作である兄弟殺しの物語に投影されているのだが、屍鬼へのシンパシーとのつながりが曖昧で効果を発揮していない。かえって物語を寸断して見通しが悪くなっているし、今一つ共感しがたい。大方の読者はあくまで現実的な敏夫の方に感情移入して読むだろう。かくして物語は必然のカタストロフへとなだれ込む。ただし敏夫は勝利したが、静信も負けたわけではない。それは作者の逃げかはたまたやさしさか...。

  • 田舎に住む人々の生活や思想を読みやすく表している。都会から引っ越してくる一家が、田舎生活に刺激と話題性を生みだす。

  • これからどうなっていくのか…

  • 文庫で5巻まで読んだ。


    2巻くらいまでがワクワクハラハラしてどんどん読み進められたが、4巻の後半くらいからダレてしまった。

    屍鬼の正体が分かるにつれつまらなくなった。

    もう少し屍鬼側にひねりがあれば違ったかもしれない。

    寺の住職は父親も息子も感情移入できなかった。

  • 1300人しかいない小さな村の外場村。
    外部との繋がりといえば、国道一本だけ。周囲から隔離され、昔からの風習が今だ残る村。
    古い伝統を受け継ぎながら生活していた住民たち。しかし、山入地区で3人の村人の死体が発見されたことから、事件は始まる。不可解なことが多かったが、特に病変も見られず、普通の死として処理されていくが、その後もまるで移っていくかのように死者が続出する。

    友達に薦められて読み始めたが、読み始めから自然と話に引き込まれた。登場人物が多すぎて、なかなか覚えられず大変だった。記憶力が試された笑。事細かに登場人物の描写がされていて、色々な登場人物からの視点を楽しめる作品だと思う。
    静信の小説?の話がちょっと難しい…。
    まだ一巻は、どういう展開になるのか全く想像できず、ただただ次々に起こる出来事を追っていってたが、2巻からも楽しみ!

  • ひとまず今後に期待、の巻。
    おじいさんおばあさんの区別が大変だけれど、人物がどういう人物なのかすんなりイメージできた。作者に喋らさせられているのではなく、キャラクターが喋っているように感じて自然だった。
    展開はひたすら田舎の嫌な所を永延書いている感じ。まだまだ先が長いのでどうなっていくのか…頑張って覚えたおじいさんおばあさんはいつまで生きているのか。楽しみに。

  • かなり期待して読み始めたけど、
    普通な感じ。。。
    古いしきたりや風習が今でも根付いてる小さな村の話だけど、こういう設定のストーリーは三津田信三さんの小説の方が面白い。
    って、まだ始まったばかりなので、何とも言えないけど。。
    嵐の前の静けさの中でたくさんの人が次々に死んでいってる。
    山入の三人が死んでるとこの描写はグロテスクでぞぞ〜っとした。

    とにかく、じーさんばーさんの登場人物が多くて
    ちゃんと誰が誰か把握して読まないとついていけない。

    これからどうなっていくのか、気になる。

  • 頑張って読みました。

    とにもかくにもまず、一番最初に思ったのが分厚い……。
    しかも「1」って書いてある……ということでした。

    それでもまあ、「1」と書いてある本なんて腐るほど世の中にはあるし、世の中には「1」と書いてなくても続き物の本だったりするものもあるので、まあ、あまり気負いせずに読み出したんですが、それが失敗だった……。

    最初に起こった出来事がどの時制で存在しているのか、わからないですけど、とりあえず、この一冊を読んだ時点では、まったくそこまでたどり着けていません。
    それどころか、物語の始まりの始まりの部分でしかないような気もします。

    それともう一つ、読んでいくのが困ったのが、視点が結構、ころころ変わります。
    もちろん、メインの主人公……のような立場の人がいるんですが、それ以上に集落中の人間がすべて物事を語っているような、様々な人間が出てきて、様々な話をするので、本当に「この人誰だっけ?」となること複数……。
    まあ、わからなくても読めなくもないんですが、やっぱりきちんと把握して読むには記憶力と集中力がいるんだなあ……と痛感しました。

    というわけで、出だしも出だしなので、面白いか、面白くないのかも、判断できませんが、とりあえず一つ、言えることがあるとすれば、「読むのが大変」ということだけお伝えしておきます。
    この本と長く付き合っていく覚悟のない人は手を出さない方がいいかと思います。

  • 村で起こる連続死の原因は?閉鎖的かつ排他的な村の特徴を多少の誇張を加えながらも上手く描き出していると思う。今のところ、疫病へとミスリードしたい感じ。さて、どうなるか。

  • 村は死に包囲されている…。

    未だに土葬文化の残る村、相次ぐ死に疑念を覚え始める者も…。序盤は静信の小説をやたら読まされ進みも遅いです…

  • This is the author's greatest work. I hope this series will be published and be able to be read on Kindle.

  • 十二国記と全然ちがった。
    読みにくい。話の展開が遅い?
    視点の切り替えがなんとなく合わなかったのか…

    話自体はつまらなくはないんだろうけど、挫折。
    ちょっと悔しいけど。

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人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躪したかのように散乱していた-。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも…。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。

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