屍鬼(二) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (503ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240244

作品紹介・あらすじ

「尋常でない何かが起こっている」。死者の数は留まるところを知らず、村は恐怖の連鎖に陥っていた。山々に響き渡る読経、毎日のように墓場に消えていく真白き棺。さらにそのざわめきの陰で、忽然と姿を消している村人たちがいた-。廃墟と化した聖堂に現れる謎の少女。深夜、目撃されるトラックの残響。そして闇の中から射る、青白い視線…。目が離せない展開、戦慄の第二幕。

感想・レビュー・書評

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  • 外部から孤立したような村の中、不可思議なほど死が続き、唯一の医者である尾崎と、村の有力者である寺の跡取り室井が奔走する。
    医療系パニック小説かと思いきや、2巻の最後の最後でホラー要素がちらりと顔を出す。
    窓の外から注がれる視線は村の中の誰かなのか、否か。

    次巻へ続く。

  • 2巻読了。

    1巻以上のハイペースで、死にゆく村人達。
    今までこんなに死人が出た小説、読んだことない。しかもその原因がまだ明確でないところが、気持ち悪い。。。
    そして、越していく人も後を絶たず、今のところ名探偵コナンの米花町並みにカオス(コナンはまだ、いいよね。毎回、犯人捕まるし)
    少しずつ、村の統制が崩れてきてこの先どうなるのか。

    高砂運輸、沙子の存在も気になる。

  • 次々と死んでいく村人達。
    人々に共通するのは、何かに憑かれたようにボーッとしている。
    一見夏風邪のような症状。でも熱はなく、ひんやりとしている。

    疫病か?それとも……

    夏野君と徹ちゃんのやりとりが好きでした。
    よく考えたら二人って、年齢差があるはずなのに不思議と同級生みたい。

    以前この作品を読んだ後に、藤崎竜さんの漫画版を読んだせいで、
    キャラがあの絵で定着されちゃって、頭から離れません。
    特に正雄君…(笑)

  • 良い意味でとっても不気味な内容した。
    主要人物もいい加減わかったので、読みやすかったです。

    どんどこ不思議な…というより、やはり不気味な展開に、
    ゆったりと進んでいくのがとても良いです。

    夏野くんの話がとても気になるところで終わったのが、
    気になりまくりです。
    早く3巻を読みたい。

    リアルにいくのか、ファンタジー(?)でいくのか、
    そこもとても楽しみです。

  • ようやく話が動いてきた感じがする。
    後半スピーディーに話が面白くなってきた!

  • 一巻を読んでる時は、怖くてこれ以上は読めないと思ってたけど、テレビアニメ化されたと知ってから読み進められるようになった(笑笑)

  • 村の人が次々に死んでいく。
    敏夫と静信は情報を集めようとするも解決の糸口は見つからない。
    さらには深夜に突然転出していく村の住人や、亡くなる前に突然仕事を辞めていた村外通勤者?の人たち。

    謎を残したまま次の巻に続く。

    2021年2月14日

  • 感染パニックものから徐々にホラーに移行。じわじわ、ひたひた。死によって包囲されてきた。

  • きてるきてるきてるきてる、、、

    一巻で、ヒタヒタと迫ってきた恐怖が、すでにすぐそこまで、、、

    ドアが、、、ギィ、ギィ、、、バタン


    と、なりだしたかのような近づきっぷり。

    このコロナのご時世で、よくわからない伝染病もしくは、何か?村内でどんどん死んでいく人々。

    原因は?理由は?一体この村になにが?

    そんな2巻。

    病気の恐怖と、わからない恐怖、いつくるともわからない未知なるものへの恐怖、少しづつ周りから侵食される恐怖

    コロナ禍のなかなんだか他人事じゃないようなストーリーで本の中なのか、実際なのか、、、

    そんな2巻。すでに3巻が気になる。

    飽きさせないでよく5巻までうまーく読者を落とし込む小野不由美。すごい。

  • 村が徐々に死に包まれていく恐怖感がたまらない!ホラーじゃないドキドキ感が好きです。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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