- Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101240282
感想・レビュー・書評
-
小野不由美とはどんな話を書く小説家なのかと、期待して読んでみたけれど期待外れだった。面白くない、とまではいかないけれど、なんとなく起伏が少ない。残念。
160908詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【304】
-
少しずつ真実が明らかになっていく過程は、自分も一緒に調査してるみたいでわくわくした。けど最後がなあ…この島はこれからもこのままなのかな。私だったら速攻出ていくけどなー笑
-
人がたくさん登場して、私にはややこしかったです。
そして、説明がやや多くて疲れる…(´Д`) -
邪教が伝わる夜叉島を、失踪した作家を探して足を踏み入れた式部。しかし島の人々は何かを隠している
-
安心と安定ミステリ&ホラー・小野不由美さんの長編。
横溝っぽい舞台設定で、
その辺読み飽きてる方には「またコレ?」感は
半端無いかもしれませんが、
主人公が探偵では無く、知識豊富な調査員と云う立場も
じわじわ進む謎解きの楽しみでした。
ラストのさっぱりあっさり感もライトで良いです。
好き嫌いが分かれそうな一冊で。 -
古くからの信仰を不器用な程守り、信じる人とそれを利用し、自分達の保身に走る人。
どちらもが切なく、哀しい反面、その中でも、自分を通そうとする力強さも感じる。 -
罪と罰に関する問答(著者の重大な興味関心事なのだろう)についてはそれまでの内容がよく活かされていると思う。主人公が感じる敗北感も、黒嗣は島だけを支配しているのではないーーと解釈すれば綺麗なまとめなのだろうか。
ミステリとしてはオチが読める上にトリック諸々に難あり。展開が性急だし、怪奇要素も凝ってる割に見せ場が少ない。いつもの路線通り怪奇小説として膨らませた方が良かったのでは。期待して読む読者が多いであろう著者だけに、物足りない人も多そう。 -
こういった、その土地独特の風習を盛り込んだ民俗学的な内容が好きだ。
小野さんの書かれる作品はそういったものが多くて、読んでいてぐいぐい引き込まれる。