屍鬼〈4〉 (新潮文庫)

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著者 : 小野不由美
  • 新潮社 (2002年2月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240268

屍鬼〈4〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 起承転結の結にさしかかる四巻。
    なのに主人公(行動するヒーロー)が不在のまま物語は進行する。

    瞬間的に現れる主人公は屍鬼の魔の手にかかる。

    静信よ。つまらない小説書いてる場合じゃないぞ!
    筆を置いて剣を取れ

  • 係わりたくない類の人だけど、味方もなく心細さを煽られるこの状況で突き進む郁美のバイタリティーは凄いなぁ。感心してる間もなく、犠牲者は続き、次々と隣人や同僚がいなくなり、見知らぬ他人が堂々と成りすまして家を乗っ取っていく。人間の一枚も二枚も上をいく用意周到な侵略計画や狩る者への報復に恐れつつ、やられっぱなしに苛立ちも募る。
    人間側の敏夫の恭子への仕打ちと屍鬼側の徹や奈緒の苦悩、両者別の一面が見えてきて、自分だったら…と考えずにはいられない。

  • ここまで人が死に過ぎると、だんだん麻痺してくる(笑)
    それでも登場人物の書き分けができているのが、小野さんの凄い所。

    屍鬼になってからも、生前の性格が失われる訳ではない。
    勿論記憶や、愛する人達への感情もそのまま。
    だけどどうしようもなく飢える。襲わなければならない。
    屍鬼の苦悩、葛藤が悲し過ぎる。

    「どうせ殺されるんなら、どうせ殺すしかないなら、
    自分が殺したほうがましだと思った気がするんです。」

    永遠の眠りにつくまで、ずっと罪の意識に苛まれるのだろうか、、、

  • 一番冷静に対処していると思っていた医者の敏夫が正志郎にしてやられ、恭子を実験材料にして殺したと静信になじられる。知らぬ間に村は屍鬼たちに侵食され、残り少ない住民に事態を説明しても誰も信じようとせず、八方塞がりで孤立していく。全てを知りながら自らの手を汚したくないと逃げる静信には怒りを覚えるが、静信が屍鬼の存在をどう納得していくかという事が、静信の書く人間の原罪に関する小説と共にメインテーマなのだろう。実に歯痒い。夏野は起き上がっているのか、昭は無事なのか、失踪した信明の役割は。最終巻が気になる。

  • 面白い

    静信なんにもしないわりに
    口だけグダグダと鬱陶しい。

    敏夫の
    とりあえずやれる事をやる姿勢がいい

    静信もなにか意見があるなら
    やれる事をしてみればいいのに…

    屍鬼対人間
    狩る者と狩られる者

    しかし狩られる者が死に物狂いで抵抗して何が悪いのかと思う。

    死ぬ気で狩る
    死ぬ気で抵抗する
    平等でしょ

  • ここにきてペースダウン。
    村人がバタバタと死に、解決策もないまま。
    静信のもったりした態度にはイライラするなぁ。
    次でラスト。
    鬼vs.人間となるのか。
    是非とも鬼退治となって欲しいところ。

  • 遂に屍鬼が本気を出してきて、敏夫も大ピンチ。とはいえ元子や妙子など屍鬼にとっての不安要素も見え、これからどうなっていくのか気になる。
    静信はいろいろ考えているが、敏夫派としては見ていてイライラする。確かに敏夫のやったことは鬼畜かもしれないが、共存できないならば敵から種を守るためにはやむを得ない方法だったと思う。屍鬼の話の中で、人を家畜として扱っている部分があるが、静信は野犬は刈るといいながら、屍鬼は仕方がない、父を殺されてもなにもしない。相手が宗教絡みのものに弱いとわかっているのに、段々と身内が欠けていくのを黙ってみている。そうやっていながら、異端として扱われることについて、小説とリンクさせ周囲に罪がないのかなんて考えている辺り、偽善というか傲慢というか。

  • さすがに長編なので、だらけてきた。
    かおりとあきら兄弟、応援してたけど、ダメだったか。

  • 村が起き上がってきた人達に乗っ取られている気がする
    すでに生粋の生者よりも元死者の方が多いのでは・・?

