屍鬼(四) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240268

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  • 止まらない『死』。連鎖する『不幸』。そんな中、閑散とした病院の奥で敏夫は自分の妻の屍鬼化を確認する。

    屍鬼化した妻を実験台にして『屍鬼』を壊滅させる為の糸口を見出す。
    しかしその実験は清濁を併せ呑めない静信との決別を生んでしまう・・・

    怒涛の展開を始める物語、前半がゆったりしたペースだったのに対し、後半は加速的に話が進んでいきます。

  • なかだるむ。

  • 沙子による周到な計画によって、縮小の一途を辿る外場村。そんな中、敏夫が千鶴を追払い、清信とかおりが出会い情報が共有されようとしている。なんとか反撃して欲しいと思ってしまう。

  • いよいよ佳境。
    人間と屍鬼が混じりあう村の様子が描かれます。
    敏夫は恭子の死から屍鬼と対峙するための情報を得ようとします。静信はその行為を容認できず決裂。
    どちらも手を打てない状況。
    田中姉弟も夏野がいなくなり足踏み。
    郁美は「起き上がり」を声高に唱えて桐敷に乗り込んで返り討ちに遭い、村人にバカにされ・・・。屍鬼を認識してる人たちは追い詰められる。
    一方屍鬼になった人たちにも苦悩が。屋敷の住人に管理され自由はなく、人を襲わなければならず・・・。
    そうこうするうち、敏夫が気づいたときにはなぜか9月には村で死人など出なかったということに戸籍上なっていて・・・。
    完全に屍鬼の方が一枚上手で進んでますが今後どうなる!?

  • どうにもならない夏野と徹のエピソードによって私的に珠玉の巻となりました。全5巻中のハイライトはここだと思ってます。
    昔生命倫理的な問題について考えていた時、意識が無かろうと身体が動かなかろうと人の形を為している内は人、と安易に唱えていたことがありますが、意識も記憶も感情も挙動も人であった頃と全く同じ様に所持しているのに人とは全く生存体系を有するモノになってしまった場合それは人なのでしょうか。そういう考え事についてしばらくぶりに頭を動かすことになりました。
    あと夏野の台詞運びはひとつひとつ洒落ていると思います。

  • いよいよ一気読み突入です

  • 同じようなことが繰り返されているので
    もしかしたらこの巻は読まなくてもつながるかも。

  • いよいよ盛り上がってきておもしろいです!

  • やっと動き出したわ!

  • 必死に読んだ。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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