屍鬼〈3〉 (新潮文庫)

  • 2991人登録
  • 3.83評価
    • (384)
    • (396)
    • (525)
    • (33)
    • (5)
  • 196レビュー
著者 : 小野不由美
  • 新潮社 (2002年2月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240251

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

屍鬼〈3〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 夏野と田中姉弟は、「起き上がり」の正体を知る。
    それは、既に死んだはずの村人達。
    死んだ人間を再び眠らせるには?

    郁美さんの言動は、何だかオオカミ少年を思わせます。
    普段から信用されていない人は、
    いざという時本当の事を言っても、誰にも聞いてもらえない。
    それを上手く利用した桐敷家、恐るべし…!

    常識、理性という壁に阻まれて身動きが取れない夏野の父親、
    何と愚かな、、、と思うけど、多分自分でも同じようにしかできない。

  • ノリに乗って三巻目も読了。
    とうとう屍鬼が正体を表しましたね。
    屍鬼が登場してからホラーさは抜け、ぐんと安っぽさが増した。(良い意味での)
    村人vs.屍鬼。
    一体どうなるのか。

  • ムラで続く突然死や相次ぐ引越の原因「屍鬼」の正体、は本当に屍鬼だった。暗喩やトリック的なものも少し疑っていたのだが関係者や証拠が消されて行くなか、人間は勝ちきることができるのか。夏野は生き残れるのかな、生き残れふといいんだけど…

  • 屍鬼達はなぜ今になって増殖を始めたのか。
    そしてなぜ人は同じ過ちを繰り返すのか、気が付いた人達がなかなか結託できないこともモヤモヤ、解せない
    伊藤郁美がどういう存在になるのか・・気になることだらけ

  • これほどイライラさせられる小説は久しぶりだ。
    早くこの冗長な物語から解放されたい、最後まで読めば面白いかもしれない(事実何箇所か面白い場面もあった)の一心でなんとか読み進めた。
    いったい同じことを何度繰り返すのか?
    それがたとえば似たような描写をしているようでいて実は細部が徐々におかしくなってきている、というのだったら小説的な試みとしては面白いと思う。
    しかしそこにあるのはくだらない心理描写と説明ばかりで、それらはもはや読むに値しない。
    仮にも敏夫に探偵的な役を与えるのなら、探偵=読者ということが意識されねばならないが、ここでは読者がとっくに知り得ている真相に、敏夫がまったく気づかない。
    だから敏夫がある程度真相に迫ってもわれわれにカタルシスが齎されることはないし、それでも尚なににも気づかない村人についてはもはや呆れるほかない。
    彼らは確かに筆者によってしっかりと書き分けはされているが、しかしみな一様に馬鹿で、身内が死に追いやられてはじめて或る疑いを抱くのであり、そうしてその身内の死・疑惑の出現・更なる身内の死というプロセスが、しつこいほどに繰り返される。
    これはまったく読者を愚弄している。
    とはいえこの小説がたとえば最初に掲げたような描写が云々といったことに主眼を置いたものではないことはわかっているから、それならば純粋なエンタテインメントとして、もっと迅速な展開をするべきである。
    この小説はいかにも中途半端なのだ。

    本来ならば協力して屍鬼に対抗するべき者同士が対立関係に陥るのも(共感できるか否かを評価の基準として設定することは愚かと言えども)ここまで不自然で理解のできない動機に基づいたものであると、さすがに物語を引き延ばすための装置であるとしか思えない。
    屍鬼を屠ろうと意気込んでいた者が最後になって怖気づいたり、短絡的な手法に騙されたりするのも、作者の長大な物語を書こうというくだらない思惑の表れでしかない。

  • 3巻目!
    2巻目は死者続出の繰り返しだった分、一気に展開して面白かった。
    疫病でも伝染病でもない。なぜか死ぬ直前に仕事を辞めたり、突然転居したりする不思議な異変…まさかヴァンパイア説に移るとは思ってなかった…。屍鬼という題名だから、想像できなくもないけれど…。

    敏夫と静信がどんどん核心に近づいていく感じがドキドキハラハラだった。
    お墓を掘り起こしたり、謎の現象が起きたり…今回は怖かった。

    夏野と敏夫、やっぱりいいなぁ。

  • ここまで引き延ばしてきたものを一気に放出。
    やっと展開というか、やっと始まった!
    話題の繰り返しが多くて、前巻まではわざと?と思っていたけれどそういう訳ではないよう…
    山入で死んだ云々が事あるごとに出てきて、怪しさを煽りまくり。「ほら!怪しいのは此処だよ!」というメッセージがとてもよく伝わった。
    実際には…
    不穏当な村の雰囲気と、八方塞がり状態の主役たちがどうなっていくのかは楽しみだ。

  • とうとう話が動き出したって感じの第三巻でしたー。

    墓を掘り返して真相を暴き出すとこは、ハラハラドキドキそしてちょっとぞぞーっとした。
    でも、屍鬼の正体がすんなりわかっちゃったとこから、私はなーんか今までのハリつめてたものがしぼんじゃった感じ。
    屍鬼は怖いって言うよりも、普通に話してるから、怖くも何ともない。
    もっと鳥肌が立つような存在でいてもらいたかった。

    夏野と郁美ばーさんのこれからがどうなるのか楽しみだ。

  • まさかのヴァンパイアかー。さてさて、どう転がしていくのかな?