    静信さんがなぜあそこまで傍観することになったのか・・
    その心理が知りたい
    敏夫先生はどうなってしまうのか・

  • やっと面白く勢いがついてきた感じ。

    静信はまぁお坊さんだから仕方ないけど、敏夫がやっと前に進んでよかったよー。っていうか遅すぎー!
    昭やかおりの方が、よっほど地に足が付いてて頼もしい。
    昭どうしちゃったのかなぁ。
    死んでないと思うんだけど。。。
    郁美のキャラ好きだったんだけど、惜しいなぁー。

    あんなに死んでるのに、転出届のせいで村は死人が出てない。ってくだりは、なんだか見事な展開でびっくりしたー。

    これから、どうなっていくか楽しみなってきた。

  • てかこれ長くない…?長ければ長いほど繊細な設定や物語内でのリアリティ追求したくなるんだけど、これ雑だなー…
    登場人物も静信と敏夫以外のキャラ設定テキトー過ぎない?夏野、昭もまあまあ印象に残ってる。あとは恵とかおり。それ以外はいてもいなくても変わらなくないか?ちょっと冷めてきたな…

  • 敏夫の行動に嫌悪感を抱くより、医師として、この奇病の本質に気づいた者として評価されるべきことをしただけじゃないのか…と若御隠にむしろイライラ。

  • 結末へ向けての序章の1冊。
    いよいよ生きている村人たちも死者の死亡原因にうすうす気づいた者が増えてきた。
    再読なので結末は分かっているもののページをめくる手が前三巻よりスピードアップ(*´艸`*)

  • 敏夫と静流、人間と屍鬼の対比あたりが気も何だろうと思うし、実際屍鬼側の葛藤も書くあたりすごく面白いと思うんだけど、対比させようとするあまり村人の危機感ナッシングぶりとか敏夫の暴走ぶりとかの描写がやや極端に走っちゃうのがちと残念。

  • 前巻で屍鬼の存在が(読者には)明るみに出たものの、作品世界内でそれを知り、受け入れられた人はごく一部。

    彼らがなんとか状況を打開しようと行動するも「常識」がそれを阻み、屍鬼側はその状況を利用して“ハンター”を駆逐しようとします。そうした人間側が徐々に追いつめられて行き、反対に屍鬼側がそのテリトリーを広げて行く様が、とても強い絶望感を感じさせてくれます。

    結局、この四巻では反撃の兆しはまったく見られず。屍鬼の存在を知る静信は自身の倫理観(?)から屍鬼を狩ることを良しとせず、孤軍奮闘するハメになった敏夫の行動は全く実を結ばず。(この二人の衝突も、絶望感に少なからず寄与していたかも。個人的には敏夫に感情移入でした。)そして昭には悲劇的な結末が……

    この状況からどのように形勢を逆転させるのかが、とてもとても気になります。

  • いよいよ寺とか医院にも毒牙が迫って、どんな展開を見せるのか、最終巻へ。

  • この本を読み終えたら、おもむろに新刊書店へ向かいましょう。行き先を尋ねる家人に構う必要はありません。ふらつく足でレジまでたどり着いたなら、虚ろな目で、諳んじたように「ゴーストハント全巻(小野主上作品なら何でも可)下さい。」と、首筋をポリポリ掻きながら要求しましょう。読むのが楽しみでも感情を顕にしてはいけません。
    事前に辞職しておくのも忘れずに!!

  • 藤崎竜の漫画の続きが気になり、読み始め。第四巻。
    屍鬼の存在が明らかになり、屍鬼サイドの描写が増える。
    俊夫の視点からすると、状況はだいぶ悪化。
    しかし、あと一巻でまとまるのかコレ。という感じ。

  • ずっとイライラしっ放し。

  • そうなるわな…。

  • それは確信となったものの、周囲にどう理解してもらうのか。
    あちら側のスタンスも徐々に明らかになる。

    結末がどうなるのか、見放せない。

  • 静信にいらつくわ~。敏夫は村のために(純粋にはそうではないけど)闘っているのに、敏夫を非難するだけでオマエは何をした?っていらつくわ~。
    頭でっかちん!! 杭を手に戦えー! 
    かおりが可哀そう・・・。最終巻どうなるのかどきどきです。 

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屍鬼〈4〉 (新潮文庫)の作品紹介

前代未聞の怪異が村に跋扈する中、閑散とした病院の奥で、連夜密かに地獄絵巻が繰り広げられていた。暗紅色の液体が入った試験管の向こうに、愛しい骸の変化を克明に記録する青ざめた顔。ゆっくり振り翳された杭…。はびこる「屍鬼」を壊滅させるための糸口が見え出した。しかし、その時、村人の絆が崩れ始める。生き残った者たちが選んだ策は-。思わず目を覆う展開、衝撃の第四弾。

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