孤剣―用心棒日月抄 (新潮文庫)

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著者 : 藤沢周平
  • 新潮社 (1984年9月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101247106

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孤剣―用心棒日月抄 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  •  用心棒シリーズ第二弾。吉蔵、細谷ら脇役キャラたちが一段と際立ち、又八郎とのやりとりがとても愉快で、読んでいて楽しかったです。佐知との色模様に、「妻がいるのに何をしているんだ!」と思いながらも、又八郎だとなぜか許せてしまう不思議。

  • 用心棒日月抄シリーズ第2弾。

    面白い。

    途中で止めるのが難しい。

    しかし主人公は、すこし人を斬りすぎではなかろうか。

  • 用心棒日月抄の続き。
    前の作品にもあった軽妙さにより磨きがかかり、人間心理の奥深さにも触れる。
    単純な時代劇というだけはない、深さがある。

  • お家転覆の証拠書類を握って恐るべき剣鬼が国許から姿を消した。藩取り潰しを目論み、公儀隠密も暗躍する。青江又八郎は密命を帯びて再度脱藩、江戸へ。息づまる三つ巴の死闘。密かに寄添う忍びの女。

  • 1984年(底本1980年)刊行。◇青江又八郎/用心棒日月抄シリーズ二弾。

     宮仕えの止むなきこととはいえ、由亀嬢がかなり可哀相な展開だ。

     前作終盤に登場した使い手大富静馬を敵手とし、御家騒動の決着をつける。とはいえ、用心棒稼業の中、金貸し徳兵衛とその妾の関係など、江戸の憂き世の裏面が抉り取られていく。その意味で佐知との交情が憂き世の凄涼剤となっているのは確か。

     勿論、守って貰えそうなカッコよさと、守ってあげたくなるカッコ悪さが一体となった又八郎への佐知の恋慕もむべなるかなとは思うが…。
     だが、やはり由亀嬢が可哀相だ。

  • 意外とあっけなく相手側がやられちゃうなあって気もするけど、その辺のお約束観も含めて楽しむものなんだよね、きっと。手紙の返事すらもらえないなんて流石に奥さん可哀想すぎる気もしたけど。

  • 用心棒日月抄の連載が好評ゆえの続編なのか、前作が赤穂浪士絡みのダイナミックなシチュエーションから一転、地味な舞台となる。とはいえ、主人公青江又八郎の一徹さ、細谷源太夫の磊落さに米坂八内の誠実さを加え、ユニークさを交え爽快な連作となっている。しかし、個性ある3名はコンビになり易いのだろう。「三匹のおっさん」しかり、実生活でもありがちのように思える。2016.3.26

  • シリーズもので登場人も個性があって覚えやすく、嫌いな歴史ものだったがスイスイと頭に入ってきた。

    一本大きなレールがあり、そのレールを辿りながら様々な物語が生まれている。

    非常に読み易く、後味の良い作品だった。

  • 又八郎と佐知の絶妙な関係が嫌らしくなく書かれていて、不覚にも胸キュンしてしまった…
    続きが気になるので、3作目へ!

  • 江戸の町並みを体験したかったのだが、消化不良。
    町並みの描写は池波正太郎のほうが上かも。

    時間つぶしにもってこいの本。

  • やはり、第1弾が面白いかな

  • 用心棒日月抄、2作目。くせになるなぁ。読み終わったら寂しかったもの。次作の「刺客」に手を伸ばすのも時間の問題。
    「債鬼」が他作品と違った作風で、好みの作品だった。 通して青江又八郎の剣腕が読んでいて頼もしい。出た、袈裟斬り!と惚れ惚れしたり。(細谷と米坂も、もちろんいいけれど)
    国元に新妻を残したまま、いわば後腐れのない同業者仲間に手を出したというかなんというか、でもあれはしょうがない。許す!

  • シリーズ第2弾。短編の連作なのでテンポがいい。むさくるしい浪人同士の友情、佐知の魅力の2本立て。ここまできたら、3作目も。

  • おもしろい! 好き!
    主人公の、潔くすっと立ってるさまと、人間くさい部分のバランスが絶妙に私好み(笑)。

  • 又八郎シリーズ第2弾。ここでも又八郎の「情」がいい感じだ。それに何より、今回は佐知の存在が光っている。けなげで、万事に抑制がきいていて、それでいて芯の強さと、内に秘めた情熱を併せもっている。妻の由亀も、そんなタイプだから、あるいは、藤沢周平の理想の女性であるのかも知れない。そして、江戸にあって憧憬する国元も、また、又八郎がしだいに慣れ親しんできた江戸の地も、それぞれが土地の感覚に対するたしかなリアリティがあり、物語に深みと確かさとを与えているようだ。

  • 用心棒日月抄の続編。主人公・又八郎は故あって再び浪人の身に。浪人で就職斡旋を待つ仲間2人がさつな豪傑・細谷源太夫、絵に描いたように貧相な貧乏武士・米谷八内との友情が何ともユーモラスで楽しい。一緒に追い人を捜してくれる女忍者との心の交流、揺らめきが、色鮮やか。そして追う剣客のニヒルな魅力。登場人物が多彩で飽きさせません。

  • 用心棒日月抄シリーズニ作目
    一昨目よりはやや軽いが、短編作品集でありながら、読み終わったあとは長編作品と同様の充足感がある。
    出張の合間のお供には持ってこいです。

  • お家転覆の証拠書類を握って怖るべき剣鬼が国許から姿を消した。藩取り潰しを目論み、公儀隠密も暗躍する。青江又八郎は密命を帯びて再度脱藩、江戸へ。大きな活字で読みやすい藤沢周平名作シリーズ。1980年初版の再刊。

  • また江戸に戻り用心棒をすることに。
    前作のほうが忠臣蔵の裏での出来事ということで派手さやインパクトは強いと思う。
    それに比べれば今回は地味だが用心棒仲間が一人増え、女暗殺者も仲間になり、仲間同士だからある気持ち良さが溢れている話。

  • 前作で国許に帰った青江又八郎が再び江戸へ・・・という始まり。前作の追われる立場から、今度は追う立場でのお話という形で、非常に読みやすいわくわくする文章が進みます。今回は史実と絡ませる部分はなかったものの、手持ちが無くなり仕事を貰いに行き、徐々に追っていくというパターンが小気味良く続くのが良かったです。青江のいきなりの不運が可哀想過ぎる(・・

  • やっと国元へ帰ったと思ったら、すぐに脱藩させられる主人公、青江又八郎。
    加えてお金があんまり無い。いつかの織田裕二を彷彿とさせ… ないね。
    とにかく、応援せずにはいられなくなる出だしですね。


    1作目が面白かったので続編もすぐさま読みました。
    やっぱり面白い。

    どちらかと言えば友情色が濃かった一冊でしょうか。
    イイハナシダナー。


    それにしても主人公強いね。
    やっぱ時代劇はこうでなくちゃいかん。

    どうでもいいけど、『三匹が斬る』を見たくなった。

  • キャラ萌えが濃厚になってきた。前作にあった“仕掛け”がないぶん、長編として引っ張るには苦しい筋立て。無理して続編をこしらえた印象だが、まだ続編があるという・・・。

  • 蓑島さんから借りた本。
    用心棒のお話。
    この作者はすごい人らしい。
    でてくる女の人が蓑島さん的に好みのようである。。

  • 主人公がカッコいい!  シリーズ物なので全巻読みたいです。

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