用心棒日月抄 (新潮文庫)

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著者 : 藤沢周平
  • 新潮社 (1981年3月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (519ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101247014

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用心棒日月抄 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  •  すらすら読めてとても面白かった!たくみに物語を膨らませていて、これからどうなっていくんだろうという先への期待感が常にありました。又八郎と細谷のコンビも最高にいい。この作品を読んでさらに藤沢周平さんが好きになりました。

  • 藤沢周平の作品は、映画「たそがれ清兵衛」(2002年 出演:真田広之、宮沢りえ)、「隠し剣 鬼の爪」(2004年 出演:永瀬正敏、松たか子)、「武士の一分」(2006年 主演:木村拓哉、檀れい)で観たことがあったが、小説を読むのは初めて。

    時代小説を読むのは、隆慶一郎がほぼ初めてだった、
    読むべき本が山ほどありそうだ。

  • 「三屋清左衛門残日録」などにも通じる、生真面目な武士(訳あって浪人をしている)の日々を綴った連作集。
    隠し味に、赤穂浪士の討ち入りというスパイスを聞かせて、一気に読める。
    家中の暗闘という、藤沢周平の作品によく使われるモチーフもちゃんと入っている。
    浪人ものとはいえ、明るく、くすりと笑えるところもある作品。

  • 忠臣蔵が伏線にあるところがおもしろい。
    ドラマも見たけど、字を読むのも悪くない。

  •  この青江又八郎シリーズにおいては、個人的には、続編よりもこの第一巻が一番好み。

     ドラマ「腕におぼえあり」を見て、本書を購入したことを昨日のように思い出す。
     思いがけず許婚の仇となってしまった復讐受難・悲恋物語と、これまた仇討ちである忠臣蔵を外枠に交えて大きな流れにして展開するストーリーは、一話完結でありながら、サーガ・ストーリーの一面も有し、一気読みさせるほどすばらしい。

     又八郎がかっこいいのはもちろんだが、生活感丸出しでありながら、義にも厚い細谷源太夫(渡辺徹)、可憐な由亀(清水美砂)あるいは、金にシビアだが、実は情にほだされる吉蔵(坂上二郎)など魅力的なキャラクターが溢れている。

  • 村上弘明のイメージぴったり。

  • 家の事情にわが身の事情、用心棒の赴くところ、ドラマがある。青江又八郎は二十六歳、故あって人を斬り脱藩、国許からの刺客に追われながらの用心棒稼業。だが、巷間を騒がす赤穂浪人の隠れた動きが活発になるにつれて、請負う仕事はなぜか、浅野・吉良両家の争いの周辺に……。

  • 忠臣蔵前夜の情景が浮かぶ

  • 出だしは大衆読物のようでつまらなく、今まで文庫としてよく続いたと思ったが、「内儀の腕」から俄然おもしろくなった。特に赤穂浪士の討入り準備段階の関わりの機微は、最初から構想にあったのか、連載が続くにつれ生まれたのか、興味深いところだ。さらに本巻で完結かと思いきや、シリーズが続いている。もちろん手に取るつもりだ。2016.3.1

  • 会社で始業前毎日朝読書をしていると、本を貸してあげると言ってきてくれる人がちらほらいる。

    そんな風に、ある日突然同じ会社の課長さんに貸して頂いた一冊。

    時代ものは苦手だったが、これは面白い。

    痛快時代小説!
    水戸黄門のノリと言ったら良いのか?
    同じ登場人物だが、それぞれの物語が短編で、
    まぁ、言ってみれば江戸川コナンくんのように
    大きなストーリーの中に、小さな短編が綴られており
    少しの時間でちょいちょい読めて、ハッピーエンドで気分も爽快、痛快ストーリーと言った感じ。

    時代小説嫌いの私でも十分楽しめる内容だった。

  • 紹介のため持って行ったのは、四部作の最終巻「凶刃」だったのですが、学生諸君が藤沢周平をまだ読んでいないということだったので、「藤沢周平入門」として読むのならこの本と言うことでシリーズの最初のこの本を挙げておきます。藤沢周平が、当時書いていた市井物と武士物の良い部分を合わせて書き始めた時代の物です。作品の持っている明るい雰囲気と日々の生活のために用心棒稼業に明け暮れる主人公に学業とバイトに明け暮れる学生諸君自身の生活を重ねながら読むことができると思います。これで続くシリーズを読んで藤沢周平の世界にどっぷりとつかりたくなったら、名作「蝉しぐれ」もぜひ読んでみてください。
    (shink)
    書誌情報 (用心棒日月抄). 付属本館2階学習室(日本の小説) 913.6||Fu

  • 藤沢周平、用心棒もの、第一弾。雇われ用心棒の読み切りものかと思いきや、赤穂浪士の話に絡んで、数珠つなぎで物語が展開し、ワクワクする。

  • 青江又八郎がとにかくカッコイイ!
    チャンバラシーンもカッコイイ!

