用心棒日月抄 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (519ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101247014

感想・レビュー・書評

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  • 忠臣蔵前夜の情景が浮かぶ

  • 出だしは大衆読物のようでつまらなく、今まで文庫としてよく続いたと思ったが、「内儀の腕」から俄然おもしろくなった。特に赤穂浪士の討入り準備段階の関わりの機微は、最初から構想にあったのか、連載が続くにつれ生まれたのか、興味深いところだ。さらに本巻で完結かと思いきや、シリーズが続いている。もちろん手に取るつもりだ。2016.3.1

  • 藤沢周平、用心棒もの、第一弾。雇われ用心棒の読み切りものかと思いきや、赤穂浪士の話に絡んで、数珠つなぎで物語が展開し、ワクワクする。

  • 青江又八郎がとにかくカッコイイ!
    チャンバラシーンもカッコイイ!

  • 「伊之助捕り物覚え」読んでからの藤沢周平作品。発表年月はこちらの方が先なのね。
    市井ものばかり読んでいるから侍物は初めて読んだかも。
    用心棒だから半分が市井物で、現在でいえば侍職として派遣に登録、みたいな感覚で読んだ。(生死かかってるけど)
    侍言葉かわいい。「~かの」普段使いしたい。
    忠臣蔵の裏側エピソードみたいな造りが読み易く、読者も含む外野みたいな読み心地。
    狸おやじと、細谷とのつながりが次巻以降も続くのですね、良かった。
    しかし江戸の町は朝になると斬られた侍の死体が道に転がっていて、川に浮いたりしていたんだ~と思ったり。
    そういえばそれを扱った本も出ているようですね

  • 良かった

  • 時代劇の主人公はこうでなくては、と定番の心地よさがあった。敵の人相は大抵頬がこけてどす黒い。堅物すぎず、女性関係も程よく楽しむ。斬り合いの描写は長い立ち回りではなく、一瞬の勝負が多くリアルだった。

  • 苦手な時代劇だけれど、船縁から突き落とされるようにして読み出した。
    しかしこの物語は一話完結の連続ドラマのようで、主人公が色々な事件を解決してゆくところなんざまるで「池袋ウエストゲートパーク」みたいだな。いや、あっちがこっちを参考にしているのか。
    苦手なお家騒動などはさほど気にならずに読むことができたのはこの本の構成のおかげだろう。
    楽しめました、ありがとうね。
    とここで気が付いた。この本はシリーズ物なのですね。うははは、まあいずれ自分で買って読みますよ。

  • 初めて自分で買った文庫小説。

  • 義父からもらったシリーズ。
    おもしろかった!
    主人公の飄々とした有り様が好き。各短編がしだいに赤穂の討ち入りにつながっていくのもおもしろかったし、その短編自体のストーリーもそれぞれしっかりと描かれていた。
    あと3冊続くようなので読むのが楽しみ♪

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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