- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101247113
感想・レビュー・書評
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男と女のお話・・・けっこう理不尽な目に遭う女が多くてなんだか切ない。報われないのは本人のせい?男を選ぶ目がないからなのか
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贈り物
うしろ姿
ちきしょう!
驟り雨(はしりあめ)
人殺し
朝焼け
遅いしあわせ
運の尽き
捨てた女
泣かない女
抗いきれない運命に翻弄されながらも江戸の町に懸命に生きる人々を、陰翳深く描く珠玉の作品集。 -
内容紹介
激しい雨の中、一人の盗っ人が八幡さまの軒下に潜んで、通り向いの問屋の様子を窺っていた。その眼の前へ、入れかわり立ちかわり雨やどりに来る人々。そして彼らが寸時、繰り広げる人間模様……。表題作「驟り雨」をはじめ、「贈り物」「遅いしあわせ」など、全10編を収める。抗いきれない運命に翻弄されながらも江戸の町に懸命に生きる人々を、陰翳深く描く珠玉の作品集。 -
人から受けた優しさが、誰かの人生の支えになる。悲しい結末であっても、亡くなる瞬間に満ち足りていることは、なかなかにありえないこと。切なくも、ほっこりする作品
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江戸に生きる人たちの日常のちょっとした出来事による心の動きを描いた短編集。
時代は違えど心模様は現代人と同じ。 -
やるせない男女の話が多かった。特に女性に辛いものが。
表題作の「はしり雨」、「遅いしあわせ」、「運の尽き」、「泣かない女」が良かった。 -
短編集。表題の作品にはないた
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「遅いしあわせ」が少女漫画的できゅんきゅんします。
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激しい雨の中、一人の盗人が八幡様軒下に潜んで、通り向かいの問屋の様子を伺っていた。その眼の前へ、入れ替わり立ち代わり雨宿りに来る人々。そして彼らが寸時、繰り広げる人間模様……。表題作「はしり雨」をはじめ「贈り物」「遅いしあわせ」など、全10編を収める。抗いきれない運命に翻弄されながらも江戸の町に生きる人々を、陰翳深く描く珠玉の作品集。
1.贈り物(★★★★☆) 好み……としかいいようがないなあ。
2.うしろ姿(★★★☆☆) 深い。
3.ちきしょう!(★★★☆☆) 珍しいパターンの話。こういうのがあるから藤沢さんはすごい。
4.はしり雨(★★★☆☆) 藤沢さんの手法としては珍しいが物語としてはまあありがちではある。
5.人殺し(★★★☆☆) 不思議な読後感。よくもこう特徴的なキャラクターを想像できるものだ。
6.朝焼け(★★☆☆☆) だめな人間を巧く描く、藤沢さんの得意技。
7.遅いしあわせ((★★☆☆☆) ちょっと難しいです。
8.運の尽き(★★★☆☆) くすりと笑える秀作です。
9.捨てた女(★★★★☆) 好み。
10.泣かない女(★★★★★) 夫婦ってのはあきらめがかんじんなのだぜ……どんな人生を送ってきたらこんな短編が書けるのか! -
“ 悲しみは沈まず、漂いつづける ”
なんとなく J ・ アーヴィングの 『ホテル・ニューハンプシャー』 を想起させる読後感。
希望と言うには余りに儚いが、それでも全編に救いはある。