屍鬼(五) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240275

感想・レビュー・書評

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  • 全5巻、長い話をずっと読んできて、はっきり言ってこんなって欲しいと思う結末ではなかった。
    私はやはり屍鬼の殲滅を望んでいたのか。
    元子の愚かな行動がなければ違う結末もあったのかと思わずにいられない。

  • 模倣犯と同じ作り方で、必要か?と思う。しかし、まだ模倣犯よりも読みやすかった。されど五巻はやはり長い。

  • 私には合わなかったなー
    やっぱり、吸血鬼ものはダメみたいです…
    それに、ずっと静信にイライラさせられて、最後も何だかスッキリしなかった。

    夏野くん、好きだったので、もう少し活躍してほしかった。
    私の中では、夏野くんが起き上がって、でも人間側に味方してくれて、一件落着!みたいなのを期待していたので、残念だった。

    おわり

  • やっぱり余分な部分が多く、テンポを悪くしていたような気がする。
    じわじわと侵食してくる屍鬼が一変して狩られる側になった展開が、分かってはいたけれど面白かった。
    人に非ずな屍鬼に過去や秘めたる想いを感じさせ、逆に人に潜んでいた残酷な本性を見て、対象的だった。
    キング作品のオマージュらしいので、今度はそちらを読んでみようと思う。
    ひっそりと迎えたラストの後の、異様にテンションの高い解説に笑ってしまった。
    こんな沢山の登場人物が出ているにも関わらず、誰一人として好感を持てる人物がいないという小説も珍しいと思う。

  • ようやく読み終わった、という感じです。正直、一、二は話が進まずにしんどく思いました。そして登場人物が多く覚えられないから、誰が誰だか。でも、四、五は一気に読みました。ここまできたらどんな結末になるんだろう、という不安感に急かされて。で、まあ、そうなるか〜という。
    登場人物にまったく共感できないし、静信の小説はつまんないし、いや、彼の心情の代弁だとはわかるけど、とにかくしんどかったです。でも辰巳くんはすき。
    屍鬼を絶対的悪とは描かず、人間・屍鬼、両方の弱さや辛さが五巻で浮き彫りになってて、つらい〜と思わずにはいられませんでした。沙子や静信に生きてほしいけど、同時に死んでほしいかんじ。

  • 何年か前の夏に読んだ。2008、9年位かな 。
    途中までは不気味で面白かったけど、狼男とかになっちゃうとファンタジー要素が多くなりすぎて苦手なゾーンに…
    ラストはこのクソ坊主〜!
    この一言です。
    やっぱり小野不由美の文体好き好き〜

  • 恐怖と怒りで暴徒と化した住民たちは、人間の残虐性をむき出しにして屍鬼を狩っていく。
    この場面には少し考えさせられた。
    不必要なまでに恐れられ、根絶やしにされる――。
    それは地球上で何度も繰り返されてきたことだ。
    脅威と思われる動物に対して、そして同じ人間に対しても。
    これは正しいことか?

    (評価が低いのは、波長があまり合わなかったからです。
    面白い作品ですが、私の心を震わせる作品ではなかった。)

  • ラストは意外な結末に少しがっかりのようなこれでよかったような…なんとも言えない感じ。読破した達成感はあった。

  • 投げられた(>_<)星★★は読みきった自分の評価です。ワタシ頑張った!

  • 読み終わったー!!!怖い・・・
    こないだまで近所の知り合いやった人を杭を持って・・・
    沙子は切ない。。。
    人間って怖いなぁ。

著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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