驟(はし)り雨 (新潮文庫)

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著者 : 藤沢周平
  • 新潮社 (1985年2月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101247113

驟(はし)り雨 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 全1巻。
    短編集。

    しみる。
    けども。

    不幸の中でほんの少しともる幸せ。
    小さいがゆえに、かけがえがなく、
    人生ってそんなものって気がする。
    そんな話。

    あれだ。
    自分の嫌いな北の国から臭がする。

    鬼平の後だからなおのこと暗く感じた。
    まあ。
    藤沢先生らしいっちゃらしい話なんだけど。

    まだいいかな。
    もう少しガツガツしよう。
    自分。

  • 「何をうれしそうに笑ってやがる」と思った。自分でも理不尽と思いながら、嘉吉は暗い怒りを押さえることが出来なかった。
    (中略)
    幸せとはこういうものだ、と大勢の笑い声が告げていた。
    幸せなヤツらが、不幸せな人間を嘲笑っているいると嘉吉には聞こえた。

    世の中には、幸せもあり、不幸せもあるとは考えなかった。
    (中略)
    その夜、嘉吉は昼笑いさざめていた家にたどりつき、中に忍び込んで金を盗んだ。

    本書からの一部。

    いまインスタやFBで、リア充アピールする人も多いが、妬みなどから、いらぬ逆恨みを受けることもあるので、自戒をこめて注意が必要である。

    ※ 「能ある鷹は爪を隠す」ではないが、本当にいい目にあっている人は、むしろそれを隠すものである。

  • 江戸の下級の人々の生活を描く短編集。全ての作品が素晴らしく、特に男女の機微の表現はどれも秀逸。この辺はあまり若いと理解しにくいかも知れない。

    様々な女が出てくるが、どれもこの時代の男によって幸せにも不幸にも転ぶという悲哀を感じる。作者の女性への思いやりのような優しさを感じた。

  • 2017.6.1(木)¥180(-2割引き)+税。
    2017.6.13(火)。

  • 激しい雨の中、一人の盗っ人が八幡さまの軒下に潜んで、通り向いの問屋の様子を窺っていた。その眼の前へ、入れかわり立ちかわり雨やどりに来る人々。そして彼らが寸時、繰り広げる人間模様……。表題作「驟り雨」をはじめ、「贈り物」「遅いしあわせ」など、全10編を収める。抗いきれない運命に翻弄されながらも江戸の町に懸命に生きる人々を、陰翳深く描く珠玉の作品集。

  • 10編、ハズレなし。

    「泣かない女」が良かった。
    『夫婦ってえのは、あきらめがかんじんなのだぜ』

  • 男と女のお話・・・けっこう理不尽な目に遭う女が多くてなんだか切ない。報われないのは本人のせい?男を選ぶ目がないからなのか

  • 贈り物
    うしろ姿
    ちきしょう!
    驟り雨(はしりあめ)
    人殺し
    朝焼け
    遅いしあわせ
    運の尽き
    捨てた女
    泣かない女

    抗いきれない運命に翻弄されながらも江戸の町に懸命に生きる人々を、陰翳深く描く珠玉の作品集。

  • 内容紹介

    激しい雨の中、一人の盗っ人が八幡さまの軒下に潜んで、通り向いの問屋の様子を窺っていた。その眼の前へ、入れかわり立ちかわり雨やどりに来る人々。そして彼らが寸時、繰り広げる人間模様……。表題作「驟り雨」をはじめ、「贈り物」「遅いしあわせ」など、全10編を収める。抗いきれない運命に翻弄されながらも江戸の町に懸命に生きる人々を、陰翳深く描く珠玉の作品集。

  • 人から受けた優しさが、誰かの人生の支えになる。悲しい結末であっても、亡くなる瞬間に満ち足りていることは、なかなかにありえないこと。切なくも、ほっこりする作品

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