青豆とうふ (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101245041

作品紹介・あらすじ

ジャンルを越えて活躍するふたりのイラストレーターが、交互に絵と文を描いたエッセイ集。お題を決めず、俳優のハゲ頭からスタートした話は、時代を飛び越え、世界を回り、映画に音楽、旅行にファッションと、まったく予想のつかない展開に。イラスト満載、和田・安西ワールドの魅力が存分に詰まった楽しさ溢れる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • わたしは、このトーンで生きていきます。

  • イラストレーターのふたりがお互いの文章にイラストを描く、リレーエッセイ集。

    安西水丸さんと食事をしていた村上春樹さんが命名したタイトル。その後和田さんは青豆豆腐を食べられたのでしょうか。
    話題が豊富でどんどん変わるのも読んでいて楽しい。
    渡米してから仕事を探したり、行動力ありますね~
    色んな人にファンレター書いてた話が好き。返事が来て数年後に会って話せるとか、なんて夢のあるエピソード!

  • 安西水丸さんと和田誠さんのリレーエッセイ。
    エッセイもイラストもとても楽しい!
    あんまり楽しくてあっという間に読み終えました。
    お互いに相手のエッセイにイラストをつけるという楽しい企画、最高です。

  • 二人の軽妙で小粋な文章によるエッセイ。テーマがしりとりのようにつながっていて、二人の話題の引き出しの多さとそのおもしろさに、終始楽しませてもらった。テーマごとにあらわれるイラストも味があって素敵。

  • 楽しめました。村上春樹の文庫版おまけにも笑いました。

  • 雰囲気似てるけど、やっぱり違うというのがよく分かる。

  • 2015年9月24日読了。安西水丸・和田誠の二人のイラストレーターが、お互いにお題を連想させながら書いた文章にお互いのイラストをつけたエッセイ集。タイトルについては村上春樹がつけたということで、「1Q84」の解説にもその話題が載っていたような。とぼけていて肩の力が抜けているけど、似ているようで違う二人の個性がなかなか面白い。どちらか片方の著者が自分語りを延々繰り返すような本だったらこれほど面白くはならなかったんじゃないかな?映画やファッションの話題からは二人の生きた時代・世代のようなものも感じられる。また和田氏の話題の中に奥さん(平野レミ)や長男(和田唱)が登場してくるもの面白い。

  • 安西水丸と和田誠。2人のイラストレーターが、エッセイのネタをしりとり。お互いの文章にイラストを描いていくという面白い試みです。
    安西水丸の文章が大好きで手に取りましたが、この2人、なんだかとても、よく似ています(^_^)

  • 図書館で借りて読んだ単行本がよかったので、文庫で手元に置くことにした。
    解説は本書タイトル生みの親の村上春樹。

  • 日本のトップイラストレーターお二人による、エッセイ&イラストのリレー本。本当に多才でいらっしゃるなぁ…。イラストのみならず、文章がほんとうにお上手。知識が豊富〜!でもとても自然体で、そこがまたうらやましい。
    安西水丸さん、ご冥福をお祈りします。いちどお目にかかりたかったです。合掌。

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著者プロフィール

安西水丸 あんざい・みずまる(1942-2014)

東京生まれ。イラストレーター。
日本大学芸術学部卒業後、電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務める。
1981年、フリーのイラストレーターに。
以降、広告、雑誌の表紙や挿絵、書籍の装画などで活躍のかたわら、小説、エッセイ、漫画、絵本なども数多く手掛け、今なお高い人気を博している。朝日広告賞、毎日広告賞、日本グラフィック展年間作家優秀賞、キネマ旬報読者賞など受賞多数。2005年には東京イラストレーターズ・ソサエティの理事長を務める。
自著に小説『アマリリス』、エッセイ『たびたびの旅』、絵本『がたん ごとん がたん ごとん』『クッキーのおべんとうやさん』、漫画『青の時代』『完全版 普通の人』など多数。
作品集として、これまでの作品や活動を初めて網羅的に収集した『イラストレーター 安西水丸』、一人のイラストレーターが何を感じ、どのように過ごしてきたのか、珠玉の絵に言葉を添えた『一本の水平線』がある。

「2022年 『安西水丸 カレンダー 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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