屍鬼(二) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (503ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240244

感想・レビュー・書評

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  • 安森奈緒、進、幹康、武藤徹ほか死亡。転居や死亡前の退職。夏野が清水恵の起き上がりを疑う。

    いくら村人全員が知り合いでないから気付きにくいとはいえ、若い夫婦と子供が立て続けに死んだらもっと騒ぎになってもいい気がするんだけど…。
    コロナ時代なのでどうしても、伝染病の可能性への反応の薄さが気になる。感染経路がわからないので対策のしようがないのはともかくとしても、なんかもっと、死者が出た家を露骨に差別するとか、行政が介入してきて隔離されることを恐れるとか、そういう反応があることを予想しながら読んでいたのだが、あまりなくて肩透かし。

  • おもしろすぎるんだけど怖すぎる
    予備知識ゼロで読んでるのでゾンビとかまさかー!てなってたけどほんとに恵ちゃんが来てる気配でヤバい
    みんな仕事辞めちゃうのと重病人まで包んで運んでいってしまう高砂運送が謎すぎる

    沙子ちゃんいちおう普通みたいなのに親御さんたちが怪しすぎ 静信さんのファンだから普通なだけで家族ぐるみでおかしいのかもしれないけどわけわからんわ
    初見で真相わかった人いたらすごいな

    1で心配してた野犬に噛まれた篤さんが大丈夫だったのも謎 犬やダニは関係ないですよということよね
    もし吸血鬼だったら訪れた人んちやバッタリあった人にガブガブしてんのかなとか想像するとなんだか笑えるんだけど結果が怖すぎる

  • 次々と増えていく死人と転出者。
    伝染病のようでありながら、得体の知れない未知の症状。
    村人も増加していく死者に段々と不審がり始め、、、というジワジワと村に厄災が襲いかかる。
    今後どうなるかに期待の持てる展開となっている。

  • 長い。やっと少しずつ話が動いてきたかなというところ。それでもまだまだ本筋が見えず、どちらかと言うと「見えないこと」「わからないこと」に対する不安や恐怖を書こうとしている(伝えようとしている)ような感じ。

  • 吸血鬼だ〜

  • 再読。

    本家以上のディテールの積み重ねによりキャラクターが息づいている。
    各キャラクターの結末を覚えていると現段階の状況に胸を突かれる。

    外場村も夏が終わり秋へ、事態はより深刻化。

    いよいよ奴らがチラリ。

    ささ、次巻へ。


  • ここまで来ると生きてる人を数える方がいっそ
    早いんではないかというくらい人死にが連続して
    いる。加えて村外通勤者の突然の辞職や、
    深夜帯の村外への転居…一体外場の人間たちは
    何処に消えたのか?

    これだけ立て続けに死人が出て、はじめて
    ようやく危機感を抱いた村人達、
    報告書とともに失踪した石田の行方、
    清水恵と村迫徹の死後、窓の外から謎の
    視線だけを感じ続けている夏野、
    もしかしたら伝染する疫病などではなく、
    土葬文化故の死体の甦りによる死の
    感染なのでは…?と疑い出す敏夫。

  • 読了

  • 4.8

  • 徐々に盛り上がりを見せ始める第2巻。町医者と住職が必死で村に蔓延する異常事態を食い止めようと画策するが、それでも事態は拡がるばかり。それどころか、一家で夜逃げするように出て行く人まで現れ、それにはある運送会社が必ず関与している。死ぬ直前に辞職届けを出す被害者たち、廃墟の聖堂に住職を訪ねる美少女、そして闇の向こうに感じる視線。閉塞感、排他主義、猜疑心など、気の滅入るような空気が行間から匂い立つ。この村にいったい何が起きたというのか。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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