  • 2が貸し出し中で読めず、3に。謎の病の真相に気づいた者たちが襲われ、さらに増える屍鬼…。

    傀儡にされても気づかず、短絡的な者や罪の意識を抱える者…屍鬼にもそれぞれ個性が感じられます…

  • 村人の死の原因が判明(≧∇≦)b
    ストーリーにおける「転」の一冊。
    夏野と徹の心理状態が痛ましい。
    それに比べて正雄は短慮すぎるし自分勝手過ぎる。
    嫌いな夏野を襲っても起き上がってしまったら余計にうっとおしいとか思わないのか?(¯―¯٥)

  • いやー、ゾ○○かと思っていたので、そうきたかー、と。夏野とか徹とかの関係が好きだったのであの展開はちとツラかったなあ。ここまで外部に漏れない仕組みがいまいちよく理解できてない…。

  • ついに動き出す(姿を現す)屍鬼たち…!

    意外にも想像してたのと違う!
    肉感がすごい!笑

    敏夫の行いは酷いけど、考え方は自分に似てると思う(打算的なところとか)。

    静信は理解不能。

    静信と沙子はどうなるのか!?

    静信のつまらない小説は進むのか!?

    続きが気になる!(ただし静信の小説は除く)

  • 序盤でいきなり核心に迫って緊迫感が高まる。「起き上がり」の存在が外場に浸透してる印象がなかったので、少々唐突な感じ。
    人間側も真相に近づく行動開始、屍鬼側の様子も描かれ始め俄然面白くなった。家族を脅しに使った姑息なやり方が鼻について、屍鬼側に全く好感が持てない。
    元凶の桐敷家を村に招いたそもそものきっかけは静信だったのか。彼へのがっかり度が更に加速。

  • 二巻まではパンデミックホラーとでも言うような内容だったのに対し、三巻は冒頭から吸血鬼の存在が大きくクローズアップ。これまで隠されていた「向こう」側の描写も現れ始め、ガラッと世界観が変容したように感じました。

    ともすれば映画「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のような、荒唐無稽感が強く漂う結果になったかもですが、本作に関してはそうした破綻(?)はなく、自然とその存在を受け入れられたように思います。

    なので、シンプルに昭やかおり、夏野たちに強く感情移入し、“現実”を受け入れられない人たちに対して苛立ちを覚えながら読むことに。実際に作中世界に存在していたら、屍鬼の存在を受け入れることは出来ないと思いますが、そのような先入観によって正しい現実を受け入れられないケースがある、という点に恐怖を覚えました。

    「屍鬼」というワードを、例えば「エボラ」に置き換えたら……そんな状況でも「いや、自分のケースは違う」と思い込んで、あるいは思いたくて、現実から目を背けてしまうんじゃないか、と。そのようないい加減な判断が招く悲劇的な結末に対する恐怖、ですかね。

    屍鬼の存在が「公式認定」された本作を読んでいて、そんなことをふと思った次第。そうした点を含む、いろんな点で興味を刺激され、本作は比較的没頭して読破させられた感があります。

  • 屍鬼は、普通に人間の言葉を解して、かつそれ同士でコミュニティーを形成してるんだ、って感じの3巻。こうなってくると、漫画の世界と紙一重になってくるけど、今のところ、笑いになってしまう感じではなく、独特の世界観を保つにとどまっている。この先、どういった展開を見せることやら。

  • ついてこれる奴だけついてこいッ、と言わんばかりに鬱々と伏線だけ積み上げてきた1、2巻。ついにこれまで溜めに溜めてきたものが大放出されました。あれとこれが繋がって、それとこれも繋がって・・・おンもしろいよぉぉぉ!!!ヾ(≧∀≦*)ノ

    何とか現実的な解釈に当て嵌めようとしていたこれまで。3巻は日常と非日常の境目。登場人物にとっても読者にとってもポイントオブノーリターン。

    ヴァンヴィールの解説をする静信は京極堂みたいだし、失血に始まる症状から犯人を見破った俊夫もカッコイイですね。設定・描写が本当に緻密です。

  • 屍鬼の正体が判明してしまったので、失速。やっぱり個人的には一・二巻が最高に面白いと思う。

    だんだん坊主にイライラしてくるのは、初読時と一緒(苦笑)。

  • 漫画の続きが気になり、やっとこさ第三巻。
    物語が転がりだしました。明らかになる「屍鬼」の存在。
    相変わらず死んでいく村民たち。死の描写に触れ続けるのはやっぱりキツいです。
    しかし、藤崎竜の漫画はいいようにフォーカス当てるところと、サっと触れるところを描き分けてるなと、ここまで読んで痛感。

  • 異変の正体が見えてきてなお、まどろっこしい流れが続くが、終盤の場面転換で目が覚める。

  • そうなるか…。

  • 疫病では説明できない不自然さ。
    それに気づく人たち。でも、それはまだ少数で・・・

全196件中 1 - 25件を表示

屍鬼〈3〉 (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

屍鬼〈3〉 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

屍鬼〈3〉 (新潮文庫)の作品紹介

逃げ場のない恐怖の底に堕ちた村で、深夜、何者かの影が蠢き始めていた。窓の外に佇む凍えた気配、往来の途絶えた村道で新たに営業し始めた葬儀社、そして、人気のない廃屋から漏れる仄暗い灯…。その謎に気付いた者たちの背後に伸びる白い手。明らかになる「屍鬼」の正体。樅の木に囲まれた墓場で月光が照らし出した、顔を背けんばかりの新事実とは-。もう止まらない、驚愕の第三巻。

屍鬼〈3〉 (新潮文庫)のムック

ツイートする