歓喜する円空 (新潮文庫)

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著者 : 梅原猛
  • 新潮社 (2009年6月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101244136

歓喜する円空 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 円空の彫刻は、色々な図説でチラ見した時、とても恐ろしくて近づけなかった。でも、あるとき、図書館でこの表紙を見た時、ものすごく惹かれました。『歓喜する』の言葉を見た時、心にあっという間に円空が飛んできて、すっと馴染んだ。自分がちょっと変ったような気持ちになって、嬉しかった…というのが表紙を見た時の私。巻頭にて見れる写真‐円空の代表作たちを見て、『そうか、これは歓喜なんだ』って教えられました。梅原猛先生の、情熱的な研究と推理、こころを分けて貰えます。私が思ったのは、これは『愛』ってやつかも…という事です。こんな思いを見る人に与える芸術家に私もなりたいです。

  • とりあえず古本でも新刊でも見つけると買っている梅原氏の本です。
    円空、円空仏はこの本を読んで初めて知りました。
    江戸時代の方の作品とは写真を見ただけではとても思えない何とも自由で個性的な仏像に魅了されました。
    いつか見に行ってみたいなあ。

    円空の作られた仏像は各地に残っておりますが文献による資料は少ないのですね。彼の生い立ちや生涯はなかなか研究が難しいのだろうなと思います。それでもその仏像がすべてを物語っているような気もします。作品の創造はやはりその人物の生き方がにじみ出るのではないかなあと思いました。
    ちょっと絵の辺りは推論が強引な気がしますが面白かったです。

    それにしても広く市井の人々がお参りしている円空仏を盗む人が居るのは残念なことです。人々の近くでその信仰を支えるために作られた仏様が牢獄のような檻に盗難防止の為閉じ込められたり、一般公開されなくなったりするのはとてもさみしいことです。
    そういう方にはきっとバチが当たると思う、とありましたが私もそう思います。

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歓喜する円空 (新潮文庫)の作品紹介

十二万体もの異形の神仏像を彫ったという江戸の仏師・円空。三年にわたって全国の円空仏を訪ね歩いた著者が、残された絵画、和歌などからその謎多き生涯を読み解き、神仏習合の先駆けをなす白山信仰の修験者で、日本人の宗教思想を芸術表現にまで高めた文化史上の重要人物として再評価。早くに母を亡くした自らの人生を円空の生涯に重ね合わせつつ、新しい円空像を描き出す。

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