  • 「伊之助捕り物覚え」読んでからの藤沢周平作品。発表年月はこちらの方が先なのね。
    市井ものばかり読んでいるから侍物は初めて読んだかも。
    用心棒だから半分が市井物で、現在でいえば侍職として派遣に登録、みたいな感覚で読んだ。(生死かかってるけど)
    侍言葉かわいい。「~かの」普段使いしたい。
    忠臣蔵の裏側エピソードみたいな造りが読み易く、読者も含む外野みたいな読み心地。
    狸おやじと、細谷とのつながりが次巻以降も続くのですね、良かった。
    しかし江戸の町は朝になると斬られた侍の死体が道に転がっていて、川に浮いたりしていたんだ~と思ったり。
    そういえばそれを扱った本も出ているようですね

  • 時代劇の主人公はこうでなくては、と定番の心地よさがあった。敵の人相は大抵頬がこけてどす黒い。堅物すぎず、女性関係も程よく楽しむ。斬り合いの描写は長い立ち回りではなく、一瞬の勝負が多くリアルだった。

  • 苦手な時代劇だけれど、船縁から突き落とされるようにして読み出した。
    しかしこの物語は一話完結の連続ドラマのようで、主人公が色々な事件を解決してゆくところなんざまるで「池袋ウエストゲートパーク」みたいだな。いや、あっちがこっちを参考にしているのか。
    苦手なお家騒動などはさほど気にならずに読むことができたのはこの本の構成のおかげだろう。
    楽しめました、ありがとうね。
    とここで気が付いた。この本はシリーズ物なのですね。うははは、まあいずれ自分で買って読みますよ。

  • 初めて自分で買った文庫小説。

  • 義父からもらったシリーズ。
    おもしろかった!
    主人公の飄々とした有り様が好き。各短編がしだいに赤穂の討ち入りにつながっていくのもおもしろかったし、その短編自体のストーリーもそれぞれしっかりと描かれていた。
    あと3冊続くようなので読むのが楽しみ♪

  • 青江又八郎を主人公とした、シリーズ第1作。藩内の陰謀に巻き込まれたために脱藩を余儀なくされ、江戸で、はからずも用心棒暮らしをする又八郎を主軸とした物語。しかし、本書は同時に「忠臣蔵外伝」という、もう一つの顔を持つ。大石以下の浅野家浪士たちとの接点をしだいに深めながら、又八郎の、そして義士たちの物語は同時に進行してゆく。討ち入りの夜の描写はさりげなくなされるが、それだけに想いは深い。エンディングはハッピーエンドなのだが、細谷からの手紙―「吉蔵ともども、来るべき再会を祈り上げ候」―は、意味深長だ。

  • NHKの金曜時代劇『腕におぼえあり』(1992年)の原作本です。ドラマをみて本を手にとり、藤沢周平さんの作品に出会いました。本を読みながら頭の中でシーンが再現され、原作の描写に忠実につくってある場面の多いことに驚きました。
    藤沢周平さんの文章が醸し出す情景の優しさや美しさ、楽しさ、緊迫の空気、どれもとても素晴らしくて大好きな一冊です。

  • 爽やかな好男子の浪人が赤穂浪士の討入りの噂で持ちきりの江戸で日雇いの用心棒に。行く先々で浅野、吉良の動きと邂逅する。忠臣蔵の時代を横から見る楽しみとともに、藤沢の人情モノの楽しさ。江戸時代でありながら、今の職安を思わせるような用心棒の斡旋手配人の登場で、時代を感じさせない生活感がまた楽しいです。著者としては極めて珍しい超長編です。続編を読むのがまた楽しみです。

  • 短編集でありながら、忠臣蔵の史実が一本通り 読み終えたら短編集とは思えない感覚になる。登場人物のキャラクターも確立されてなんとも愛着のわく作品。

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