屍鬼(四) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240268

感想・レビュー・書評

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  • 新しいタイプのゾンビパニックですやん。

    色々な感情の入り乱れる、複雑な話しになってきた。

    静信の煮え切らん感じにヤキモキしつつ、敏夫のヤバさにハラハラしつつ、これはもうもう止まらない。

  • 神。私は静信と砂子にシンパシーを抱く。

  • ここまで人が死に過ぎると、だんだん麻痺してくる(笑)
    それでも登場人物の書き分けができているのが、小野さんの凄い所。

    屍鬼になってからも、生前の性格が失われる訳ではない。
    勿論記憶や、愛する人達への感情もそのまま。
    だけどどうしようもなく飢える。襲わなければならない。
    屍鬼の苦悩、葛藤が悲し過ぎる。

    「どうせ殺されるんなら、どうせ殺すしかないなら、
    自分が殺したほうがましだと思った気がするんです。」

    永遠の眠りにつくまで、ずっと罪の意識に苛まれるのだろうか、、、

  • この作品の怖さの一つは、一旦死んで屍鬼(起き上がり)になると、人を襲って吸血しないと生きられなくなり、しかも“生前”の記憶、意識は保持され、狭い村の設定故、必然的に襲う相手が家族や知人になってしまう、という所にある。数多い登場人物の中で、同業故か尾崎敏夫に肩入れしてしまうが、屍鬼になった妻を実験台にして抹殺方法を調べるなど、手段の問わなさっぷりがアブナイ。極限状況に追い詰められたら、人も鬼も変わらない、という所がまた別の怖さである。

  • とうとう4巻。残すところ後1巻。村は死によって包囲された。死は村の中まで来ている。医者と住職が気づいていた。他にも気づいている村人らがいたが、既に村のあちこちに死が周りつつあった。って感じ。やばいですな。人でいるのも、鬼になってしまうのも。

  • 読了

  • 静信は何やってんだか、敏夫頑張れ、って思った 笑

  • 結末へ向けての序章の1冊。
    いよいよ生きている村人たちも死者の死亡原因にうすうす気づいた者が増えてきた。
    再読なので結末は分かっているもののページをめくる手が前三巻よりスピードアップ(*´艸`*)

  • そうなるわな…。

  • 主要人物がバタバタ退場してく。村人はいらいらするほど能天気だし。

著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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