平安妖異伝 (新潮文庫)

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著者 : 平岩弓枝
  • 新潮社 (2002年9月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101241159

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平安妖異伝 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • チョー好み!!!もうドツボに私好みな作品です。平岩さんが京極夏彦風に書いちゃったみたいな世界観。

    時は平安 藤原家の全盛期。藤原道長と 宮廷の楽人のフシギな少年 秦 真比呂が 平安の都に起こる 雅楽の楽器をめぐる怪異を体験し 収める というような事件が10編。平岩さんは現代ものか江戸ものばかりを読んでいたのですが 平安の雅を彼女の描写力で描いたこの 匂うほどのあでやかさ 眩暈モノです。いつもながら 人物の会話 情景描写の美しさに加え 物語の中心を貫く雅楽の調べの表現がもう。。

    〜人々の耳を駆け抜けたのは百花繚乱の上に弧を描いた七色の虹の音色であった〜

    ってもう想像するだに感涙です(T∀T)ダー  いちばん好きだったのは「花と楽人」 。桜の老木を蘇らせようと 全国から花守を集めて丹精させ、満開の花を再び咲かせる摂政。しかし謎の女のフシギな夢とともに摂政は精を失ってゆく。。 土に還る運命を黄金にて買い戻そうとする天命に背く行いであると桜の化身が訴えていたのであった てな展開。人間の浅はかな勘違いを思い知らされた気がします。 これ一度読んでください。オススメ。 

  • 図書館で。
    藤原道長ってどちらかというと悪役でそれも悪の親玉みたいな扱いをされているフィクションが多いと思うのですがこれは珍しくも善玉。しかも結構良い人。それが珍しい(笑)

    陰陽師の陰陽氏が出てこないで楽師が色々解決していく版、みたいな。平安時代ならあってもおかしくないのかもなあ、というようなお話でした。まあでも陰陽師の方が面白いかなあ。続きもあるそうなので気がむいたら読んでみようと思います。

  • 本棚整理のため再読。
    若き藤原道長が、神童・秦真比呂とともに内裏内外で起こる怪異を解いていく短編集。

    夢枕獏版『陰陽師』の、博雅と晴明みたいな組合せです。
    ただ怪異だけでなく、そこに必ず雅楽を絡ませているところが奥深い。

    時々、文の初めと終わりがきれいにつながってないと感じることがあったんですが、御宿かわせみでもこんな感じだったっけ…?

  • 楽器にまつわる怪異を道長と少年が解決する短編ですがどの話も大きな起伏も無く淡々と進む感じでした。
    道長があまりにも好男子過ぎて馴染めませんでした。

  • 道長がとてもいいひと◎

  • 藤原道長を不思議な少年、秦真比呂が助け、物の怪に挑む。平安時代の人々と物の怪の距離感の近さが伝わってくる、読み応えのある作品。

  • 2003年2月24日購入。
    2003年12月15日読了。

  • 「人が毎年、同じことを繰り返すのは、繰り返すことが永遠につながると信じているからでございます」
    そうなのか!!そうかも!?

  • 不思議な力を持つ楽師の少年が藤原道長と共に、平安の都に起こる怪異を解決していく。

    陰陽師の時代に、楽師の少年が物の怪を音楽の力で退治るところが面白い。道長も好漢なのが新鮮です。
    妖怪などを好きな方は面白く読めると思います。

  • 少年楽士・秦真比呂と、藤原道長が、怪異に立ち向かう。
    血筋や、特殊能力で何でも解決・・・。
    「御宿かわせみ」のような人情話を期待してると肩透かしをくらうかも。

  • 道長がこんだけいいやつだったら面白いのにね。

  • 平安時代は人々の心の不安つけ込んで妖怪、怨霊、陰陽師、呪術師が社会を支配していた。
    江戸時代よりその傾向が強い。その辺りが興味深い。

  • 面白かったです。道長が私の盛っていたイメージと全然違っていたのですが、この本にある道長さん、すっごく好感持てますね。また、真比呂の謎っぷりも大好きです。

    平安時代の雅さと、ちょっと暗い部分。人の心の闇というか、不思議さというか、妖怪というか妖魔というか、そういうものが好きな人にはたまらない一冊だと思います。ホラーはダメだけど、こういう妖しい雰囲気は大好きなのですごくはまって読みました。
    全部の話が音楽に繋がっていて、それもまたすごく良かった。どろどろしているようで、そうでなく、さらりとした風を感じるような一冊です。

  • 昔ながらの怪談を彷彿とさせる秀作

  • 平安朝、妖が登場し特殊な能力を持つ人物が謎を解く、夢枕獏の陰陽師に似た雰囲気があります。唐突な終わり方で次作が楽しみであるような心配であるような...

  • 平岩弓枝と言えば「御宿かわせみ」。
    こんなのも書いてるんですね。
    全編楽器にまつわり、楽器に宿るものの話です。
    道長の危機を楽器の精が知らせるなんて良いくだりです。

  • 魑魅魍魎が徘徊する都、平安京でおこる不思議な?物語。
    平安京とか悪霊とかそういうのが好きな方は楽しく読めると思います。文がとても綺麗です。

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